不定期日記(2013) ネタは随時募集しております。ぜひ御一報下さい
【2013.12.12 大晦日】
早いもので、あっという間にこの日を迎えました。今年もいろんな方に御世話になり
ました。心から感謝と御礼を申し上げます。
エネルギー問題に関しては積もる思いがいろいろあるのですが、時間があまり無い
ので色素増感太陽電池だけに話を絞ります。下の動画は我々が大型液晶パネル作
製時に用いられる滴下法(One Drop Fill 法)を応用して、世界で始めて色素増感太
陽電池(DSC)に適用した例であります。過去に DSC モジュールを作製した例は沢
山あるのですが、日本が得意とするロボット技術の粋を集めて、今回初めて全自動
化に挑戦しました。
5年間の約束で頂いた最先端研究開発支援プログラムがスタートして残りあと3ヶ
月となりましたが、文字通り最先端の成果をお返しできたと自負しております。前政
権の“仕分け”とやらで予算が 1/3 に減り、期間も1年削られたため基板の印刷から
全てをインライン化することはできませんでしたが、それでも重要な核となる組み立
て技術を確立・実証することができました。
意地の悪いセンセイ方には「どうせ同じ機械を買ったら、よその国でも同じことがで
きちゃうんでしょ?」コメントを頂いたりもしておりますが、ここで使うガラス基板・シー
ル接着剤・電解液等は全てこの ODF 装置に合わせて開発されたものなので、見た
目をマネして機械だけ用意しても同じものが作れることは、、、当分ありません!
御想像頂ければと思うのですが、電解液に触れても硬化不良を起こさないシール
接着剤、大気圧開放時にズレたり差込みが起きないシール接着剤、ドライルーム内
でも揮発せずに精密に滴下できる電解液、焼成によって僅かに歪んだ FTO ガラス
板を落とさずにハンドリングするための操作条件、切断端面が綺麗でない FTO でも
位置出しができる画像処理のアルゴリズムの開発、etc. 振り返ればキリの無いほど
課題とトラブルが山積みでした。これら全てをクリヤした上で、ようやくモジュールが
出来上がります。
■Dye-sensitized solar cell module assembled by fully automated machine.
http://youtu.be/J8fmlJrdpGQ (2012.6.19)
■Dye-sensitized solar cell module, "Hatsuden-Miku"(発電ミク)
http://youtu.be/1r8WEWOn_Ik (2013.2.14)
以上のお話(=自己満足)は本HPでも時折御紹介してきたので目新しさは無い
かもしれませんが、ここで明るいニュースを1つ。本方式を用いたDSC製造設備が
既に国内の別な場所で稼働し始めております。上記のプロジェクトが形だけの国プ
ロで終わるのではなく、きちんと実のある技術として産業界へ橋渡しができつつあ
ることを嬉しく思います。
色素増感太陽電池の行く末に、こう御期待!
【2013.12.24 記事の御紹介】
■膨らむ「太陽光利権」 始まったバブル退治
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2004I_Q3A221C1000000/
(2013年12月24日付 日本経済新聞 Web刊)<
【2013.12.23 論文の御紹介】
ペロブスカイト型太陽電池、η=15.7% で記録更新です。
■Perovskite solar cells with a planar heterojunction structure prepared using
room-temperature solution processing techniques
(室温溶液プロセスで作製した平滑ヘテロ接合構造によるペロブスカイト太陽電池)
http://www.nature.com/nphoton/journal/vaop/ncurrent/full/nphoton.2013.342.html
(2013年12月22日付 nature photonics)
【2013.12.22 記事の御紹介】
■有機太陽電池の光電変換効率の理論限界をシミュレーション *OPV
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20131220/pr20131220.html
(2013年12月20日付 産総研プレスリリース)
■産総研、有機太陽電池の変換効率の理論限界を約21%と算出 *OPV
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131222/324220/
(2013年12月22日付 Tech-On!)
原文はこちら。産総研の関和彦さんですね。
【2013.12.19 受賞のお知らせ】
これも過去ネタで済みません。
■2013年最も輝く自然エネルギー大賞が決定! *DSC
http://jbpress.ismedia.jp/ud/pressrelease/52aa5fb56a8d1e7ce7000006
(2013年12月13日付 JB PRESS)
■ソーラーアワード2013 [テクノロージー部門] 蓄電機能がある色素増感太陽電池 *DSC
東京大学先端科学技術研究センター 瀬川浩司教授
http://www.solaraward.jp/award.html
http://www.solaraward.jp/hyoushou.html
主催:ソーラーアワード2013実行委員会
日時:2013年12月12日(木)15:30〜16:15
場所:エコプロダクツ2013 東京ビッグサイト東6ホール(6-903)
写真不可とか言う割には記事がほとんど無いス。
【2013.12.18 エコプロダクツ2013】
先週ネタで済みません。下はN山研究員に撮影をお願いした積水
化学さんのフレキシブル DSC です。 |
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でもって、当日私は別な会場におりました。某社の研究発表会、、、の打ち上げ。
相変わらず。
【2013.12.17 講演会のお知らせ】
■第3回 日射セミナー
http://eko.co.jp/
主催:英弘精機株式会社 環境機器事業部
日時:2014年1月30日(木)13:00〜17:00
場所:グランフロント大阪カンファレンスルーム
参加費:一般2,000円/学生1,000円(テキスト代含む)
【2013.12.16 NEDO成果発表会】
パシフィコ横浜にて。有機系は午後から。
[三菱化学]
・有機薄膜シングルセルで世界最高変換効率11.7%
・実証試験1:有機薄膜太陽電池のルーバーへの適用検証
竹中工務店にて実験中(板材アルポリック)→LED を点灯
・実証試験2:シースルータイプ、代々木パーキングエリア内 2F の窓への適用→LED を点灯
・2015年上市を目指す
[日本写真印刷]
・京都岡崎 DSC 搭載誘導灯
・緑色色素を開発
・集電線のデザインへの組み込み
・広告板への組み込みは両面受光タイプ
・2016年事業化を目指す
[日立造船]
・多色モジュールの検討・試作
・A4 サイズフィルム(両面受光タイプ)を東西向きに垂直設置
神奈川県農業技術センター
・Hitz 南港本社ロビーに展示
・Internet VPN 回線にてモニタリング
・農業用途:園芸ハウスの独立電源
・屋内用途:探索中
[シャープ/フジクラ]
・シャープ:集積型モジュール(高電圧)
・フジクラ:集電配線型モジュール(高電流)
・共通実証サイトにて検証
・20cm□→30cm□へスケールアップ(シャープ)
・角度依存性:低角度で効率はむしろ向上(シャープ)
・天候依存性:曇天でも効率が下がらない(シャープ)
・フィールドテスト南35度、南壁面、北壁面(フジクラ)
・北壁面設置では Si 太陽電池、CIGS よりも発電量が上回る(フジクラ)
・北壁面設置ではどんな天候でも発電量は他の太陽電池よりも上回る(フジクラ)
・1環境発電分野、2日射制限面での応用(フジクラ)
・小型電源用途のセルは H25/4月よりサンプルリリース:先行での実用化(フジクラ)
[太陽誘電]
・ビフレステック社と共同
・光ディスク型太陽電池セル(0.5〜1W/枚)
・小型→中型→大型(パネルシステム)へ
・夏の屋内窓辺では、セル温度が55℃以上に達する
・光ディスク型:キャンプ、登山などのポータブル電源
急速充電装置 micro USB と組み合わせる
リチウムイオンキャパシタ→リチウムイオン電池との組み合わせ
DVD-R のバルクケースに収納可
・2015年末に事業化判断
・中型パネル(〜100W、10m2)
■「平成25年度NEDO新エネルギー成果報告会」の開催
http://www.nedo.go.jp/events/FF_100048.html
ドレスト光子を利用したフォノンのアニール効果?
【2013.12.15 記事の御紹介】
■3Dプリンタだけが革命ではない、製造コスト低減に役立つ印刷技術 *DSC
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1312/17/news101.html
(2013年12月17日付 ITmedia)
■うす〜い太陽電池開発中 壁などに貼り付けOK 平成27年度の市販化目指す *DSC
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131215/biz13121501100000-n1.htm
(2013年12月15日付 msn 産経ニュース)
■積水化学工業、フィルム型のLiイオン2次電池と色素増感型太陽電池を出展 *DSC
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131213/322600/
(2013年12月13日付 Tech-On!)
【2013.12.11 来客にて】
元 JTouch 社(台湾)のチーフエンジニアだった Dr. Shyu さん。
Thank you for coming!
【2013.12.0 授業にて】
「全学体験ゼミナール」DSC の作製実習風景。
お疲れ様です>私。
【2013.12.0 防災訓練にて】
なぜここに?
【2013.12.9 JST 第2回 領域公開シンポジウム】
秋葉原にて。開会の挨拶は早瀬先生、特別講演は柳田先生です。
http://www.jst.go.jp/presto/solar/sympo/vol2.html
若宮先生、ペロブスカイトでη=11.7%、凄いですね。発表の皆様、お疲れ様でした。
【2013.12.7 蔵王キャンプ2】
ここ3週間、土日は毎回蔵王で合宿です。
Do you remember ZAO?
【2013.12.6 記事の御紹介】
■積水化学、高温焼成不要な色素増感太陽電池を開発、さまざまな基板で製造可能 *DSC
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20131210/256916/
(2013年12月10日付 日経BP 環境経営フォーラム)
■世界初!室温でフィルム型色素増感太陽電池の試作に成功 *DSC
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20131209/321544/
(2013年12月9日付 Tech-On!)
■世界初!室温プロセスでフィルム型色素増感太陽電池の試作に成功 *DSC
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1239078_2281.html
(2013年12月6日付 積水化学プレスリリース)
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・変換効率8.0%
・酸化チタン膜の形成にエアロゾルデポジション法「AD法」を活用
・ロール・ツー・ロール生産が可能
・2015年の太陽電池市場への参入を目指す
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■積水化と産総研、フィルム型の色素増感太陽電池を常温プロセスで作製 *DSC
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720131206eaah.html
(2013年12月6日付 日刊工業新聞 Business Line)
■積水化学、変換効率8%の室温プロセス フィルム型色素増感太陽電池を開発 *DSC
http://news.mynavi.jp/news/2013/12/06/107/
(2013年12月6日付 マイナビニュース)
■積水化学 低コストのフィルム型太陽電池試作に成功 *DSC
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131205/biz13120522270013-n1.htm
(2013年12月5日付 msn 産経ニュース)
イイネ!
【2013.12.5 講演会のお知らせ】
色素増感、有機薄膜、ペロブスカイト型太陽電池を含めた有機系太陽電池全般の
評価・計測を主題とした世界でも例の無い国際会議です。2回目の今回はオープンに
一般参加も可能な形としました。DSC 関連ではグレッツェル・ハグフェルト・ビスカート
先生らを含む蒼々たるメンバーが集まります。これを機会に交流を深めたい方はぜひ
御参加下さい。
【注】〆切は敢えて設定しておりませんが、事務局で確保したホテル部屋数が限られ
ているため、可能であれば来週月曜日まで 来週中までに下記ホテル予約ページ
からお申し込み頂けますと助かります。
*ハイシーズンのリゾート地なため、通常の宿泊料金は¥51,900/1泊になっており
ます。
*来年、現役を引退されるグレッツェル先生にお会いできる貴重なチャンスです。
さっぽろ雪祭り(2/5〜2/11)
【2013.11.29 記事の御紹介】
■諏訪東京理科大、色素増感電池用の二酸化チタン薄膜を電気メッキで作製 *DSC
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720131129eaaf.html
(2013年11月29日付 日刊工業新聞 Business Line)
【2013.11.27 試しにやってみた2】
御好評?頂いたので、今度は電解液も入れたセルの状態で色味を観察しまし
た、の図(by N山)。
お疲れ様です。
【2013.11.26 講演会のお知らせ】
参加希望者は要申込(無料)です。私の受付は今日時点で 30/250 番目でした。
■「平成25年度NEDO新エネルギー成果報告会」の開催
http://www.nedo.go.jp/events/FF_100048.html
日時:平成25年12月16日(月)10:00〜18:00
場所:パシフィコ横浜 会議センター5F
【2013.11.25 MKE】
昨年御紹介した DSC セル・モジュールメーカーの MKE 社。
現在は教育用キットに注力しているとのこと。YouTube にかなり具体的な作製例が
ありましたので御紹介致します。
■MKE 3" DSSC模組製造過程
/ 3" Dye-sensitized solar cell module manufacturing process
/色素増感型太陽電池モジュールの製造工程
http://youtu.be/Mg2wmz-S4VU
【2013.11.23 箕輪】
今日から雪上トレーニング開始。福島県猪苗代湖を目の前にした箕輪スキー場です。
0.080μSv/h
【2013.11.22 試しにやってみた】
お陰様で最近、いろんなデザイン・絵柄のモジュールを作製する機会が増えたの
で、色見本を作製してみました(by N山)。個人的には D358 の茜色と CYC-B11 の
えんじ色が好きです。あと、ここにはありませんが紫色を帯びた D149 の赤も綺麗で
す。
【2013.11.21 記事の御紹介】
■新型太陽電池開発のM・グレッツェル氏に米大学が再生エネルギー賞授与へ *DSC
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/KPW201311210001.html
(2013年11月21日付 朝日新聞 DIGITAL)
【2013.11.18 アルドリッチ】
「Plexcore社の有機太陽電池作製キット「PV2000」が発売になりました。キットに含
まれる光活性インクとホール輸送インクの2種類の溶液(各25ML)によって、約6%の
OPV効率のデバイスを作製することができます。」
マジっすか?
【2013.11.16 Fischer】
冬シーズン到来。夏期のトレーニングも終わって、つかの間の何も無い休日です。
ちょうどタイミング良く板と靴がオーストリアから届きました。太陽電池とは一見無関
係に思えますが、ここ最近のトレンドとして靴は熱可塑性樹脂を用いてユーザー個
別の足形に合わせてフルフォーミングするようになっております。そう、日本では「ハ
イミラン」という商品名でお馴染みのデュポン製アイオノマー樹脂が使われておりま
す。*溶けきらないよう、70℃×10min 加熱します。SALOMON の場合は 80℃×7min 程度。
競技スキー用の靴はカタログ販売が基本なので店頭で見かけることは少ないので
すが、外観は一般向けとそれほど変わらないものの、比較にならないほど入念な調
整とフィッティングを行い仕上げていきます。時間と手間を掛けて(ン時間!)、とても
採算合わないはずですが、それでも選手用は別枠で対処して下さいます。
板は板で、これまた細心の注意を払って金具を取り付けます。特殊な治具を用いて
位置決めをし、ポンチを当てた後に専用ドリルで孔開け加工。いろいろな“こだわり”
が、どことなく FTO ガラスの加工に通じるものがあります。レース用板の表面は加飾
がされてないのであまり高そうには見えませんが、心臓によろしくないハイエンド価
格です。金具は、、、工芸品ですね。うっとりするほど美しいです。
お陰様で、これでようやく戦う準備が整いました。来年は実質中学校生活最後の大
会となるため、全力で挑みます。
H山さん、本当に心から感謝御礼申し上げます。
【2013.11.15 浜松ホトニクス】
リクエストがあったので御紹介させて頂きます。大気圧下で電子線照射できるのが
メリットなので、シール剤に応用すればヨウ素溶液に触れたままでも (1) 開始剤無し
で (2) UV よりも高速に固めることができるはずです。自分だったら真っ先にフィルム
状 DSC に試しますね。
お知らせありがとうございました!
【2013.11.14 NEXT PV Project Day3】
今日は有機系太陽電池のワークショップ。下は新旧 collaborator & supervisor
(Professor Thierry TOUPANCE@Bordeaux)。
【2013.11.13 Perovskite solar cells by DYENAMO】
気が付いたら1週間ぶりの更新になってしまいました。スウェーデンのダイナモ社か
ら、ペロブスカイト太陽電池材料の御案内です。CH3NH3PbI3 塩がそのままの状態で
販売されています。
■Components for "Perovskite solar cells"
http://dyenamo.se/dyenamo_perovskite_components.php
【2013.11.12 NEXT PV Project】
フランスから。視察団他、いろいろ。
【2013.11.8 仙台にて】
金曜日、帰省がてら久々にアースクリン東北を訪問(3年ぶり!)。除湿ローターに
温風を当てるだけという「デシカント型空調」は、究極の省エネシステムとして着実に
日の目を浴びつつあります。*欠点は装置が大掛かりになること
キモになる除湿剤は、本来太陽電池用を目指して開発した「スポンジ酸化チタン」
です。従来のシリカゲルが細孔内での化学吸着による発熱を伴った水の吸着を行う
のに対して、スポ酸は毛細管力による(発熱の少ない)物理吸着によって空気中の
水分を吸着するため、再生時に必要な熱量が劇的に少なく、かつ水分の除去速度
も質量当たりで2〜3倍高速になります。
【2013.11.7 記事の御紹介】
■九州工大、電解液漏らさない色素増感太陽電池を作製 *DSC
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/NKK201311080009.html
(2013年11月7日付 朝日新聞DIGITAL)
■「音楽を聞かせると太陽電池の出力が上がる。
クラシックよりポップスのほうが効果的」英研究チーム
http://sustainablejapan.net/?p=4632
Safa Shoaee et al., Advanced Materials (2013) DOI:10.1002/adma.201303304
(2013年11月7日付 SJNニュース)
O様、お知らせありがとうございました!
【2013.11.2 記事の御紹介】
■九工大、完全封止できる円筒型色素増感太陽電池を開発 *DSC
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/05/035/
(2013年11月5日付 マイナビニュース)
■色素増感太陽電地の「完全封止」成功 ソーラーシェアリングでの利用に期待 *DSC
http://www.kankyo-business.jp/news/006141.php
(2013年11月1日付 環境ビジネス オンライン)
■完全封止できる円筒型色素増感太陽電池を開発 *DSC
国立大学法人 九州工業大学
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131031-2/
(2013年10月31日付 JST プレスリリース)
【2013.11.1 PVSEC-23(台湾)Day5】
最終日、に限って DSC の発表が2件。フジクラさんと荒川研。今回、荒川研はスタ
ッフ・学生含めて総勢9名での参加です。イイネ!
プログラム後半だからというわけではないのですが、c-Si/PEDOT:PSS を組み合わ
せたセルやグラフェンを用いたオールカーボン太陽電池等、分類不明の発表がいく
つかありました。玉石混淆の印象。短絡電流密度が 46mA・cm-2 とか、理論値を恐ら
く越えていると思うのですが、、、まぁ、いいんですけど。
今年の電気化学会もそうでしたが、面白い材料を持ちながらも太陽電池の作製と
評価に不慣れなため「惜しい」発表になっているケースをちらほらと見掛けます。
次回、PVSEC-24 は WCPEC-6 や 41st IEEE PVSEC・30th EU PVSEC とも共催で
2014年11/23-27 に京都で行います。再会(サイチェン)!
【2013.10.31 PVSEC-23(台湾)Day4】
大事な報告を忘れておりましたが、注目の(?)ペロブスカイト型太陽電池について
は、会期中、記録更新等の進捗は無し。他者からも追試のような発表が1件だけで
した。
これ、先月の EU-PVSEC の時も同じでして、1800 件ものアブストラクトの申し込み
があった中で、ペロブスカイトについてはポスター発表が1件だけでした。PVSEC は
もともと有機系の発表が少ないという事情はありますが、5 月の HOPV で紹介され
から既に半年余り経ちますので、 関心が高い割に、、、後のご判断は皆様にお任せし
たいと思います。
台北は心地よい都会ですね。
【2013.10.30 PVSEC-23(台湾)Day3】
DSC 他、精力的に情報収集。
【2013.10.30 記事の御紹介】
もったいないですね(いろんな意味で)。先月の EU-PVSEC では日本を代表してひ
な壇に上がって特別講演をされていたのに。
セレンのロスを抑え、かつガラス基板との密着性を向上させる目的で熱処理温度を
下げて、代わりに熱拡散ができなくて不足するNa(キャリア密度→Vocを上げるため
に必要)を別行程のスプレー方式でドーピングするなど、ユニークな取り組みをされて
いたんですけどね。
■ホンダ、太陽電池から撤退 熊本の事業会社を解散へ
http://www.asahi.com/articles/TKY201310300601.html
(2013年10月30日付 朝日新聞 DIGITAL)
■ホンダ、太陽電池から撤退 電子部品子会社を日本電産に売却
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/ma.aspx?g=DGXNASDD300N6_30102013TJ2000
(2013年10月30日付 日本経済新聞 Web刊)
■ホンダ、太陽電池事業から撤退「事業計画がある意味甘かった」
http://response.jp/article/2013/10/30/209682.html
(2013年10月30日付 Response.)
量産化に向けた開発秘話は以下のサイトで読むことができます。
■ホンダが挑むCIGS太陽電池【1】「ゼロから1を生む」社風を体現
■ホンダが挑むCIGS太陽電池【2】優秀な若手を確保、量産に着手
■ホンダが挑むCIGS太陽電池【3】事業化を決定するも、量産に技術の壁
■ホンダが挑むCIGS太陽電池【4】「山ごもり」で工程全体の最適化へ
世界最高レベルの CIGS モジュールだったのに。
【2013.10.29 PVSEC-23(台湾)Day2】
セッションが分かれて専門的な講演は今日から始まるのに、早くも週末感が漂う会
議に。今回の私は DSC 抜きでソーラーシミュレータの校正法(DSR Method)に関す
る発表なのですが、これが無ければエントリーはしなかったと思います。
PVSEC は基本、シリコン系のお祭りなので仕方ないですね。
予定調和的なトピックとしてはシャープさんが c-Si で効率η=24.7% を発表して世
界最高記録を更新した模様。目標値の 25% まであと僅かです。
DSC については地元台湾中央大学の Wu 先生が CYC-B11 の改良型色素 B18(
厳密には SJW-B18)を披露。構造の詳細は非公開でしたが、既に Angewandte に
投稿済みです。お楽しみに。
【2013.10.28 PVSEC-23(台湾)Day1】
c-Si マーティン・グリーン、OPV ヤン・ヤン、DSC は M. グレッツェルという鉄板・鉄壁
の布陣で会議が始まりました。産業界を代表して c-Si でお馴染みの MOTECH 社(
台湾)からも講演があったのですが、印象的だったのは以下のコメント。
・「銀の値段は常に注視している。なぜならシリコンセルの値段は銀(配線)の値段と
同じだからだ。」
・「銀の値段は予測がつかない(unpredictable)」
多結晶シリコンのインゴットのトレンドは第 5 世代から 6 世代目にシフトしつつあるよ
うです。
グレッツェル先生の講演はここ最近の傾向ですが“メゾスコピック(mesoscopic)”,
“足場(scaffold)”という言葉が多用されていました。ペロブスカイト型太陽電池も DSC
技術の延長上にあるという主張です。従来の DSC もサウジアラビアの砂漠で?モジ
ュールの実証試験を行ったようで、着実に歩を進めている印象。
資料(いろいろ)ありますので、ご興味ある方は私までお問い合わせ下さい。
【2013.10.26 移動日】
【2013.10.25 講演会のお知らせ】
一応、アップしておきます。
【2013.10.24 新メンバーです】
事後報告で申し訳ございません(またですか?)、そうです、10/1 付けで元岐阜大・
箕浦研の野々村一輝さんが瀬川研に配属となりました!
ご紹介遅れて本当に申し訳ございません。ちょうどね、私がパリ出張の最中に来
られたんですよね。本HPでも時々顔を出させて頂きましたが、修士卒業後にドイ
ツのギエッセン大学で学位を取得。更にスウェーデンのウプサラ大学へ移籍して
A.Hagfeldt 教授の下で約5年間博士研究員を務め、その後シンガポールのナンヤ
ン工科大学でシニアリサーチフェローを勤めておりました。事情により約1年程度の
滞在になりますが、よろしくお願い致します。
箕浦先生、見てますかー? (^^;)
【2013.10.23 講演会のお知らせ】
事後報告で申し訳ございません、下記のような講演会がありました!, sorry
「何で(私のHPで)アナウンスしてくれないのよ?」お叱りを頂いてしまいましたが、
申し訳ございません。ここ最近日々の仕事に忙殺されていたのと、そもそも自分が関
わる講演会を積極的にPRするのは躊躇いがありました故、いろいろ。
とは言え、特に大きなアナウンスもなく主催の KAST のHPを見てもリンクすら無い
にも関わらず定員オーバーの 70 名が集まっておりました故(凄いね)、結果オーライ
でございます。 (^^;)
KAST の皆様、お招き頂きどうもありがとうございました。
【2013.10.21 記事の御紹介】
取りこぼし記事です(済みません)。
■東大・瀬川浩司氏【有機系太陽電池】 *DSC
検証 FIRST 最先端研究開発支援プログラム
色素増感太陽電池 変換効率13%達成
(2013年10月10日付 日刊工業新聞23面)
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H塚様、ありがとうございました。
【2013.10.20 第3期オニコウベ・サマーキャンプ】
雨なので屋内でトレーニング。
【2013.10.18 出前授業 in 長野】
若狭先生のお招きにより、長野県松本工業高等学校にて出前授業を行いました。
JST のサイエンス・パートナーシップ・プログラム (平成25年度採択)の一環でござい
ます。
本件に限らず、謝礼等のお気遣いは不要ですので、他に学校・教育関係者で「うち
にも来て欲しい」といったご要望がありましたら、お気軽に声を掛けて下さい。国内外
を問わず(英語でも日本語でもOKです)、お邪魔させて頂きます。
*バスの赤玉ペイントは松本市出身の草間彌生氏によるものです
若狭先生、いろいろ御対応頂きありがとうございました。
【2013.10.17 記事の御紹介】
■物材機構、色素増感太陽電池の吸着構造を解明 *DSC
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720131017eaag.html
(2013年10月17日付 日刊工業新聞 Business Line)
■自然に学ぶものづくり 次世代有機系太陽電池の開発者に聞く
「自然に学ぶものづくり」とは? *DSC
http://ps.nikkei.co.jp/sekisui2013/index.html
(2013年10月16日付 日経新聞 電子版特集)
【2013.10.11 来客】
フランス政府特命原子力最高顧問、かつ原子力・代替エネルギー庁長官でもある
Yves Brechet 教授他御一行様にお越し頂いて、DSC の研究開発現場を視察して頂
きました。
【2013.10.17 シリコンPV】
下の写真は、とあるスジから入手した単結晶シリコン太陽電池です。私の授業で使
います。サンプルを手渡しで回覧して頂き、途中、誰かが必ず壊すことになるわけで
すが、素子の薄さと物理的な脆さを身をもって体験して・驚いてもらおうという趣旨で
す。意地悪でしょ?
ラミネートされる前のセル(ウエハー)をバラで入手するのは結構困難なので、太陽
電池の「先生」であっても触れたことが無い方が意外に多いのですが、学会で議論さ
れるような「ン十年持ちます」等のタフなイメージからはほど遠く、本当に、、、脆いです。
素子の状態でリサイクルするのが現実的で無いことも直ぐに理解できます。
結果、実際の商品にする場合は強化硝子を上に敷いて保護しなければならないわ
けですが、「(太陽電池パネルは)踏んでも割れない」という説明は本末転倒ですね...。
「(ウエハー)ここだったら買える」情報ありましたら、ぜひお知らせ下さい。
【2013.10.16 講演会のお知らせ】
今日予定しておりました教養学部での講演会は台風のため中止(→延期?)にな
りました。足を運んで頂いた方、大変申し訳ございませんでした。
キャンパスは銀杏祭りに。
【2013.10.15 講演会のお知らせ】
参加費は無料ですが、定員の〆切がありますので早めにお申し込み下さい。
私は受付17番でした。
【2013.10.14 体育の日】
「第5回丸沼高原サマースキー技術選手権大会」。とりあえず6位入賞、乙。
群馬、遠い〜。
【2013.10.9 講演会のお知らせ】
急な呼びかけで恐縮ですが、来週火曜日に分子・結晶・各種マテリアルモデリング
の計算機シミュレーションソフト説明会を開催致します。
ソフトは CD-R で御提供頂きましたので、各自の PC (Windows7 推奨) に事前にイ
ンストールして自由に試すことが可能です(11/28 まで有効なデモ用ライセンスのパ
スワードを発行して頂きます)。参加資格は特に問いません。お近くで直ぐに来られる
方、御興味のある方はぜひお集まり下さい。マニュアル等、一式ありますので uchida
までお知らせ頂けますと助かります。
■「Materials Studio (R6.1)」使用説明会
〜太陽電池材料を対象とした計算機シミュレーション〜
主催:ダイキン工業株式会社
日時:2013年10月15日(火)13:30-15:00
場所:東京大学先端科学技術研究センター map
(3号館南棟 6F, 661セミナー室)
連絡問い合わせ担当
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
門田 直司 (Naoshi Kadota)
ダイキン工業株式会社 電子システム事業部 営業部 SCグループ
E-mail kadota@comtec.daikin.co.jp
TEL 03-6716-0460 FAX 03-6716-0240
〒108-0075 東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル(12階総合受付)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
http://accelrys.co.jp/products/materials-studio/
http://www.comtec.daikin.co.jp/SC/prd/ms/
|
【2013.10.10 漢陽大学 in Seoul】
Yong Soo Kang 先生のお招きで漢陽大学へ講義に出掛けました。カムサハムニダ。
【2013.10.8 授業開始】
10月から後期課程の授業が始まりました。今年はいろいろ、盛り沢山なんですよね。
東大生、羨ましス...。
【2013.10.7 CEATEC2013】
後から日記になりますが、私の代理でN山研究員に写真撮影をお願い致しました。
今年はぱっと見、OPV も含めて有機系太陽電池が見あたらず。唯一、太陽電池材料
として超薄膜 FTO ガラスがあったくらい。この 10 年間で初めてではないでしょうか?
なんだかなぁ。 シャープさんがモジュールを展示されておりました。
【2013.10.3 EU-PVSEC Day4】
今日は実質の最終日。午後いっぱい、有機太陽電池 Day。写真は一通り撮りました
ので、時間があれば後で簡単なレビューをしたいと思います。以下、いつものメンバー。
あー、そうそう。恥ずかしくて黙ってようと思っていたのですが、ネタばらししますね。
私、昨夜おまわりさんに捕まりました! ブログなら炎上モノですね。はは。
バンケット会場から送迎バスに乗って降りた先、自分のホテルまでまだ 3km ほどあ
ったのですが、悩んだ末に徒歩で帰ることにしました。がしかし、歩くにはあまりにも
不自然な、人通りの無い高速道路のような道だったため、不審者と思われた模様。
がしかし、親切にも身分証の提示等もなくそのままパトカーで送って頂きました。
感謝感謝でございます。Merci!
【2013.10.2 記事の御紹介】
■シャープ、色素増感型太陽電池で変換効率11.9%を達成 *DSC
http://www.asahi.com/tech_science/nikkanko/NKK201310020008.html
(2013年10月2日付 朝日新聞 DIGITAL)
【2013.10.2 EU-PVSEC Day3】
KAST&コニカミノルタ&東大共同研究のポスター発表3件目。
夜はリヨン駅構内のレストラン「ル トランブルー(青い列車)」にてバンケットです。
1900 年のパリ万博開催に合わせて作られた、歴史ある建物です。
写真を見て「あっ」思われた方、そうなんです。元廣さん、失礼、元廣先生。豊田中
研を退職されて昨年より名古屋大学のグリーンモビリティー連携研究センターにて教
授に就任されていたんですね。おめでとうございます!
この4日間で使った現金が、まだたったの35ユーロ。300も要らなかったな...
【2013.10.1 EU-PVSEC Day2】
なか日。KAST のメンバーと合流、Welcome reception へ。
【2013.10.1 記事の御紹介】
ほんとに。原発事故の汚染処理と言い、それこそ過去に遡れば戦争末期の特攻隊
と言い(今は被爆作業員ですな)、誰も責任を取らず、誰も決断できずに被害だけが
どんどん拡大していくんですよね。
■風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男
http://mainichi.jp/opinion/news/20130826ddm003070155000c.html
(2013年8月26日付 毎日jp)
脱原発、行って納得、見て確信−−。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフィン
ランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。
原発がどうしても必要なら東京に作ったらよろし。クリーンで安全なんでしょ?
【2013.9.30 EU-PVSEC Day1】
ボンジューーール! 今回すったもんだありましたものの、私ポスター発表です。恐ら
く2008年の ECS214 以来、5 年振り。まぁ、いいんですけど。更に内容が太陽電池性能
の校正技術の1つである「絶対分光感度法(DSR法)」で、色素増感の“し”の字もあり
ません。PVSEC は Abstract の収録数だけで 1800 件を越える、お化け国際会議です。
私は行けませんでしたが、今日から CEATECですよね? ロームさんが DSC ではなく OPV を展示されてい
るとか?? どなたか、詳細情報求みます!
【2013.9.29 移動日】
今から EU-PVSEC(パリ)に出かけます。
、、、着きました。パリなので飛行機の乗り換えは無し。おまけにホテル (Ibis CDG
Airport Hotel) は空港敷地内にあるので、超楽ちん。インターネットと朝食は無料でし
た。こりゃー、有り難い。
2013/09/27-28 2013年電気化学秋季大会 (大岡山) *参加
【2013.9.24 講演会のお知らせ】
3件御紹介。前者は今日!と明日ですが、まだ空席があるそうです(無料)。お時
間ある方、ぜひ御参加下さい。
■テクノロジーフォーラム
エネルギー・環境分野を対象とした材料とその評価・分析技術
主催:Nature Publishing Group・一般財団法人材料科学技術振興財団 (MST)
日時:2013年9月24日(火)・25日(水)
場所:アキバホール(〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3)
|
■光化学応用講座 次世代光電変換技術への応用2013 再掲
主催:光化学協会 共催:有機系太陽電池技術研究組合
日時:2013年10月1日(火) 10:00〜17:00
場所:東京大学先端科学技術研究センター 環境・エネルギー研究棟 ENEOSホール
(目黒区駒場4-6-1 東京大学駒場第二キャンパス)
プログラム:
10:00 はじめに
10:10-11:10 有機ラジカル型色素増感太陽電池‐電荷輸送の基礎
と応用:小柳津研一(早稲田大学)
11:10-12:10 ペロブスカイト有機金属化合物を中心とする有機無機
ハイブリッド太陽電池:宮坂力(桐蔭横浜大学)
13:30-14:30プリンタブル無機有機ハイブリッド太陽電池:早瀬修二(九州工業大学)
14:30-15:30半導体量子ドット増感太陽電池?基礎データの集積:豊田太郎(電気通信大学)
15:30-16:30 ナノ構造を制御した量子ドット太陽電池:久保貴哉(東京大学)
16:30-17:00関連製品紹介および展示説明:装置メーカー各社
|
■次世代エネルギー技術の創成に向けて
エネルギー・環境分野を対象とした材料とその評価・分析技術
主催:東京大学教養学部附属教養教育高度化機構環境エネルギー科学特別部門
日時:2013年10月16日(水)
場所:東京大学教養学部 18号館ホール
プログラム
13:30 開会
13:40「蓄電池技術で支えるグリーンで安全・安心な社会
−未来社会のための蓄電技術の挑戦−」
首都大学東京大学院 都市環境科学研究科 教授 金村 聖志 氏
14:45「メタンハイドレート:開発の現状と最先端の研究について」
(独)海洋研究開発機構 海底資源研究プロジェクトリーダー 木川 栄一 氏
15:50「再生可能エネルギーと福島新拠点」
(独)産業技術総合研究所企画本部 企画副本部長 大和田野 芳郎 氏
17:00 閉会 |
【2013.9.20 記事の御紹介】
新規ドナー材料(N-P7)でη=10.6%
M野様、記事ありがとうございました。
■高効率の太陽電池 大型装置使わず作製
東大など ナノチューブシート蜂の巣状に
(2013年9月11日付 日経産業新聞6面)
H塚様、記事ありがとうございました。
【2013.9.19 お誕生日の御紹介】
柳田先生、お誕生日おめでとうございます。(^^;)
【2013.9.11 分光計器訪問】
新しい装置ができたので見に来ませんか?というお誘いを頂いたので、北八王子
駅へ足を運びました。本HPでは【分光感度測定装置 2001.5.16】以来、実に12年振
りの訪問です。懐かしい〜。 しみじみ
先日の PV Japan (2012.7.24) でも少し触れましたが、材料のイオン化エネルギー
(仕事関数)を測定するための装置です。理研計器の AC-3 と違って大気圧下で測
定できない→無論、液体物等も無理等の制約はありますが、安定して〜9.5V まで測
れるというのは大きな魅力です。
試しに酸化チタンの P25 を測定しましたが、最初に得られる 5.0V のピークとは別
に<恐らく>ですがバルクから得られる本来の 7.4V がきっちりと確認できました。
「そんなにいい装置なら、なぜ今まで世の中に無かったのか?(内田)」という質問
ですが、サブフェムトアンペア!まで測れる安価で精密な電流計がそれまで無かった
ためだとか。気になる方はぜひ下記近藤様までお問い合わせ下さい。
------------------------------------------
分光計器株式会社
近藤 克彦
------------------------------------------
BUNKOUKEIKI Co.,Ltd.
Katsuhiko Kondo
k-kondo@bunkoukeiki.co.jp
03-5428-5536(tel)
03-5428-5538(fax)
1-15-3-715,Dougenzaka,Shibuya,
Tokyo,JAPAN
------------------------------------------
【2013.9.15 記事の御紹介】
このネタ、ちょっと笑える。
【2013.9.13 記事の御紹介】
■自発光看板:色素増感太陽電池搭載、近江八幡市役所などに2基 *DSC
アスクネイチャー、実用化へ試験的に設置 /滋賀
http://mainichi.jp/area/shiga/news/m20130912ddlk25040502000c.html
(2013年9月11日付 毎日jp)
【2013.9.12 論文の御紹介】
先日 EURO MRS で口頭発表があった Snaith らの文献です。ペロブスカイトで
VOC=1.07 V, JSC=21.5 mA・cm-2, FF=0.68, η=15.4 %。ナノ多孔体は無し、デュアル
ソースの蒸着機でペロブスカイト層を形成しています。
■Efficient Planar Heterojunction Perovskite Solar Cells
by Vapour Deposition
M. Liu, M.B. Johnston and H.J. Snaith
Nature, 268, 226-228 (1977) doi: 10.1038/nature12509
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【2013.9.11 色素増感の起源】
先日とある公演先で御指摘頂いたのですが(ありがとうございます)、セルの形にな
る以前の色素増感“光電極”については調べると結構論文がありますね。アンカーが
カルボン酸ではありませんが最初に光起電流を報告しているのが藤平先生(1977)。
■Photocell using covalently-bound dyes on semiconductor surfaces
M. Fujihira, N. Ohishi abd T. Osa
Nature, 268, 226-228 (1977) doi:10.1038/268226a0
次いで今、DSCで主流になっている TiO2/Ru-COO- 系が Goodenough から報告
があります(1979)。
■Chemical modification of a titanium (IV) oxide electrode
to give stable dye sensitisation without a supersensitiser
S. Anderson, E.C. Constable, M.P. Dare-edwards,
J.B. Goodenough, A. Hamnett, K.R. Seddon and R.D. Wright
Nature, 280, 571-573 (1979) doi:10.1038/280571a0
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【2013.9.10 お誕生日の御紹介】
宮坂先生、お誕生日おめでとうございます。(^^;)
【2013.9.10 記事の御紹介】
「コバルトレドックス電解質に、ある種のイオン導電ポリマーを添加すると、
セル効率が20%向上する...」
ハグフェルト研ですね。
【2013.9.9 取材中】
某経済紙。珍しく対談形式の取材でした。松本さん、お疲れ様ス。
【2013.9.4 セミナーのお知らせ】
■第12回 英弘シンポジウム 「太陽光発電事業の展望」
主催:英弘精機株式会社 環境機器事業部
日時:2013年10月15日(火)
場所:如水会館(東京都千代田区一ツ橋)
参加費:一般2,000円/学生1,000円(テキスト代含む)
プログラム
・「再生可能エネルギー時代の主役 ―太陽光発電―」
東京工業大学 ソリューション研究機構 特任教授 黒川 浩助
・「ソフトバンクグループのクリーンエネルギーに関する取り組」み
ソフトバンク株式会社 社長室長 嶋 聡
・「PVシステムの直流電気安全の課題」
JX日鉱日石エネルギー株式会社 エネルギーシステム開発部
石井 隆文、福田 靖
・「メガソーラーにおける導入検討、保守運用技術」
株式会社NTTファシリティーズ 研究開発本部 パワーシステム部門
島陰 豊成
・「集光型太陽光発電システムの実環境下における出力特性」
宮崎大学 工学教育研究部 電子物理工学科 准教授 西岡 賢祐
・「気象と発電状況の関連、EKO・あみソーラーパークを例として」
英弘精機株式会社 技術研究所 部長 竹内 栄治
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【2013.9.3 講演会のお知らせ】
電気化学会のプログラムが公開されております。DSC は 9月27日(金) 終日、ペロブ
スカイト/ハイブリッドは 28日(土) の午前ですね。
久しぶりに DSC 関係の研究発表件数の推移をグラフ化したのですが、今回は 32 件
とやや少なめですね。
■2013年電気化学秋季大会
主催:電気化学会
日時:2013年9月27日(金)〜28日(土)
場所:東京工業大学大岡山キャンパス
(東京都目黒区大岡山2-12-1)
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【2013.9.2 講演会のお知らせ】
振るって御参加下さい。
■光化学応用講座 次世代光電変換技術への応用2013
主催:光化学協会 共催:有機系太陽電池技術研究組合
日時:2013年10月1日(火) 10:00〜17:00
場所:東京大学先端科学技術研究センター 環境・エネルギー研究棟 ENEOSホール
(目黒区駒場4-6-1 東京大学駒場第二キャンパス)
参加費:非会員 15,000円
光化学協会正会員、賛助会員、一般学生 7,000円、
光化学協会学生会員 2,000円 (いずれもテキスト代を含む)
定員:約100名(定員に達し次第締め切ります)
参加申込方法:住所、所属、氏名、電子メール、電話番号、
所属学会を明記し、以下のアドレスに電子メールでお申し込みください。
申込先:〒153?8904東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学先端科学技術研究センター附属産学連携新エネルギー研究施設 久保貴哉
TEL/FAX: 03-5452-5140
E-mail: ukubo@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
プログラム:
10:00 はじめに
10:10-11:10 有機ラジカル型色素増感太陽電池‐電荷輸送の基礎
と応用:小柳津研一(早稲田大学)
11:10-12:10 ペロブスカイト有機金属化合物を中心とする有機無機
ハイブリッド太陽電池:宮坂力(桐蔭横浜大学)
13:30-14:30プリンタブル無機有機ハイブリッド太陽電池:早瀬修二(九州工業大学)
14:30-15:30半導体量子ドット増感太陽電池?基礎データの集積:豊田太郎(電気通信大学)
15:30-16:30 ナノ構造を制御した量子ドット太陽電池:久保貴哉(東京大学)
16:30-17:00関連製品紹介および展示説明:装置メーカー各社
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【2013.8.30 記事の御紹介】
「色素増感太陽電池において、高価な白金材料を使わずに済む日がくるかもしれ
ない」は誤解ですね。グラフェンを持ち出すまでもなく、普通にカーボン電極で9割以
上の性能は出ますから。そもそも(燃料電池と違って)面積当たりの使用量が格段
に少ないですし、値段から言えばグラフェンの方が遙かに高価です。
■米大学が“3Dグラフェン”を開発、太陽電池の低コスト化を進める鍵に *DSC
http://eetimes.jp/ee/articles/1308/29/news055.html
(2013年8月29日付 EETimes)
■3D Graphene: Solar Power's Next Platinum?
http://www.mtu.edu/news/stories/2013/august/story94626.html
(2013年8月21日付 Michigan Tech)
以下は自分のメモ(授業)用。太陽電池は直接関係なし。今なお「原発の発電コス
トは安い」主張している御用学者は先端研関係者にもいます。いつになったら目が...。
■「脱原発、正しかった」 メルケル独首相が福島に言及
http://www.asahi.com/international/update/0902/TKY201309020042.html
(2013年9月2日付 朝日新聞 DIGITAL)
■(原発利権を追う 東電OBの告白:上)もう、ウソはつかない
http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201308270700.html
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308270683.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_TKY201308270683 *「真相は検事に話さなかった」
(2013年8月28日付 朝日新聞 DIGITAL)
■風知草:小泉純一郎の「原発ゼロ」 *昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど
http://mainichi.jp/opinion/news/20130826ddm003070155000c.html
(2013年8月26日付 毎日jp)
■英国:原発「解体先進国」 稼働26年、廃炉に90年 *福島は30年???
http://mainichi.jp/select/news/20130819k0000e030145000c.html
(2013年8月19日付 毎日jp)
■米原発に「経済性」の壁 計画凍結・撤退相次ぐ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM03013_V00C13A8FF1000/
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/802.html
(2013年8月6日付 日本経済新聞 Web刊)
■イタリアの原発廃炉事業はどれだけの雇用を生み出すか
http://wired.jp/2013/05/06/nuclear-plant-employment/
(2013年5月6日付 WIRED)
■福島第1原発の廃炉、30-40年より早期の確約は不可能=IAEA部長
http://jp.reuters.com/article/jp_energy/idJPTYE93L05020130422
(2013年4月22日付 REUTERS ロイター)
■原子力の扉はこうして開けられた 敗戦から「原子力予算案」の成立まで *ここから原発の建設は始まった
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110916/222663/?P=1
(2011年9月21日付 日経ビジネス ONLINE)
【2013.8.29 記事の御紹介】
理系女子(リケジョ)応援サービスを提供する講談社のサイトのDSC記事第二弾で
す。第一回目の記事「次世代太陽電池はカラフルでおしゃれ!?」はなんとアクセス
数6位につけています。ミクパワー?w
【2013.8.28 講演会のお知らせ】
■エネルギー・資源技術部会 資源代替材料分科会講演会
主催:公益社団法人 新化学技術推進協会
日時:2013年9月19日(木) 15:00〜17:00
場所:新化学技術推進協会会議室 東京都千代田区三番町2番地 三番町KSビル2F
参加費:会員・コラボレーションメンバー:無料
上記以外:10,000円
講師:柳田 祥三 氏 大阪大学名誉教授
演題:「経済的かつ安心・安全エネルギー世界の構築」
要旨:東北大震災直後の6月JACIエネルギー資源技術部会で「安心・安全の
エネルギー世界の構築:太陽光発電の今日と明日」と題する講演をさ
せて頂いた2年後の今日、電力用エネルギー資源を考える時には、
安心・安全に加えて経済性を欠いてはいけないことを痛感する。
再生可能エネルギーの一つであるシリコン系メガソーラーも経済性で
大きな課題に直面していると視る。経済性に裏付けられたエネルギー
資源技術には,Energy Profit Ratio:{EPR = 出力/入力}に基づく
「エネルギーも地産地消」が原則となる。当分科会のコンセプト
である「資源代替材料」、「賢ーマテリアル」との関連にも言及し、
経済的かつ安心・安全なエネルギーのための我が国のソルーション
技術を産官学の研究者と共に考えたい。
参加申込み:公益社団法人 新化学技術推進協会のホームページよりお申し込み
ください。 http://www.jaci.or.jp
申込み締切 7月10日(水)
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【2013.8.25 ピスラボ、サマースキー】
インド→東京→仙台→東京→NJ→仙台→東京→シンガポール→東京→仙台と飛
行機/新幹線を乗り継いで、帰国早々山形です。仙台から 2.5 時間、海沿いの酒田
市にある松山スキー場人工ゲレンデ。毎年改良が進んで、かなり本物に近い雪質?
で滑れます。
一般のレジャー客は皆無で、9割方が選手(→トレーニング)です。
【2013.8.23 15ACC at Singapore, Day4】
最終日、Organic Semiconductor な1日。導電性液晶でお馴染みの加藤先生@東大
やニトロオキサイド・ラジカルの西出先生@早稲田などなど。
皆様、お疲れ様でした!
【2013.8.22 15ACC at Singapore, Day3】
今日は DSC の日。化学が主題の会議とは言え、セッションの1つに Dye-sensitized
と銘打ってプログラムが組まれるのは珍しいかも。
懐かしいことに、私がまだ東北大の助手時代に NUS の Seeram 研でポスドクをさ
れていたアブヒさん(Dr. Abhishek KUMAR@Cambridge)が OPV の発表をされていま
した。
下の写真は昨夜訪問したシンガポール・ナンヤン工科大学 NTU のグレッツェルラ
ボ、スボー(Subodh)研です。御多分に漏れずペロブスカイト型ソーラーセルに注力し
ており、追試で既に 12% が得られているとのこと。あれやこれやとノウハウを伝授 (?)
頂きました。
【2013.8.21 15ACC at Singapore, Day2】
今日は OPV の日。写真が“いかにも”なのは学会会場がリゾート地にあるためで、
ひとたび外に出ますと、通りを行き交う人々と服装のミスマッチが痛々しいです。はは。
海パン持ってくれば良かった...。
ありえねー。w
【2013.8.20 15ACC at Singapore, Day1】
真夏のインド→真冬のニュージランド→真夏のシンガポール、各合間に東京→
仙台→東京ということで、最終的にこの3週間に飛行機を12回!乗り継ぐ予定です。
当初の予定では更に今週、韓国の会議を挟むはずだったのですが Give up しまし
た。もう、無理。w
今日はですね、アジア最大の化学会議です。基調講演は根岸先生でした。会場
が無駄に広くて、いや、正確にはディズニーランドのような敷地内にあるため、辿り
着くのが一苦労でした。
羽田空港と銀座とユニバーサルスタジオとハワイのビーチを足して5で割った感じ。
【2013.8.19 論文のご紹介】
ええっと(汗)。ちらっと見たら、後は忘れてください(気のせいです)。
■次世代太陽電池はカラフルでおしゃれ!?
http://www.rikejo.jp/report/article/5245.html
(2013年8月8日付 理系女子応援サービス Rikejo)
【2013.8.17 ニュージーランド Extra】
【2013.8.16 ニュージーランド Day4, コロネットピーク(Coronet Peak)】
濃霧、視界 10m → 曇り時々晴れ。遂にNJ、4日間滞在中に4つのゲレンデを一通
りクリヤしました。もう、十分満足です。
仕事関係で多方面に御迷惑をお掛けしておりますが、本当に申し訳ないと言います
か、私の我が儘にお付き合い下さいまして(とばっちりですね)大変ありがとうござい
ました。
来年は受験なので、これが最後かも...。
【2013.8.16 ニュージーランド Day3, リマーカブル(Remarkables)】
天気予報は雨。でも、今日はかろうじて曇り時々雪でした。ラッキー。
トイレの案内が英語と日本語のみで、すっきり。(^^;)
【2013.8.15 ニュージーランド Day2, トレブルコーン(Treblecone)】
曇り時々晴れ。The best in the world! 間違い無い。
【2013.8.14 ニュージーランド Day1, カードローナ(Cardrona)】
震災をきっかけに今年で 3 回目、やっぱり来て良かった。久々のゲレンデを前に
「これ、これ!」思わず声が出ました。Beautifl! そして、食事も Excellent!
でも、円安がちょっと痛い...。
【2013.8.13 移動日】
今週はお休みを頂いております、申し訳ありません。
ほんと、済みませんです。
【2013.8.13 論文のご紹介】
ペロブスカイト太陽電池の動作原理を電気化学的に解明したとかしないとか。
■Mechanism of carrier accumulation in perovskite thin-absorber solar cells.
http://www.nature.com/uidfinder/10.1038/ncomms3242
(2013年7月31日付 Nature communication)
【2013.8.12 記事の御紹介】
■次世代エネへ実証実験 松江 *DSC
http://www.nature.com/ncomms/2013/130731/ncomms3242/full/ncomms3242.html
(2013年8月13日付 中国新聞 ONLINE)
【2013.8.11 移動日→成田へ】
まずい・まずい・まずい(以下、繰り返し)。帰りのフライトの中で「いや〜、内田先生、
今回はネタに困りませんね」。某A社のT本様に話掛けられるも、心に余裕が無く、返
す言葉が思い浮かびませんでした。
予想外のことは起こるもので、インド→シンガポール(→成田)のフライトが天候
不順のため、なぜかマレーシアのジョホールバル空港へ到着。いくら近い(?)とは
言え、国が違いません!? 焦る理由は単純でして、明日からお休みを頂いてNJへ
行く予定が、、、危ない。
結論から先に言いますと、何とか間に合いました。シンガポールに着いた時には既
に乗り継ぎ便は飛び立っており、次のフライトのチケットとホテルが手配されていまし
た。更に交渉して、その日のうちに帰れるフライトへ変更。食当たりだけを注意してい
ただけに、ほんと予想外の展開で焦りました。
そうそう、最後になりますが本会議で直接・間接的に御世話になりましたアイシン
の皆様に心から感謝申し上げます。インドの大学内に研究開発拠点を置いて 10 年
になるそうですが、ここを起点に多くの方が巣立って第一線で活躍されているのを見
ますと、非常に有益なお金の使い方だと思います。
【2013.8.10 CSIR-IICT at Hyderabad, India Day3】
昨日のバイクで4人乗り、は訂正。町で見かけた最高記録は6人でした。それはそ
うと太陽電池。かつて留学時代に橘先生(現オーストラリア在住)とも同僚だった Dr.
Saif Haque(Imperial College, Londpn) から各種の全固体型のハイブリッドPVの紹介
がありました。対極側には P3HT。この分野、サンドイッチした中身に何を入れるかが
勝負で、もはや何でもアリの様相ですね。そうそう、同じイギリスの Prof. O'Regan で
すが、近々アメリカ California 方面に移籍するとか。James Durrant は最近もっぱら
OPV ですし、DSC 派としては少し寂しいですね。
【2013.8.9 CSIR-IICT at Hyderabad, India Day2】
朝、ホテルから会場まで車で移動中に見える風景はちょうど10年前に北京で見か
けたそれとそっくりでした。表に面した道路はかろうじて舗装されているものの、路面
と土が露出した地面の境界がはっきりせず、所々に瓦礫が積まれて放置されていま
す。クラクションを鳴らしながら、車線にお構いなく行き交う車とバイク(〜4人乗り)。
高速道路ではなぜか自転車や人が歩いていたり、たまに逆送するバイクがいたりと
“小さいことは気にしない”を地で行くインドでした。
恐るべし。
今日はアイシン精機の豊田さんから大サービスのプレゼンを御披露頂きました。中
身はいろいろあったのですが、耐久性に関連して一つ。予期せぬ反応により発生し
たポリヨウ化物イオンから I2 がリリースされてシール剤を攻撃するシナリオです。な
お、愛知万博で公開された垂直設置の DSC モジュール(22 m2)ですが、建屋が解
体となるまでの 8 年間(3000 days!)の結果が示されました。これ、DSC の連続作動
試験としては世界記録だと思います。
懐かしいところとしては Prof. JaeJung Ko 先生。一時期 Publication が途絶えてい
たものの、復活です。いつものノリで JK 色素を総当たりで(?)Variation を展開して
おりました。正直、前進している気はあまりしないのですが、ブレずに研究指針を貫く
という意味ではアリだと思います。
【2013.8.8 CSIR-IICT at Hyderabad, India Day1】
時差3.5時間。30分のこだわりが、さすがインド、奥が深いです。積もる話がありすぎ
て申し訳ありません、太陽電池ネタは明日ということでひとつ。
今から明日の発表スライドを用意します。
【2013.8.7 移動日→ハイデラバードへ】
人生初インド。遂にこの日が来るとは(しみじみ)。正直、行くなら人生最後の方で良
いかな?思っていたのですが、Dr. Nazeeruddin や Reddy さん始めとして DSC コミュ
ニティの方々からお声掛けを頂きまして(ありがとうございます)、遂に! 初インド訪問
と相成りました。くっ。
【2013.8.4 Salomon】
先日、満を持してスキーエッジの研ぎ方を教わりに行ったら、テールが両方とも剥離
してグダグダになっていることが発覚。ニュージーランドを目前に控えて、手痛いダメ
ージ。
「この板で(絶対!)雪上に出てはいけません」ダメ出しを頂いてしまったため、急遽
買い換えることになりました。このシチュエーション、ちょうど 3 年前と全く同じパターン
です。
型遅れの X-Kart ですよ。
【2013.8.3 MKE Charger】
先日御紹介しました MKE 社(台湾)の DSC 搭載充電器のX線透過画像です。
予想とは異なり、電圧の平準化に必要なキャパシタや蓄電池の姿は見あたらず。
斎藤さん、有り難うございました!
【2013.8.2 Anders, Congratulations!】
既に知る人ぞ知るでありますが、来年グレッツェル先生が定年により退任される(?)
ことに伴い、実質その後釜としてハグフェルト先生が EPFL へ移籍致します。
先月13日付けで教授候補にノミネートされていたのですが、一昨日遂に正式決定
致しました。
【2013.8.1 記事の御紹介】
今日のニュースは太陽電池も関連しますね。
■1兆円超の成長戦略枠設定 来年度概算要求 再生エネやiPS再生医療支援
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130801/fnc13080107400000-n1.htm
(2013年8月1日付 msn 産経ニュース)
■米国で一転、急速な広がり見せる原発不要論
安全面でもコストでも全く割に合わない
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38350
(2013年7月31日付 JB PRESS)
事故が起きなくとも割に合わないんですが...。
【2013.7.29 Henri さん、送別会】
内輪ネタでごめんなさい。国際インターンシップ研修生としてフランスから来られて
いたアンリ デュワイヤーさんが帰国することになりました。またね!
【2013.7.26 Nature Photonics 御礼】
お陰様で今日現在 4670 アクセスで遂に1位を奪取しました!
カウントは掲載から1ヶ月間を対象とするようです。この勢いで年間ランキングも目
指します。お手すきの方は「Letter p535」をクリック頂けましたら大変有り難く。宜しく
お願い申し上げます。
■New sensitizer boosts organic solar cells
About the cover
July 2013 Volume 7 No 7
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表紙ですが、上が N719 色素で下が DX1 をイメージしています。言われないと分からないですよね。(^^;)
【2013.7.25 出前授業】
本当は先週だったんですけどね。楽しみにしていた方、御報告が遅くなり申し訳ご
ざいませんでした。我々、筑波研修センターにて熊谷女子高校の生徒さんに 90 分
の授業を行いました。
今回の講師はフランスから学振外国人特別研究員として瀬川研に来られている
Cojocaru さん。んー、改めて写真を見返してみますと“コジョカル先生”絵になります
な。(^^;)
後日、郵便が届いていたので何かと思ったら感謝状でした。びっくり!
皆様、お疲れ様でした。
【2013.7.24 PVJapan 2013】
「寂れた...」話はちらほら耳にするものの(実際その通りなんですが)、主催者が
JEPIA に移って今までのギラギラしたイベント色が薄まった分、これはこれで悪くない
かな?という印象。
それはそうと今回の主役はシャープ! ブース一番前のメインになんと色素増感が!
口の悪い人は「ネタが尽きた」言う人もありましたが、業界見渡してもここまで DSC を
前面に打ち立てた会社さん(セットアップメーカー)は過去に例がないのではないでし
ょうか? コンセプトは“家中まるごと発電へ”だそうです。至って普通、かつ合理的で
説得力のあるコンセプトだと思います。ここは素直に喜びたいと思います。(^^;)
個人的にはお掃除ロボットがツボでしたが。
【2013.7.25 仕切り直し】
「Solar cell efficiency tables (version 42)」が更新されました。例のペロブスカイトで
14.1% の記録は新たに「Perovskite (thin-film)」として分類し直された模様。
従いまして、色素増感太陽電池の認証最高効率は従来通りシャープさんの 11.9%
ということになります。
ですよね〜
【2013.7.22 記事の御紹介】
更に取りこぼし記事。今頃御紹介で申し訳ございません。
| ■「色素増感太陽電池」の実証実験を開始しました *DSC
http://www.shimane-iit.jp/oshirase/130716_dsc.htm
(2013年7月16日付 島根県産業技術センター お知らせ)
【2013.7.17 記事の御紹介】
続きでもう一つ、二つ。
■有機系の太陽電池はなぜ必要??軽量でフレキシブルな性質が生きるから *DSC&OPV
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1307/18/news034.html
(2013年7月16日付 ITmedia)
【2013.7.16 記事の御紹介】
いろいろ積もる話はあるものの、15% を越えたというのは感慨深いですね。世界の
認証データで見ましても、色素増感太陽電池の最高効率は既にアモルファスシリコ
ン太陽電池を上回っております。凄いね。
■変換効率15%の色素増感型太陽電池、Gratzel氏らが開発 *DSC
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130715/292260/
(2013年7月15日付 Tech-On!)
■EPFL、色素増感太陽電池で変換効率15%を達成。二段階蒸着法で実現 *DSC
http://sustainablejapan.net/?p=4311
(2013年7月15日付 SJNニュース 再生可能エネルギー最新情報)
■ローザンヌ工科大、従来型太陽電池より高い変換効率の新しい色素増感太陽電池
の製造法を開発 *DSC
http://www.sciencenewsline.com/articles/jp/2013071017270008.html
(2013年7月10日付 Science Newsline)
先日の 15% 論文が公知となりました。グレッツェル先生の Nature、これで十何回目?
■Sequential deposition as a route to high-performance perovskite-sensitized solar cells
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature12340.html
【2013.7.8 DSC商品の御紹介】
今日の御客様は国立清華大学の Wei 先生。お土産に頂いたのが DSC 搭載のス
マホ充電器。なんと既に一般販売されており、450 台湾元 →約¥1,500。現地では
¥1,200 程度で購入できるそうです。色素は***、酸化チタンは***で基板は
メタルです。気になる方は下記、自己責任でお試し下さい(海外発送の可否は不明
です)。ネット情報を遡りますと、公開されたのは今年の3月ですね。
■三星SAMSUNG NOTE 2手機專用 座充/旅充/行動電源 三合一 CellBox 電池盒子
染料敏化太陽能電池輔助充電 *DSC
http://tw.page.mall.yahoo.com/item/p023529360783
*製造工場は中国です
ちなみに下は 2009年12月、日本のエコプロダクツ展で SONY が展示していた DSC
搭載 USB モバイルチャージャー。「事業性が無い」という判断でお蔵入りに、ああ...。orz
話が飛びますが G24i Power 社の今のオーナーはロシア人なんだそうです。Wei 先生、いろいろありがとうございました。
【2013.7.5 記事の御紹介】
■色素増感型太陽電池を長寿命に、ニチバンなどが封止材を開発 *DSC
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130709/291575/
(2013年7月9日付 Tech-On!)
■色素増感型太陽電池用UV硬化型アクリル系封止剤を島根県産業技術センターと共同開発 *DSC
http://www.nichiban.co.jp/news/13-07/01.html
(2013年7月5日付 ニチバン株式会社ニュースリリース)
【2013.7.5 USD/JPY ratio】
来週から京都で会議始まるし、そう言えば「参加費の支払い、まだだったな」思っ
て為替を見ていたら、なんと1ドルちょうど100円ですよ! 端数も無く、より正確には
100.00 円。ずいぶんキリが良いですね。
■米ドル/日本円
http://info.finance.yahoo.co.jp/exchange/convert/?a=1&s=USD&t=JPY
【2013.7.3 About the cover】
くどいようですが Nature Photonics。今月(7月)の表紙は色素増感太陽電池をイメ
ージした図案になっています。副題も「新規色素が有機太陽電池を加速する」と題し
てハイライト頂いております。
お手すきの方は、ページ下端の「Letter p535」をクリック頂けましたら大変有り難く。
今日現在、トップの文献との差は 2240 アクセスです。本HP御覧の皆様が1日一回
アクセス頂きますと、2〜3週間で逆転できるのではと、、、皮算用。(苦笑)
■New sensitizer boosts organic solar cells
About the cover
July 2013 Volume 7 No 7
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【2013.7.2 Special guest from France】
なぜに今頃?という話は置いておいて、先月フランスのオランド大統領が来訪時に
合わせて (1) 高等教育研究大臣他、(2) フランス国立科学研究センター (CNRS) 総
裁、(3) 原子力代替エネルギ庁 (CEA) 長官、(4) 在京フランス大使館科学技術部参
事官等、蒼々たるメンバーにお越し頂きました。それも瀬川研の見学がメインで。
当初は大統領御自身が来られるという話もあったのですが、、、以下私の想像です
が、原発再稼動を目指す日本で敢えて再生可能エネルギーの先端技術を見学とい
うのは政治的にミスマッチでして、代わりに大臣が訪問となったのではないかと思い
ます。
当日の様子はこんな感じ
顔出し、怒られるかな? (^^;)
【2013.7.1 セミナーのお知らせ】
DSCは池上先生が講師です
【2013.7.1 PV Japan 2013】
今年もやります、PV Japan。いつもと趣向を凝らして今回は夏に開催、場所も近
場の東京ビッグサイトに(有り難い)。がしかし、一番の違いは主催者がこれまでの
SEMI に代わって太陽光発電協会なんです。
【2013.6.30 月山トレーニング】
シーズンオフ、大会イベント全て終了後から数えて第8期目のトレーニング。昨日
今日と私は単なる付き添いのビデオ撮影係なのですが、にしても日頃の運動不足が
たたって気を失いそうになりました。雪面に辿り着くまでの山登りが辛い。
でも、上は温かい日差しに冷たい空気がとても気持ち良かったです。新緑の空気も
Goo!
練習はこんな感じ
【2013.6.28 ソーラロニクス祭り】
「サマープライス」と称してソーラロニクス社の酸化チタンペーストが半額!
色素に至っては8割引に!!って、これは DSC 始まって以来の事件でしょ?
一例として N719 色素、Ruthenizer 535-bisTBA が 1g で196 CHF →¥20,590
(82.4%割引)。大丈夫か?>Tobby
■Solaronix - Summer Price Meltdown! Benefit Immediately From Our Cost Reductions
http://www.solaronix.com/news/newprices2013/
ここぞとばかりにペーストをン百g、色素も大量に発注しました。 (^^;)
【2013.6.27 世界最強の撥水剤は?】
太陽電池パネルの汚れ防止にうってつけな表面コート剤。まずは下記、衝撃の動
画を見られたし。
いずれも供給元は Ross Nanotechnology 社(US)のようです。前者はどちらかと言
うと産業用途向けでポニー工業が日本代理店となります。ベースコートとトップコート
があり、500mL から購入可能です。要見積もり。
後者はアメリカ本土のみの販売で、スプレー缶の形でホームセンターで $19.97 で
販売されている模様。こちらは1液式で、トップコートと中身は同じ? *2液式でした
技術的な詳細ですが、私の調べではアルコキシドから調製した“シリカ粒子 SiO2”
の表面をフッ素化して撥水性を高めたものですね(恐らく)。名前は似ていますが“シ
リコン”や“シリコーン”とは別物です。撥水の原理としてはアメンボが水に浮かぶの
に似て、細い無数の凹凸の表面が撥水処理されることで大きな水滴を支えて→弾
いていると考えられます。撥水性はおおよそテフロンの2倍とか。
下記に関連の参考文献があります。 *SEM 写真もあります
http://link.springer.com/content/pdf/10.1007%2Fs10934-009-9325-0.pdf
http://everything2.com/title/superhydrophobic (←真偽不明の解説)
これに対抗できそうな日本の技術としては、従来のテフロンコーティングを極めた
があります。私TVは見ない、いや見たくても見れない!のですが、フジテレビの
“ほこ×たて”で勝利を収めたようです。
*サンプルはプラーマー&コーティング剤、いずれも透明な液体が 30mL 程度の小
瓶で提供されます
【2013.6.26 あと少し!】
HP更新、やや御無沙汰しております(申し訳ございませんでした)。
そうこうしているうちに、先日の新色素DX1の論文が閲覧回数2位となっております。
立場上「見るように」なんて押し付けがましいことは決して言えませんが、興味のある
方はぜひ御一瞥下さい。
■Top content (Nature Photonics)
http://www.nature.com/nphoton/most.html
Wideband dye-sensitized solar cells employing a phosphine-coordinated ruthenium sensitizer (お間違えなく)
2位じゃダメなんです、、、あたりまえでしょ! (^^;)
【2013.6.21 国際会議の御案内】
リクエストがあったので御案内致します。柳田先生、Chairman ですね。
■光触媒および太陽エネルギー変換
:材料・ナノ材料開発の第2回国際会議(PASEC-2)
www.redoxtech.com
日時:2013年7月8日(月)-12日(金)
場所:京都大学吉田キャンパス
|
【2013.6.20 記事の御紹介】
■東大、新色素で有機系太陽電池を開発−エネ変換効率12% *DSC
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0320130621qtkb.html
(2013年6月21日付 日刊工業新聞 Business Line)
■東大、スピン反転励起が可能な新色素DXで有機系太陽電池の広帯域化を実現 *DSC
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/19/135/
(2013年6月19日付 マイナビニュース)
【2013.6.19 Guest from France】
ボルドー大学学長他御一行様。
■Japanese-French Laboratory for Next generation Photovoltaic Cells
http://www.liapv.rcast.u-tokyo.ac.jp/News.html
【2013.6.18 薄膜X線回折装置】
今日、先端研1Fに鳴り物入りで納品となった BRUKER 社の薄膜X線回折装置。
どちらかと言うと OPV 向け? 皆さん、大事に使いましょう。
【2013.6.17 Dye-X 公開】
今更ですが、遂に、ようやく、お陰様で Dye-X (DX1) の論文が公開になりました。
【2013.6.8 VIP】
HP更新、少しお待ち下さい。
【2013.6.7 ペロブスカイトの憂鬱 その2】
そうした疑念に応えるべく (?)、5/31 E-MRS の発表にて Snaith らが「Dual source
evaporation」と称して有機金属鉛を共蒸着させてペロブスカイト層を形成し、ナノ多
孔体無しでη=15.36% をあっさり達成してしまいました(←伊藤先生、お知らせあり
がとうございます)。
「新原理に基づく発電機構」云々はさておき、こうなりますと、もはや“色素増感”で
はありませんね。薄膜型の、いわゆる化合物半導体太陽電池に分類されてもおかし
くない構成です。かろうじて対極に有機材料のホールコンダクタが使われていますの
で「新しいハイブリッド」と言えなくもありませんが、いずれにせよ DSC の固体化セル
の設計指針は大幅に見直す必要が出てきたように思います。
手放しで喜べないのは、このハイブリド太陽電池を色素増感の延長技術として見
た場合、DSC がこれまで主張してきた「低毒性」「意匠性」あるいは「低照度における
高い効率」?といったシリコン太陽電池とは異なる利点・有用性が無い上に、逆に化
合物半導体太陽電池から見た場合は単にデキの悪い(効率の低い)太陽電池という
位置付けになってしまいます。微妙。
DSC は今、新たな岐路に立っていると言えます。
【2013.6.6 ペロブスカイトの憂鬱 その1】
最近にわかに効率を上げて注目の“ペロブスカイト”。改めてこれまでの報告を整理
します。
Eff. / % |
15 (HOPV→Nature?) |
10.9→13.5 (Sci.lett.→HOPV) |
10.8 (HOPV) |
10.2 (Nature) |
10.2 (Nature) |
Year |
2013.5 |
2012.11 |
2013.5 |
2012.5 |
2012.8 |
[1] Dense compact |
TiO2 |
TiO2 |
TiO2 |
non |
TiO2 |
[2] Porous semiconductor |
TiO2 |
Al2O3 |
ZrO2 |
TiO2 |
TiO2 |
[3] Intermediate (dye) |
CH3NH3PbI3 |
CH3NH3PbI3 |
CH3NH3PbI3 |
N719+CsSnI3 |
CH3NH3PbI3 |
[4] Counter |
spiro/Au |
spiro/Ag |
spiro/Au | Pt |
spiro/Au |
Prof. |
M. Graetzel |
H. Snaith |
A. Hagfeldt |
M.G. Kanatzidis |
N.G. Park |
多孔体が酸化チタンだったりアルミナだったり、ジルコニアだったり。かつ、文献に出
てくる写真を良く見ますと、厚みも数百ナノメートルとこれまでの DSC に比べて一桁薄
いことが特徴です。表には載せていませんが、David Worsley@Swansea Uni. らのポス
ター発表(HOPV2013)に至っては、アルミナ粒子は未焼成で添加しているだけでした。
ここで当然、一つの疑問が。 「これらの多孔体、本当に必要なんでしょうか?」
【2013.6.5 太陽光発電工学研究センター 成果報告会 Day2】
以下、ソーラーフロンティア栗谷川悟技術本部長より
CIS系
2012 実験室モジュール(30cm□)効率 18.2% に到達
2012秋 実験室レベル(単セル)Cell 効率 19.7% に到達(Non-Cd WR)
2013 1月 全ラインフル稼働状態
2013 3月 170Wクラス(Mod.Eff. 13.9%)生産開始
2013 4月 170W(Mod.Eff. 14.4%)生産ラインチャンピョン
CZTS系
2013 小面積 Cell 11.8% with IBM(wet process)
2013春 小面積サーキット 10.8% に到達(all dry process)
------------
村上拓郎先生からは有機色素 MK-34 とコバルト錯体レドックスを用いたDSCで
7.9% を報告、GJ! 下の写真は懇親会での表彰の様子です。
【2013.6.4 太陽光発電工学研究センター 成果報告会 Day1】
今日・明日と筑波です。参加登録は 720 名(過去最高)だそうです。
以下、村上経産課長の特別講演より抜粋
・昨年から日本でメガソーラー(家庭用ではなく産業用)の FIT が始まった。諸外国に
遅れること 10 年。
・日本のパネルメーカーの一部はセルは海外製。経産省としては問題視しない。
・日本シェアよりも海外シェアが大事。パネルの製造業社は海外で頑張って欲しい。
・利益を上げているのはメンテナンス業。
・国内のシステムは 10〜50kw 未満がほとんど。玉石混淆状態。
・ドイツの FIT 負担金は 2009 年に1家庭当たり ¥400だったものが、現在は¥1,600
になった(日本は¥120)。
・過度の集中により北海道で接続拒否が起きた。余剰電力(下げ代不足)も問題。
・北海道で2MWのソーラーは売り切れ(場所が無い)。
固定価格買取制度に関する関連資料はこちら
■なっとく!再生可能エネルギー
http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/
(2013年5月31日付 経済産業省資源エネルギー庁)
------------
午後、佐山さんの発表後に会場から質問2つ
・シリコンPVと比べてDSCのメリットは?
・DSCの量産性と信頼性は?
------------
あと、今日のネタニュースですが
■ドイツで太陽光パネル泥棒が横行?今年14件発生の州も
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNUCY96KLVRK01.html
(2013年6月4日付 Broomberg.co.jp)
【2013.6.2 月山トレーニング Day2】
オーロラの様な虹に遭遇、と言うより感動!
【2013.6.1 月山トレーニング Day1】
今回は遂に“付き添い”ではなく“生徒”として参加。現役のレーサーに混じって、全
力でトレーニングするはめに。激疲れ。
【2013.5.27 清華大学】
当初予定の武漢→北京のフライトがキャンセルとなったため、北京市内で1泊。
折角なので精華大の紅林(Hong Lin)先生の研究室を御訪問させて頂きました。
突然無理をお願いして申し訳ございませんでした。謝謝!
【2013.5.26 POEM2013@武漢 Day2】
自分の発表日、かつ最終日。お招き頂いた Yi-Bing Cheng 先生、ありがとうござ
いました。
【2013.5.25 POEM2013@武漢 Day1】
「光科学と光エレクトロニクス国際会議 POEM2013」 初日、外は雨。PM2.5 を気に
しなくて済むという点ではラッキーかも。正直、ここに来るまでこの会議がどういう素
性・趣旨なのかよく理解していなかったのですが、基調講演が太陽電池の権威、イ
ケメン教授の Martin Green (豪) で驚きました。おおお。主催者も、よく見るとアメリ
カ光協会 OSA のかなり格式ある学会でした。
日本からの参加は私と早瀬先生? というより、今まで早瀬先生とお会いするのは
いつも海外ですね。話を戻しますが、今日は非・有機系太陽電池の講演だけです。
ゆっくり休める? 思ったのですが、よくよく考えると今日明日と世間的には週末でし
た。orz
そうそう、今にして思えば昨日の飛行機、離陸遅延は政府要人関係ですかね。北
のあちらの方が帰る時間帯だったとか? アナウンスが一切ありませんでしたから。
【2013.5.24 移動日】
移動日。前夜、予想外に“いろいろ”が積み重なってほとんど準備が間に合わず、
電車に乗り損ねる。お陰で成田エクスプレスを予約していたのに、立ち席で乗るは
めに。かつ、この時上着を忘れてきたことに気づく(もう無理)。出だしから不吉な予
感。成田空港に着いて最終ゲートに辿り着いた時には既に搭乗がほとんど終わりか
けていました。ぎりぎりセーフ。そして、、、飛行機/Air China の座席にはスクリーン
がありませんでした。楽しみにしていた>映画が見れない。orz
4時間後、北京空港にて International → Domestic へ乗り換えるも、滑走路上で
足止めを食らう。離陸できない飛行機が行列待ちに。なぜだ〜〜〜!
3時間後、ようやく離陸して武漢に着いた頃には夕方になっていました。疲れ。でも
結果オーライです。空港で学生さんが笑顔で出迎えてくれました。感謝。大陸の気質
なのか、歴史がそうさせるのか、海外からの客人をもてなす hospitality は日本が質
的に中国に負けているといつも感じさせられる部分です
【2013.5.23 DSC パネル】
某社謹製DSCモジュール。これから先端研の屋上にて屋外実証試験を行います。
【2013.5.21 来客にて】
ブルネイ、と言えば石油・天然ガスですが、長年にわたり日本が最大の貿易相手国
であります。余談になりますが、かつて国王の50回目の誕生日を祝うためにマイケル
・ジャクソン、マドンナ、引田天功を招待して行われた大規模なコンサート(ロイヤルブ
ルネイコンサート)を開催したという逸話があります。更にその御礼として、マイケルジ
ャクソンには鉱山か炭鉱、マドンナにはダイアモンド、プリンセス天功には海底油田(!)
をプレゼントしたとかしないとか。
話が大分逸れましたが、そんな経済が安定して・高い所得水準を維持した国から環
境大臣が、例によって太陽電池見学にいらっしゃいました。
【2013.5.18 月山】
メインシーズン終わって後、5期目のトレーニング合宿です。お目汚しにどうぞ。
【2013.5.16 来客にて】
しばらく更新滞って大変申し訳ございません。写真はインドから宮坂研へ短期留
学で来られた Jena さん。宮坂先生御自身が連れ立って瀬川研まで見学訪問頂き
ました。
【2013.5.8 HOPV2013 Day3】
Toxic な鉛入りで日本では決して実用化しないであろう(?)ペロブスカイトですが、
欧州では別なモチベーションがあるせいか、現地では昨日から「色素増感太陽電池
で 15% が出た」ということで、ちょっとしたお祭り状態です。
厳密には顔料増感ですが、更に言えば 230 もある結晶群の中でペロブスカイト構
造に限定する必要は無いんじゃないでしょうか? とか、いろいろ突っ込みどころはあ
るのですが、いずれにせよ日本の NEDO プロなどはロードマップの見直し等、いろ
いろ影響がありそうな予感が致します。
なお本会議では追試なさる方向けに論文等の発表では得られない情報を精力的
に収集しましたので(内田メモがあります)、興味のある方はお問い合わせ下さい。
昨日から Best Research-Cell Efficiencies@NREL が更新されています。DSC はη=14.1% by EPFL、a-Si
を抜いちゃいましたね。
【2013.5.7 HOPV2013 Day2】
速報です。グレッツェル先生より nc-TiO2/ペロブスカイト/ホールコンダクタ (Spiro
-OMeTAD) 系で Jsc=21.29mA/cm2 , Voc=1007.1mV, FF=65.7%, η=14.14% が報
告されました。研究室内の自己評価では既に 15% が出ている模様。認証機関は
Newport, TAC-PV Lab (USA)。
色素増感太陽電池の記録更新です。
【2013.5.6 HOPV2013 Day1】
欧州最大の有機系太陽電池会議 HOPV 2013 が始まりました。日本からのスピー
カーは早瀬先生と森先生、私の3名?
グレッツェル先生の発表は明日、DSC でいよいよη=14% 越え(認証データ)が報告
されるはずです。
伝言:ICES2014 の参加は大筋「OK」を頂きました。「それはスキーを持参しろってことか?(G)」(苦笑)
【2013.5.4-5 移動日】
時差マイナス7時間、気温26℃、お陰様で無事セビリアに着きました。なぜ“お陰様
で”かと言いますと、、、
今年に入ってなぜか国際会議の Invite が急増。大変有り難い話ではあるのですが、
基本的に日頃親交の無い方からの依頼は全て見送ることにしております。なおかつ
厳選して参加することにした会議についても、スケジュール調整に加えて予稿原稿の
作成、参加登録・ホテル予約・フライトの確保等が追いつかず、(ACS とか)いくつかの
重要な会議をキャンセルせざるを得ませんでした。
HOPV も早くから参加の意思表明をしており web にも顔写真が掲載されていたの
ですが、Abstract を出し忘れて、直前になってプログラムに自分の名前が無いことに
気づきました。もはや“ギブアップ”と諦めていたところ、秘書さんがとりなしてくれて事
無きを得た次第。改めてどうもありがとうございました。
【2013.5.3 セミナーのお知らせ】
【2013.5.2 講演会のお知らせ】
今回は石川県で開催です。
【2013.4.27-29 夏油高原スキー場】
連休の前半・後半いずれも聡一郎はトレーニング合宿です。そして私は付き添い&
ビデオ撮影係。本当は食堂に残ってノートPCで仕事をするはずでしたが、コーチに
半ば引きずられるようにゲレンデへ出るはめになりました(→またもや日焼け)。
そんな話はどうでも良いのですが、仙台から2時間離れたオニコウベスキー場のコ
ーチが非常に優秀でして、恐らく現役を離れて長いであろうおばちゃんなのですが、
わざわざ他県からもいろんな生徒が指導を仰ぎに来る、いわば知る人ぞ知る大先生
なんです。
聡一郎が過去何十回いや、何百回と練習を積み重ねてなかなか上達しなかったの
が、少なくともこの3日間で劇的に進歩を見せました。問題点を的確に見抜いて、具
体的にどうすれば良いのかアドバイスを繰り返します。厳しいダメ出しがありつつも愛
情に溢れた指導で、まさしく体を張って教えて下さいます。
やっぱ、ホンモノは違うんだなぁ...。
振り返って自分は、、、(言わずもがな)。私には無理だーーー
【2013.4.26 講演会のお知らせ】
終了ネタで恐縮ですが、先日先端研で開催された光機能材料研究会講演会にて。
西出研@早稲田大の小柳津(おやいず)先生から TEMPO を初めとしたニトロオキサ
イド・ラジカル系の結果を披露頂きました。
First プロジェクトの開始から DSC 研究に携わり、毎年着実に成果を上げておりま
す。今回の最高値はヨウ素フリーでη=8.6%。これ、凄くないですか? 個人的には本
講演会で最も興味深い発表でした。
関連の文献はこちら↓
F. Kato, N. Hayashi, T. Murakami, C. Okumura, K. Oyaizu, H. Nishide
"Nitroxide Radicals for Highly Efficient Redox Mediation in Dye-sensitized Solar Cells"
Chemistry Letters, 39(5), 464-465 (2010).
http://dx.doi.org/10.1246/cl.2010.464
【2013.4.24 Solaronix】
ソーラロニクス社(スイス)の新しいカタログです。酸化チタン
ペースト Nonoxide シリーズに低温焼成用のラインナップが追
加された他、新たにブロッキングレーヤー専用のペーストやチ
ューブ状のマクロポーラスな酸化チタン膜ができるペーストな
ども加わりました。 |
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追伸:早速メールで注文を入れたら 「今送るとゴールデンウィークに到着するかも
しれないけど、どうします?」というお返事が来ました。社内に日本通がいるんでしょ
うか??(苦笑)
【2013.4.23 CYC-B11】
正式なライセンシーとなった田中貴金属さん謹製の CYC-B11 色素溶液。これだ
けあれば、しばらく遊べる... (^^;)
私の認識では、効率で比べると CYC-B11>Z991>CYC-B6>N719>N3、で合ってま
す? いずれにせよ無理なお願いに御対応頂きまして、どうも有り難うございました。
気になる方は、ぜひ田中貴金属さんまでお問い合わせ下さい。
■全球最高等級大於11.4 %的轉換效率 田中貴金屬工業獨家供應染料敏化太陽能
電池之 染料
http://news.cnyes.com/Content/20111226/KE11Q7AK57DBQ.shtml
(2011年12月26日付 cnYES.com)
ちなみに既に皆様御承知かとは思いますが、名前の由来は台湾中央大学・Wu(ウ
ー)先生の研究室の Dr. チェンさんです。写真は昨年 10月に DSC-OPV7 の帰りに
立ち寄らせていただいた時のものですが、中央の青いシャツの方は例の CsSnI3 で
10% (Nature) を報告した Kanatzidis(カナツイディス)教授です。なんと、ウー先生が
アメリカ留学時代に御世話になった先生なんですね〜。
【2013.4.20 月山】
雪の回廊を抜けて辿り着いたのは月山スキー場。残雪 9m! 雪が多すぎて、毎年
この時期にならないとオープンしない異次元の世界です。雪質は重たい新雪、ビミョ
ー。今シーズンはリフトを降りて右側の裏斜面がお勧めです。
【2013.4.19 記事の御紹介】
大事な話(太陽電池のプログレス)がいろいろ。“TetraSunの技術を利用した太陽
電池モジュール”って何ぞや?>JX様
■夏の供給力は太陽光と風力で増えず、保守的すぎる政府の電力需給見通し
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1304/18/news020.html
(2013年4月18日付 ITmedia スマートジャパン)
■太陽電池の効率競争に新たな1歩、ボーイング子会社が37.8%を達成
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1304/17/news038.html
(2013年4月17日付 ITmedia スマートジャパン)
■結晶シリコン型の常識を覆す新型太陽電池、価格を抑えて効率を高める
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1304/12/news030.html
(2013年4月12日付 ITmedia スマートジャパン)
H塚様、ありがとうございました。
【2013.4.15 来客です】
某大使館より大勢の来客あり。お陰様でDSCの製造装置を入れて以来、見学希望
者が後を絶ちません。そのうち面白いニュース、お聞かせできると思います。
お楽しみに。ふふ...
【2013.4.17 記事の御紹介】
以下は自分のメモ(授業)用。この際、太陽電池は無関係。
■もんじゅ、無期限の停止命令へ 機器1万個の点検放置で
http://www.asahi.com/national/update/0512/OSK201305120135.html
(2013年5月13日付 朝日新聞 DIGITAL)
■除染に群がる暴力団 給料ピンハネ、税金を資金源に
http://www.asahi.com/national/update/0505/TKY201305050237.html
(2013年5月6日付 朝日新聞 DIGITAL)
■つぶやく福島作業員 政府・東電に振り回された2年間
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013050502000119.html
(2013年5月5日付 東京新聞 TOKYO Web)
■電力9社の原発安全対策投資は1兆円超、沸騰水型の負担大
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2013/04/99775.php?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
(2013年4月30日付 ニューズウィーク日本版)
■続発していた シート破損
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-04-17/2013041701_04_1.html
(2013年4月17日付 しんぶん赤旗)
■もんじゅ事故 シュレッダーで粉々にされていた現場写真
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130415-00000000-sasahi-soci
(2013年4月15日付 週刊朝日)
■脱原発でも電力輸出超過 ドイツ、前年の4倍
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0302X_T00C13A4EB2000/
(2013年4月3日付 日本経済新聞 web刊)
■脱原発でも電力輸出超過 ドイツ前年の4倍
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013040302000239.html
(2013年4月3日付 東京新聞 TOKYO web)
■幹総で放射能汚染物質大量放置
http://www.e-nru.com/079tihonsyoku/083sendai/tihon/sen2634.pdf
(2012年8月5日付 国労せんだい) まぁ、気づいていましたよ。昔は車内の空気も(最大 1.2μSv/h)汚染されてましたから...
【2013.4.13 夏油高原】
積雪 3.45m。夏油(げとう)高原スキー場にて、今日はスクールの練習でした。
【2013.4.11 セル作製実習2】
結果を発表致します、、、、、微妙。 途中アクシデントがありまして、私が最後まで
見届けなかったのが悪いのですが、焼成を2回半行ったのが裏目に出たようです。
申し訳ございませんでした。(^^;)
去年はこんな感じ。同じと言えば同じですが。
【2013.4.10 セル作製実習】
毎年恒例の新入生向けセル作製実習。同じ材料・同じ作り方で、実験開始の一番
最初だけ(?)は私が伝授します。結果は明日判明。
【2013.4.7 スプリングバレー泉高原スキー場終了】
シーズン中、根城にしているスプリングバレー。仙台市内から車で約40分の一番近
いスキー場ですが、今日で遂に営業終了です。来週からは蔵王(or 夏油)→月山→
ニュージーランド?です。ふふ。
御世話になりました。
【2013.4.6 瀬川研2013】
今年の瀬川研はスタッフが24名、学生が15名(計39名)、、、かな?
【2013.4.8 講演会のお知らせ】
■産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター成果報告会2013
主催:産業技術総合研究所
日時:2013年6月4日(火) 10:00〜17:45(意見交換会は18時より開催致します)
6月5日(水) 10:00〜16:45
場所:「つくば国際会議場」 大ホール 茨城県つくば市竹園2-20-3
参加費:成果報告会 : 無料
意見交換会 : 5,000円 (*当日受付でお支払いください。)
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【2013.4.4 封止セル】
下の写真は今から共同研究先にお送りするセル。耐久試験用に作製したもので、85
℃×1000時間に耐えます。と言うより、瀬川研で作ることができます。
「うちの部材を試してみたい」等ありましたら RATO 経由なり、直接持ち込みなり、御
相談頂ければ対応しますので、ご興味のある方はぜひお越し下さい。
N山さん、ありがとうございました。
【2013.4.3 Welcome to RCAST】
文部科学大臣副大臣、福井先生が視察に(?)いらっしゃいました。
【2013.4.3 記事の御紹介】
先月の取りこぼし記事です(済みません)。応用物理学会で発表がありました。 *DSC
S田様、ありがとうございました。
【2013.4.2 Welcome to Tokyo】
短期留学で瀬川研に来られたアンリさん。昨年のコジョカルさんに続いてフランスから二人目。
【2013.4.1 光触媒標準研究法】
例のミリオンセラーとはこの本のことですかね? (^^;)
■「光触媒標準研究法」の増補改訂第二版が電子書籍として刊行決定
http://www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15391/
(2013年4月1日付 Ohtani Lab/CRC/Hokudai)
確かに凄いプレミアです。 出品しようかな。。。
【2013.4.1 微妙】
先月から新ダイヤに変わったのですが、朝一の仙台→東京間は出発が11分遅く
なり到着が7分遅れとなりました。実質4分の短縮。そして料金は¥300の値上げ。
これだと、早割で得た各駅停車の新幹線(グリーン席!)と値段がほとんど変わらない。
【2013.3.31 電気化学会創立80周年記念大会 Day2】
2日目、気温0〜4℃。終日雪が降っていました!
【2013.3.30 電気化学会創立80周年記念大会 Day1】
宮坂研&太陽工業からは伸びる太陽電池、荒川研からは9.1%の世界記録更新の報
告あり。フィルム状DSC研究がホットな印象。
【2013.3.27 記事の御紹介】
■ソーラーパネル清掃ロボットを開発、乾燥地域での実証試験に成功
(2013年3月26日付 株式会社未来機械 ニュースリリース)
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■未来機械、太陽光パネル向け自動走行清掃ロボ開発−水を使わず汚れ除去
http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0120130327qtkh.html
(2013年3月27日付 日刊工業新聞 Business Line)
【2013.3.26 講演会のお知らせ】
参加無料です。
■かずさDNA研究所シンポジウム
「農業と太陽光発電の両立に向けて」
主催:公益財団法人かずさDNA研究所
日時:2013年4月15日(月) 13:00〜17:05
場所:京都大学東京オフィス(東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
定員:80名(先着順)
参加費:無料
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K家様、お知らせありがとうございました。
【2013.3.24 記事の御紹介】
■躓いた「太陽王」 中国・サンテック、事実上破綻
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD210EX_R20C13A3XX1000/
(2013年3月24日付 日本経済新聞 web刊)
■東電、電事連へ会費18億円 11年度、料金に上乗せ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130331-00000006-asahi-ind
(2013年3月31日付 朝日新聞デジタル)
■電力9社、原発維持に1兆2千億円 12年度稼働は2基
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130324-00000006-asahi-ind
(2013年3月24日付 朝日新聞デジタル)
こんなの、氷山の一角に過ぎないですね。着工から 30 年、1 兆円以上かけて建設
した高速増殖炉「もんじゅ」は、停止中の今も毎日維持費だけで 5900 万円掛かって
いますし、海外(今はイギリス)に貯め込んでそのまま預けている使用済み核燃料の
保管料も「兆」単位で増え続けています。核廃棄物処理までのトータルで見たら、原発
なんて負債でしかないのに...
【2013.3.24 日本化学会第93春季年会 Day3】
昨日の学会参加者(実数)は招待者 500 人を含めて 8400 名だそうです。会場まで
の送迎は 60人乗りのバスをもってしても 100台で足りない! さすがに日曜日の今日
は少し減ったような気が致します。疲れ。
【2013.3.23 日本化学会第93春季年会 Day2】
発表オワタ。無難にこなす。くどいようですが、会う人毎に「日焼け?(す、スキー?)」
言われております。続く台詞は「こいつ、しょうがねーな」、口には出ませんが良く分か
っております。ええと、、、何の話だっけ?
そうそう、学生向きのアカデミックプログラムと企業研究が半分を占める(プロ用?)
ATPセッションが同時並行して進んでおります。体が1つしかないので、片方を聞き
に行けないのが大変惜しいです。
も1つ、そうそう。DSCの最高効率ですが、グレッツェル先生が先々月 1/26 の蔵王
の国際会議で 13.02% を報告しております。色素はポルフィリン系、YD2-o-C8 の改良
型の SM315。内輪の発表会なのでサプライズを用意してくれたんですね(感謝です)。
いずれ論文化されて公知になることを期待致します。
【2013.3.22 日本化学会第93春季年会 Day1】
立命館大学南草津キャンパスにて。写真はこの4月から某ガラスメーカーに就職
の富田君。M2の締めくくりとして、敢えてこの時期に学会発表に臨むの図(来週の
仙台の電気化学会も出ます)。偉いぞ。
会場で久しぶりにお会いした皆様、日焼け顔をお見せして、驚かせてしまい申し訳ございませんでした。
なんかもう、真っ黒な上にやけど状態で浮腫んでいるんですよね。(苦笑)
【2013.3.21 記事の御紹介】
■中国太陽電池最大手が破産 サンテックパワー、再建探る
http://www.asahi.com/business/update/0321/JJT201303200003.html
(2013年3月21日付 朝日新聞デジタル)
■中国太陽電池大手が破産 欧米との貿易摩擦響く
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2003X_Q3A320C1FF2000/
(2013年3月21日付 日本経済新聞web版)
【2013.3.20 今日も大会/春分の日】
オニコウベスキー技術選。技術系、フリースタイルの演技を競う大会です。ジャッジ
は元全日本代表(現在、技選4位)のコーチを筆頭に蒼々たるメンバーです。結果は
余裕の2位。
敢えてこの日のためだけに仙台へ戻った甲斐がありました。いっそのことレーサー
は諦めて、フリーに転向した方が良くね?
*1位の子は北海道出身の小学3年生でした!
今シーズン、戦うスキーがこれで全て終了しました。大会関係者の皆様、本当にありがとうございました。
【2013.1.19 講演会のお知らせ】
応物・女性研究者・太陽電池特集です。
■応用物理分野で活躍する女性達 〜第1回 太陽電池編〜
応用物理学会 特別シンポジウム
主催:応用物理学会
日時:2013年3月29日(金) 13:00〜17:45
場所:神奈川工科大学(春季学術講演会会場)
A10会場(K1号館 12階 1201)
参加申込:当日受付
参加費:無料
|
【2013.3.15 記事の御紹介】
■中国サンテックにデフォルト通告、5.41億ドルの社債で
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MJTXDP6TTDTB01.html
(2013年3月18日付 Bloomberg.co.jp)
■中国の太陽光パネル大手サンテック、政府が救済へ
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE92C00520130313
(2013年3月13日付 ロイター)
■Rumors rife that Suntech unit will file for bankruptcy
噂:サンテックが倒産の見込み
http://www.pv-magazine.com/news/details/beitrag/update--rumors-rife-that-suntech-unit-will-file-for-bankruptcy_100010510/#ixzz2NwCwbWX6
(2013年3月11日付 pv magazine)
伊藤先生、お知らせありがとうございました。
【2013.1.15 記事の御紹介】
K家様、お知らせありがとうございました。
【2012.3.13 D35】
モジュールができました。絵柄がね、やばいんですよ。(苦笑) そのうち公開します。
【2012.3.12 D35】
今をときめく Dyenamo 社製の D35 色素。サンプルを頂く代わりに、こちらからモジ
ュールを作製してお送りするという取引をしました。こう御期待。
【2012.3.11 東日本大震災二周年】
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仙台 5:30 |
福島 6:50(移動中) |
東京 14:46 |
黙祷 |
早いもので、あれから2年。お陰様でと申しますか、私の方は相変わらず東京と仙
台を毎週往復する二重生活なのですが、仙台市内に限って言えば、昨年辺りからよ
うやくリスタートしたという実感があります。いろいろ。人口の増加も東京に次いで2番
目だとか。
今日は先端研の片隅で東日本大震災をテーマにした小さな講演会がありました。
胸につかえたモヤモヤが口に出そうになるのをぐっと堪えながら、黙って話を聞いて
おりました。感情抜きに、まとまった意見を人前で整理して言えそうに無かったですも
の。改めて、心から犠牲者の方々に黙祷を捧げたいと思います。
記憶を確かめるようにいろいろ思い浮かべる中で1つ。そうそう、ニュースでは役に
立ったことになっている Twitter ですが、被災生活時に有益な情報はほとんど得られ
ませんでしたね。喉から手が出るほど欲しかった、それこそ徹夜の行列待ちで2名ほ
ど(一人は凍死、もう一人は CO 中毒で)死者も出たガソリンですが、入荷情報は結
局近所の床屋のオバチャンから教えてもらいました。当たり前かもしれませんが、一
番大事な話はネットには流れないです。これ、太陽電池でも同じかも。
逆に必死になって情報収集して役に立ったのは風向きと実際の放射能(空間線量
率)の測定データ。東北大・理学部物理の先生が毎日計測してHPで公表してくれま
した。仙台市内、青葉山近辺の瞬間的な最大値は 3/13 の 0.65μSv/h。この時東
大はどうだったかと言いますと、文科省から「個人的なデータの公表は混乱の元とな
るため、公表しないよう」通達があって、途中で消されてしまいました。私の不確かな
記憶では、東京で 0.80μSv/h を越えていたと思います(そういうことです)。
*新宿は 3/15 に 0.809μSv/h 、茨城の北茨城市では 3/16 に 15.8μSv/h ! いかにも東大なグダグダの
やり取りはこちら。
*事故当時、女川原子力発電所<リアルタイムデータ>
モニタリングポストが示す
数値は見事なまでに半減期 8 日でした。
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→→ |
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2011年3月21日(女川) |
→ |
2011年3月29日(女川) |
→→ |
2013年3月12日(女川) |
そんなこんなで当時、外は晴れているのに数値が下がるまでしばらくスチール製の
雨戸を閉めて生活しておりました。核種が I-131 であれば、約26日間で 1/10(0.65μ
Sv/h→0.065μSv/h)となり、自然放射線レベルまで下がる計算です。息を潜めて、
祈るような思いで風向きを見ながら過ごす毎日。更に追い討ちをかけるように問題と
なったのが水と食料の放射能汚染。これも本当に困りました。
「大袈裟な」思われるかもしれませんが、結局我が家でとった自衛策は「食材と水を
全て通信販売に頼る」でありました。週に1回、宅配便で関西 or 九州方面から食材
を取り寄せます。1年以上、そんな生活が続きました。今ならスーパーで産地がある
程度公表されていますので“当たり?”を引く可能性はかなり低減されましたが、、、
ひどい話です。
「(食料の内部被爆など)大したことない」「体内にも放射線物質(K40)があるじゃな
いか」おっしゃる方、よく考えてみましょう。釈迦に説法かもしれませんが、カリウムと
違ってセシウムは蓄積性があります。福島の農家が、なぜ断腸の思いで手塩に掛
けて育てた牛を賭殺しなければならなかったのか? 体内挙動がもしカリウムと同じ
であるなら、それこそ単に水を飲ませてしばらく放置すれば良かっただけの話であり
ます。
試しに数えてみましょう! 体内に取り込まれて心筋や臓器に固着した、わずか1
ベクレルのセシウムが放つγ線の数を。*腸から吸収されるセシウムの割合は、ほぼ100%と言われています
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1秒間に1パルス (=1ベクレルの定義です)
1分間に60パルス
・
・
・
1年間で3154万パルス (本当に大丈夫?)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
学校給食に提供される牛乳が 20 Bq/kg だとして(宮城県は一時期この状態でした
)、200 mL 飲むと1日当たり 4 Bq の摂取となります。無論、都内で出回っていた牛乳
の汚染度も、各地の原乳を混ぜるため似たような状況でしたが。
冗談じゃない! (国の暫定基準は 500Bq/kg で、長らくこのレベルの汚染牛が出回っていました)
【2013.3.10 今日も大会】
今シーズン最後の草レース(と言っても一応、SAJ公認ですが)河北杯 南蔵王アル
ペンスキー大会。中学生以上、青年の部で5位でした。入賞は果たせなかったもの
の、納得の滑りで自信を取り戻した模様。欲を言えば、あと 0.3 秒。。。
来週はいよいよ本当に最後で本命の「公式」大会、宮城県新人戦です。
最後は暴風雪でした。
【2012.3.7 講演会のお知らせ】
明日ですか? んまぁ、何と申しましょうか... 微妙
K家様、お知らせありがとうございました。
【2012.2.27 PV EXPO2013】
気力を振り絞ってHP更新。
■コニカミノルタ <絶対値分光感度測定装置>
■山下電装 <光量可変型ソーラーシミュレータ>
■セルシステム <高精度LED可視光シミュレータ>
■分光計器 <大面積 IPCE 測定装置>
■英弘精機 <電子寿命測定装置>
■東陽テクニカ <サルファーランプ光源の長寿命ソーラーシミュレータ>
■シャープ <DSC η=11.9%>
■Solaronix/スイスパビリオン
■Dyesol/DKSH
■メルク <DSC用イオン液体>
■ジオマテック <DSC用導電性ガラス基板>
■日本電気硝子 <DSC超薄膜FTOガラス基板>
■立山化成 <DSC用色素の委託合成>
■SERIA <DSC製造装置関連>
オマケ
【2013.2.27 BASF展示会にて】
後から日記でごめんなさい。ちょうど PV EXPO と時を同じくして BASF社の単独主
催「We create chemistry」ワールドツアー@東京国際フォーラムに参加しておりました。
独自の色素を用いた全固体型の DSC モジュールを自ら作製し、Smart EV の天板
に搭載。溜めた電気はモジュール裏側に貼り合わせた OLED の室内照明に使用。
色素はペリレン系のオリジナル色素 ID176 を始めとしていくつかのバリエーションが
あるとのこと。
OPVに関しては Konarka 社 (米) や Heliatek社 (独) へ素材を提供、実際にモジュ
ールが展示されていました。詳細、気になる方は個人的にお問い合わせ下さい。
<参考文献はこちら↓>
■A Broadly Absorbing Perylene Dye for Solid-State Dye-Sensitized Solar Cells
Ute B Cappel, Martin H Karlsson, Neil G Pschirer, Felix Eickemeyer, Jan Schoneboom, Peter Erk, Gerrit Boschloo, Anders Hagfeldt
The Journal of Physical Chemistry C, 113(33), 14595-14597 (2009).
DOI: 10.1021/jp906409q
かの有名な「フェラーリレッド」色素は BASF 提供なんですぜ。 (^^) 貴重な展示会にお招き頂き、どうもあ
りがとうございました。
【2013.3.5 来客にて】
今日のゲストはフランス国立研究機構(ANR)副長官。ここ最近、環境大臣ご本人
を筆頭にフランスからの訪問見学が続きます。
原子力に偏りすぎた反動のためか、いずれにせよ新エネルギー技術で立ち後れ
てはいけないという、ある種の焦りのようなものを感じます。
【2013.3.3 今日も大会】
第36回TBC杯。土曜日のスラロームは暴風雪のため中止、翌日曜日はうって変わ
って晴天に。中学生の部はもともと参加者が少ない上に大回転一種目で総合順位を
決めたため、参加賞がそのまま賞状になるという、なんとも脱力の試合になりました。
準優勝は頂いたものの、寂しい限りです。
【2013.3.1 スイス大使館にて】
通算三度目のスイス大使館お呼ばれ(恐縮です)。毎年 PV EXPO に合わせてスイ
スパビリオンが出展されているわけですが、関係者(?)をレセプションに御招待頂い
ております。今年、乾杯の御挨拶は瀬川先生でした!
【2013.2.27 PV EXPO 2013 day1】
追って御報告致します。
【2013.2.26 記事の御紹介】
例のJSTで採択された研究成果展開事業(先端計測分析技術・機器開発プログラム)
の開発課題名「分光技術を活用した次世代型太陽電池評価装置の実用化開発」の話
です。
■有機薄膜太陽電池を半日で性能評価 コニカミノルタ系など *DSC&OPV
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2501I_V20C13A2TJM000/
(2013年2月26日付 日本経済新聞web版)
DSR法(Differential spectral responsivity calibration)の参考文献はこちら
Applied Optics, Vol. 26, Issue 9, pp. 1701-1708 (1987) http://dx.doi.org/10.1364/AO.26.001701
【2013.2.26 印刷機改良】
最近のHP更新頻度だとスキー日記と化しつつあるので小ネタを御紹介。今日、
つい先ほど納品された全自動印刷機のガラス板収納ラック。訳あってスチール製か
ら樹脂製に変えました。見た目がレゴみたいです(いい感じ)。
【2013.2.25 日本化学会】
そろそろ宿を決めなきゃと思い、プログラムを見直しました。ああ、例年になくDSC
関連の発表が多いですね。3/23午後に至っては、依頼講演と一般講演が思いっきり
重なって同時進行で3カ所で発表があります。
■日本化学会第93春季年会(2013) http://www.csj.jp/nenkai/93haru/
(2013年3月22日〜25日)
↑表にしてくれた人がいるらしい。ワケ分からんけど、ありがとうございました。
【2013.2.24 今日も大会】
第34回オニコウベカップGS大会。猛吹雪のため2本目の滑走は中止となりました。
中学生〜29歳以下の部で、毎度の3位。
大場先生、ありがとうございました。
【2013.2.20 今日も大会】
仙台市の中総体。1本目、余裕の2位から3位へ転落。ありえない...
100分の8秒差でした。orz
【2013.2.18 記事の御紹介】
凄いね、ほんと凄いね。
こっちも凄いね。 ^^;
【2013.2.14 ニューロング精密工業】
昔ネタで済みません。これも瀬川研の ODF 装置で試作したテストモジュール(例)。
昨年6月の装置稼働から累積で 140 枚を越えました。残る課題はまだ沢山あるの
ですが、外観含めて満足の行くセルができるのにあと半年、性能と耐久性を上げて
いくのは更にそこからになると思います。
将来的な量産(=低コスト化・省時間化)を視野に入れながら自動化率を上げてい
くには材料開発も同時並行して進めなければならず、結構大変な作業なんです。
【2013.2.13 取材中】
今日は神奈川県の某所にて新聞取材応対中。今月末の PV EXPO に合わせて発表予定です。
【2013.2.12 記事の御紹介】
■有機太陽電池の発電効率 光当て 目で性能評価 *OPV
東工大 微小な欠陥、色で把握
(2013年2月4日付 日経産業新聞11面)
■ウエハー歩留まり100%
疑似単結晶シリコンインゴット 東北大が新手法
(2013年2月4日付 日刊工業新聞20面)
■有機薄膜太陽電池 付加価値高いビジネスに *OPV
三菱ケミカル ビル・車載インフラ 次世代用途に照準
(2013年1月31日付 化学工業日報1面)
■太陽光発電、国内で急速普及 関連業界「日当たり」様々
(2013年1月30日付 日本経済新聞13面)
■変換効率 倍の3.5% 界面錯体太陽電池 *DSC
東大 酸化チタンにアルカンジオール「電子の逆移動」軽減
(2013年1月23日付 日刊工業新聞23面)
H塚様、ありがとうございました。
【2013.2.8 ふくいちプラントパラメータモニタ】
3月4日付けでデータが削除されました。都合悪いもんね。建前上、冷温停止中だし...
【2013.2.1 コンバーテック2013】
過去日記でごめんなさい。「Convertech JAPAN 2013」に合わせて作った ODF 方式
のモジュール。あいにく所用で私は足を運べなかったのですが、N山研究員に視察を
お願いしました。
NBCメッシュテックさん、受賞おめでとうございます!
【2013.1.31 記事の御紹介】
■色素増感型太陽電池の変換効率が11.9%に、富士フイルムが高耐久の色素を開発 *DSC
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20130131/338651/
(2013年1月31日付 nikkei BPnet)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130130/263301/?ST=energytech
(2013年1月31日付 Tech-On!)
【2013.1.27 もう一つの日曜日】
第63回仙台市民スキー大会、悲願の初優勝。御支援・御声援ありがとうございました。
【2013.1.27 ICES2013 Day2】
集合写真です。
以後、私は「オレンジさん」と呼ばれることに。(苦笑)
【2013.1.26 ICES2013 Day1】
■First/RATO 有機系太陽電池評価計測国際会議 ICSE2013(蔵王)
【2013.1.23 デトロイトモーターショー】
■最高速は200km/h超え! ソーラーEVになった1967年型トヨタ「2000GT」 *DSC
http://jp.autoblog.com/2013/01/20/1967-toyota-2000gt-solar-electric-vehicle/
(2013年1月20日付 autoblog)
■トヨタの名車、2000GTがソーラーEVで復活 *DSC
http://www.asahi.com/car/motorshow/autosalon2012/120113_02.html
(2012年1月13日付 朝日新聞デジタル)*1年前の記事です
2013 モデルでは車体の横に AISIN のロゴマークが見えます。「エンジンフードとリアガ
ラスに高性能ソーラーパネルを搭載し(以下略)」、少なくともリアは色素増感型ですね、
恐らく。(^^;)
誰か現地レポート・プリーズ!
【2013.1.22 外出中】
今日はこちら、講演会2(船堀)。結構大きな会議でした。
【2013.1.22 外出中】
恐らく今年最初の講演会1(高岡)。ネットで乗り継ぎを調べて現地に着いたら路面電車
でした!
【2013.1.22 記事の御紹介】
■Heliatek社、有機薄膜太陽電池で効率12.0%を達成 *OPV
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130121/261216/
(2013年1月21日付 日経Tech-on)
以下は16日付の同社英文サマリ
http://www.heliatek.com/newscenter/latest_news/neuer.....
Dresden, Germany, January 16, 2013 - Heliatek GmbH, the leader in
organic solar films, today announced a record breaking 12.0% cell
efficiency for its organic solar cells. This world record, established
in cooperation with the University of Ulm and TU Dresden, was measured
by the accredited testing facility SGS. The measurement campaign at
SGS also validated the superior low light and high temperature
performances of organic photovoltaics (OPV) compared to traditional
solar technologies.
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Active area は 1.1 cm2、T島先生感謝です!
【2013.1.18 バーチャルセルとは?】
昨年少し御紹介しました太陽電池性能の校正技術の1つである「絶対分光感度法
(DSR法/ドイツPTB)」に関する技術レポートです。DSC や OPV など、使用する
材料の組み合わせが無限で個別に基準太陽電池を用意するのが困難なセルに対し
ては非常に有効な手段です。
照度を変えながら IPCE を測定し、これを内部データと付き合わせてソーラーシミュ
レータの光量(100mW/cm2)を定義します。低照度で非線形性を示すようなセルに対
して、スペクトルミスマッチをどこまで下げられるかが鍵となります。
本HPで大々的にアナウンスできないのが歯がゆいのですが、再来週グレッツェル
先生もいらっしゃる有機系太陽電池の計測に関する国際会議@蔵王において、私が
代弁する形でお話させて頂きます。
■The Application of Spectral Reference Cells to Non-linear Photovoltaic Cells
http://www.konicaminolta.jp/about/research/technology_report/2013/index.html
(2013年1月18日付 コニカミノルタテクノロジーレポート)
【2013.1.16 来客中】
今日のお客様は日立造船さん。展示用に A4 サイズのフィルム状 DSC をしばらく
お借りすることになりました。感謝です!
【2013.1.15 記事の御紹介】
■「脱原発」44歳官僚、安倍政権に見切り 民間から再起
http://www.asahi.com/politics/update/0115/TKY201301140361.html
(2013年1月15日付 朝日新聞デジタル)
■日本原電、発電せず最高益 上半期、電力5社から基本料
http://www.asahi.com/business/update/0111/TKY201301100410.html
(2013年1月11日付 朝日新聞デジタル)
原発依存度が低い中部電力は今年、電気料金値上げを見送る模様。最初から無ければ良かったんですよね...
【2013.1.12-13 宮城県中総体@オニコウベスキー場】
中学校総合体育大会、略して“中総体”。文字通り死力を尽くして闘いました。本人
以上に私、精根尽き果てて、やや放心状態でこのHPを書いています。結果は宮城
県の登録選手 23 名中 17 位。スポーツに「もし」は無い(ありえない)のですが、1年
生だけなら 4 位なんですけどね。とりあえず全力で挑みました。激疲れ。
御支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。
昨年のジュニア競技会の比ではありませんでした。
【2013.1.11 高校生懸賞論文コンテスト】
■発電効率向上を目指した色素増感太陽電池の作製法に関する研究 *DSC
優秀論文賞 愛知県立豊田工業高等学校 山本 和希 様・指導 松田 拓未 先生
http://www2.iee.or.jp/ver2/pes/41-prize/index040.html
(2013年1月10日付 電気学会 平成24年度電気学会高校生懸賞論文コンテスト審査結果)
受賞おめでとうございます!
【2013.1.10 来客にて】
後出し日記でごめんなさい。今日は安田学園高校の皆さん。見学&DSC作製に関
する打ち合わせ。ご訪問ありがとうございました。
【2013.1.9 G24i Power】
まずは明るいニュースから。イギリスのベンチャー企業 G24i 社は負債を解消して
新たに G24i Power Ltd. として再出発の模様。ホントか?
by 御大情報、ありがとうございました。
【2013.1.3 通常練習】
今シーズンはほぼ毎日のように通い詰めています。こう御期待。
【2013.1.1 御正月】
某月某日、とあるスキー場の大会にて(8人中8位でした、、、 ダメじゃん ^^;)
しばらくの沈黙、申し訳ございませんでした。皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年末に長々と書かせて頂いたのですが、あれでもまだ書き足りないというのが本音であります。がしかし、そろそろ太陽電池ネタに話を戻したいと思います。やりますよ、今年もDSC!
ともすれば「内田先生、企業連携に力を注ぎ過ぎ」御批判を頂いたりもするのですが、本当はもっと早く実用化(=工業的な大量生産)が進むと思っていたんですよね。そうすれば自分の役割も一区切りついて、もっと違う研究にシフトできるかな?思っていたのですが、当初予想していた以上にいろいろ、あと少し時間が必要なようです。
とは言え、日本写真印刷さんを皮切りに今年以降もまだまだ多くの会社がDSCの販売やサンプル出荷を行ってくれるだろうことを期待、というより確信しております。改めまして本年もよろしくお願い申し上げます。
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