不定期日記(2005)後期

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【2005.12.31 年越し】

 

2005.12.31, 19:30 

 今年一年、多くの人に大変お世話になり有難うございました。
来年も愛想尽かされぬよう、皆様よろしくお付き合いの程お願い
申し上げます。

 良いお年を!


【2005.12.29 今年もあと3日】

 今年の最後を締めくくる2005は、独断により
アイシン精機(株)さんのパネルとさせて頂きました。

行きましたよ! 当〜然

思えば 2003 年の大阪プレシンポ(←興奮して我を忘れております ^^;)以来になり
ますが、着実に進歩を遂げて一般公開となりました。

 世間一般の関心事は燃料電池へと向いているようですが、どんなに頑張ったって
燃料電池自身が新たにエネルギーを産み出すわけじゃありませんからね。初期投資
が回収できるかもしれない唯一の太陽電池として、
色素増感太陽電池の行く末に期
待したいと思います。
実用化? 野暮な質問ですよ。(^^;)


【2005.12.28 御用納め】

 締め切り物をほとんど完了し、今年最後のセル作製ちう。9:50
 お仕事メール、完了。
11:30
 昼飯は缶コーヒー(無糖)。
12:15
 AirMail 郵送。
13:00
 セル郵送。
15:00
 夕飯も缶コーヒー(無糖)。
19:00

そろそろ追い出されるかも。皆様、今年一年お疲れ様でした。


【2005.12.27 会議の御紹介】

■第7回 産総研 光反応制御・光機能材料 国際シンポジウム (PCPM2006)
 日時:1月17日(火)〜1月19日(木)
 会場:産業技術総合研究所筑波センター共用講堂  
プログラムが公開されています↓
http://unit.aist.go.jp/fellow/tachiya/coe/coe1/pcpm2006/eng/program.html

DSC関連(一部有機薄膜型も含む)は
こちら


【2005.12.26 文献紹介】

■宮坂 力「進化する有機太陽電池の現状」化学1月号、29(61), (2005).
 
http://www.kagakudojin.co.jp/kagaku/200601.html?200601&1

■柳田 真利、杉原 秀樹「色素増感太陽電池」工業材料1月号、54、p.86, (2005).
 
http://pub.nikkan.co.jp/mgz/kozai/zkoz06010.html

 久々に職場復帰


【2005.12.25 号外】

■TBSテレビ 特別企画「サンデーモーニング」(関口宏 司会)
 放送日:12月25日(日):午前8時〜11時30分

宮坂先生
色素増感太陽電池

 エンディングに1分〜1分半程度の紹介がありました。この放送終了直後、
10 分間で 70 アクセスほど増加。さすが全国放送!

*宮坂研HPはこちらをどうぞ


【2005.12.23 祝日】

 2005 Hawaii 日記 どうぞ〜

【2005.12.22 出張(霞ヶ関方面)】
【2005.12.21 出張(Pacifichem2005)】
【2005.12.20 出張(Pacifichem2005)】
【2005.12.19 出張(Pacifichem2005)】


【2005.12.16 出張(山形大学)】

【2005.12.15 *】

 過去日記、しばしお待ちを。不在が続きますので、御連絡はお早めにお願い申し上げます。


【2005.12.14 講演会の御案内】

お知らせ頂きましたですよ。本は以前に御紹介したこちらになります →

■有機太陽電池研究会公開講演会と忘年懇親会の御案内 
 会期:2005年12月22日(木)
 場所:京大宇治キャンパス本館5F西側大会議室  
    〒611-0011京都府宇治市五ヶ庄
 オーガナイザー:京都大学エネルギー理工学研究所 教授   吉川 暹
               同         客員教授 上原 赫

有機薄膜太陽電池の
最新技術









【2005.12.13 今から50年後、、、はこの世にいない】

 Rice 大学(米)の Smalley 教授。あの有名な「Humanity's
Top Ten Problems for next 50 years (次の50年、人間社会に
とって悩みとなる事象リスト←1位はエネルギー)」は下で
公開されています。May 3, 2003 のやつ、御参考。

 

http://smalley.rice.edu/smalley.cfm?doc_id=4862


【2005.12.12 球状シリコン】

 凄い技術だと思います。個人的にはアモルファスシリコンより現実的ではないかと。
すだちさん、お知らせありがとうございました。濱川先生が大株主なんですな>(株)クリーンベンチャー21

集光型球状シリコン太陽電池事業化に関する
 
業務提携について
  
(2005年12月8日 フジプレアム株式会社プレスリリース)

 


【2005.12.9 講演会の御紹介】

 2件。 お知らせ、感謝です!

高分子エレクトロニクス研究会
 主題=高分子エレクトロニクスと電磁波エネルギー変換

主 催 高分子学会 高分子エレクトロニクス研究会
日 時 
1月26日(木) 13 : 30〜17 : 10
会 場 上智大学中央図書館棟8階812会議室(東京都千代田区紀尾井町7-1)
 新しい光エネルギー変換?高分子でつくる
蓄電できる太陽電池(東大院総合文化)瀬川浩司


第38回プラスチックフィルム研究会講座
 主題=プラスチックフィルム高機能化技術

主 催 高分子学会 プラスチックフィルム研究会
日 時 
3月6日(月),7日(火) 10 : 30〜16 : 50
会 場 東京工業大学百年記念館フェライト会議室(東京都目黒区大岡山2-12-1 TEL 03-5734-3331)
 プラスチックフィルム型
色素増感太陽電池(桐蔭横浜大院工)宮坂 力


【2005.12.8 文献の御紹介】

■高分子12月号
 http://www.spsj.or.jp/c5/kobunshi/kobu2005/kobunshi0512.html
特集=高分子が拓くエネルギーデバイス
早瀬 修二「色素増感太陽電池の研究開発動向と展望」高分子, 12, 878-882 (2005)
瀬川 浩司「導電性高分子と色素増感太陽電池を組み合せた蓄電できる太陽電池」高分子, 12, 887 (2005)
八瀬 清志・當摩 哲也・原 浩二郎・斎藤 和裕「有機薄膜太陽電池」高分子, 12, 888 (2005)
昆野 昭則・藤波 達雄「光二次電池とその材料」高分子, 12, 889 (2005)


【2005.12.8 会議の御紹介】

 色素増感太陽電池のベンチャーで STI 改め、Dyesol(豪州)より下記御案内が
来ております。Graetzel 先生他、錚々たるメンバーが。

INDUSTRIALISATION of DSC
 - from Research to Product
 
会期:2006年2月8日〜10日

 
匿名様お知らせありがとうございました。


【2005.12.7 P25】

 色素増感、ならびに光触媒でもお馴染みのナノ酸化チタン粉末 P 25(日本アエロジル
or Degussa)ですが、HPができたようなので御紹介致します。


■AEROXIDER TiO2 P 25     

 文献等では「P-25」とハイフンを付けられるのをよく見かけますが、「P 25」が正式
名称です。昭和電工さんと同じ、気相法で作製されているため TiO2 純度が高いのが特徴。
このため、加熱時にひび割れの原因となる体積収縮が起こりにくくDSCに適しています。
通称 fumed(oxide)と呼ばれ、和訳では火炎気相法(酸化物)と称しています。


【2005.12.6 製品の御紹介】 

両面受光太陽電池

 


 誰か色素増感太陽電池でもやらんかな...

 
Y田先生、ありがとうございました。

【2005.12.5 本の御紹介】

 上原・吉川両先生御監修、ん?よく見ると宮坂先生も御執筆!? (^^;)
 

有機薄膜太陽電池の最新技術 ISBN4-88231-540-8
 監修:上原 赫(京都大学 客員教授/大阪府立大学名誉教授)
    吉川 暹(京都大学 教授)
 体裁:B5判,313ページ
 発行日:2005年11月
 発行者:島 健太郎
 発行所/株式会社 シー エム シー
 価格:68,250円(本体65,000円+税5%)

 


【2005.12.2 展示会御紹介】

 アイシンパネル、再び!?

エコプロダクツ2005
 主催:(独) 新エネルギー・産業技術総合開発機構
    (社) 産業環境管理協会、日本経済新聞社
 会期:2005年12月15日(木)〜17日(土)
 会場:東京ビッグサイト【展示会場4・5・6ホール】

 

 アイシン精機
 http://www.b-navi.net/ecopro2005/php/pagesample.php?id=000300&dm=35

 
某様、お知らせありがとうございました。


【2005.12.1 講演会御紹介】

 「もっと前に教えろヨ!」言われそうで恐縮ですが、今日は所内の
発表会があります。特別講演は藤嶋先生だったりする...



第5回東北大学多元物質科学研究所研究発表会
 主催:東北大学多元物質科学研究所
 会期:2005年12月 1日(木)
 会場:仙台国際ホテル 2階 平成の間
 
ポスター発表プログラム

 おおお、遂に12月!


【2005.11.30 東京日帰り出張】

 東京・お茶の水にて。例のセミナー講師です。


【2005.11.29 今日ですよ】

 うーん。至って無難なまとめ方でした。そうですか、京セラとサン
シャイン計画とは犬猿の仲でしたか。おっと、話が逸れてしまいまし
たが「番組のタネ本になったのではないか?」と思われる文献がある
ので御紹介致します。

■一橋大学・博士学位授与論文 (1998年度)
 ナショナルプロジェクトの制度設計
  ―サンシャイン計画と太陽光発電産業の生成―
 
島本 実(現 一橋大学商学部 助教授)
 http://www.cm.hit-u.ac.jp/kyouiku/mcm/thesis/shimamt2.html
 http://www.cm.hit-u.ac.jp/kyouiku/mcm/thesis/shimamt1.html

 指導教官が、あの有名な
米倉誠一郎先生です。、、、って、何でこん
なネタ御存知なんですか? >と○しま先生


【2005.11.28 記事紹介】

 ■育て!未来のキュリー夫人 県立浦和第一女子高校〈SSH〉
                 (2005年11月28日 中日新聞 web)

(前略)研究は「色素増感型太陽電池」「光触媒の消臭効果」など、本格的な
内容ばかり。下山せいらさん(二年)は一年生の時に「プラナリアの摂食行動」
で日本学生科学賞一等賞を受けた。


【2005.11.28 明日ですよ】

太陽に懸けろ 〜住宅エネルギー革命〜第184回 11月29日放送予定)  

 NHK総合テレビ
 「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」
 放送毎週(火)
21:15〜21:58
 再放送(水)深夜25:10〜

  


 
蓑田様、ありがとうございました。


【2005.11.25 講演会御紹介】

第24 回固体表面光化学討論会
主催:日本化学会
共催:光化学協会、電気化学会、触媒学会、日本表面科学会
協賛:応用物理学会
会期:平成17年11月24日(木)〜25日(金)
会場:東北大学 多元物質科学研究所 材料・物性総合研究棟 大会議室
   〒980-8577 仙台市青葉区片平二丁目1−1
プログラム

 実は学内で上記の発表会がありまして、終了後に橘先生と大谷先生に
部屋までお立ち寄り頂いた次第。どうもありがとうございました。


【2005.11.25 記事紹介】

 ■[話題株]京セラ:低コスト太陽電池を開発との報道
    [東京 25日 ロイター](2005年11月25日 Yahoo!ファイナンス web)

>要点は、直径 1mm 以下の球状シリコン(製造方法の記載無し)を
>非シリコンの基板上に敷き詰めることにより、従来のインゴット形成後の
>スライスに伴う切り代(削り代、半分以上のロスに相当)などを
>回避することができた模様。

 
と○しま先生感謝です!


【2005.11.24 新エネルギー】

 少しネタが古いですが今年の春に「新年度予算経済産業委員会委嘱審査」で
やり取りがあった
発言記録が公開されています。

 我が国の新エネルギー、とりわけ
太陽光発電に対する取り組み姿勢が現れて
いて面白いかも。口語調で割と読みやすいと思います。


【2005.11.23 勤労感謝の日】 
【2005.11.22 こだわりの逸品】

 ガラス電極に字を書く時に重宝します>ダイヤモンドペン
オグラ宝石精機工業(株)さんの商品名「D−PEN(金色)」と「D−POINT 
PEN(銀色)」。値段は4〜5千円。必需品。

ダイヤモンドペン


【2005.11.21 測定機器の紹介】

 分光計器さんより新製品の御案内。このうち、全くの新規開発品はソーラ・テスタ
となります。ちょうど英弘精機さんの LS-100 とバッティングしますね。センサーは
CCD、波長分解能が 1nm と高いのが特徴で定価は 180 万円です。

 CEP-2500AS型は名前が示す通りオートサンプラー付き分光感度測定装置。標準型
は、この分野でもはや定番の IPCE 測定器です。

 BS-520型の疑似色素増感太陽電池用基準電池(名前、長いよ)は以前にも御紹介
した通り簡易型の光量 100mW/cm2 チェック用太陽電池で、値段の割には精度も高
く非常に優秀なアイテムです。

■SCR-200型ソーラ・テスタ
■CEP-2500AS型 全自動高速分光感度測定装置
■BS-520型 Si系フォトダイオード検知器(色素増感太陽電池専用)


SCR-200 センサー部
背後にシャッター
スペクトル合致度
判定(Class A です、一応)

 天野さん、スミマセン。先に紹介しちゃいました。(苦笑)


【2005.11.18 本の紹介】

 やや手抜きでゴメンナサイ。(^^;)

■ナノデバイスと材料 ―21世紀のキーテクノロジー―
  http://www.trcbook.com/electro/device.html
  □体裁 A4版 570頁
  □税込価格 71,400円 (本体68,000円、消費税3,400円)
  □送料 弊社負担
  □発行 2005.10((株) 東レリサーチセンター 産業技術調査研究部)
  ★リチウム二次電池、
色素増感太陽電池:新規ナノ電極材料による高容量化技術


【2005.11.17 論文紹介】

 記録更新? Gratzel 研より11.18% が報告されています。

■Combined Experimental and DFT-TDDFT Computational Study of
 Photoelectrochemical Cell Ruthenium Sensitizers
 Mohammad K. Nazeeruddin, Filippo De Angelis, Simona Fantacci, Annabella Selloni, Guido Viscardi,
 Paul Liska, Seigo Ito, Bessho Takeru, and Michael Graetzel
 J. Am. Chem. Soc.; 2005; ASAP Web Release Date: 12-Nov-2005; (Article) DOI: 10.1021/ja052467l
 http://dx.doi.org/10.1021/ja052467l

 
さとみ様、お知らせありがとうございました。


【2005.11.16 講演会御紹介】

 国内では量子ドットPV研究者の草分け、電通大の豊田先生です。

第26回超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム
 会期:2005年11月16日〜11月18日
 場所:東京工業大学 すずかけ台キャンパス(横浜)  

 11月18日(金) 10:55~11:40 招待講演3
 INV-3「表面形態の異なるナノ構造 TiO2電極の光音響評価と光電気化学特性」


 匿名様、お知らせありがとうございました。


【2005.11.15 記事紹介】

 全部まとめてこちらでどうぞ。蓑田様、感謝です

■「 平成18年度新規/拡充プロジェクト(案)に対する意見募集について 」
  
http://www.nedo.go.jp/nedopost/h18_3/index.html (2005年11月9日付 NEDO)
■「 岩手大、固体薄膜Liイオン電池と太陽電池の複合体を作製 」
 
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/405966(2005年10月27日付 日経BP web版)
■「 おいでませ 岐阜大学大学院助教授(電気化学) 吉田司さん(39)=岐阜市
 「新」太陽電池 開発急ぐ 」
(2005年10月21日付 中国新聞朝刊28面)
■「 【FPD】ダイキン工業,フッ素ポリマー使い,紫外光を赤色光に高効率変換 」
 
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051020/109904/
                  (2005年10月20日付 Tech-On web版)

■「 UCLA Makes Thin-Film Polymer Solar Progress 」
 
http://www.renewableenergyaccess.com/rea/news/story;jsessionid=aMnuqdMpNVTf? id=37865
                  (2005年10月13日付 Photon International)

 

■「 Australian
dye solar cell firm wraps up IPO 」
 
http://www.photon-magazine.com/news/news_2005-09_au_feat_Dyesol.htm
                  (2005年9月付 Photon International)

■ 「 Konarka, Textronic to Develop Solar Thin-film PV Fabric 」
 
http://www.renewableenergyaccess.com/rea/news/productstory?id=37225
           (2005年9月29日付 RenewableEnergyAccess.com)

 

■「 第16回技術・情報交流展 堺化学(企画記事) 」
           (2005年9月27日付 化学工業日報6面)
■「 東洋合成、電解液・イオン性液体の量産出荷が本格化 」
           (2005年9月26日付 化学工業日報4面)
■「 京セミが球状太陽電池の量産へ 05年度売上2億―3億目指す 」
           (2005年9月26日付 電気新聞4面)
■「 ヨウ素 ヨウ素利用研究会・小倉克之会長(企画記事) 」
           (2005年9月26日付 化学工業日報7面)
■「 総合1部 価値創造で進化目指す・東洋インキ製造 」
           (2005年9月26日付 化学工業日報20面)
■「 機能性色素 大阪府立大学大学院教授・中澄博行(企画記事) 」
           (2005年9月7日付 化学工業日報7面)
■「 海を越える連携(10)研究者の卵 集めたい──アジアの頭脳 共に発展 」
 
http://www.nikkei.co.jp/kansai/univ/28628.html
           (2005年9月5日付 日経ネット関西版)
■「 中村活性炭素クラスター、本格稼働、JSTの戦略的創造研究推進事業 」
           (2005年9月5日付 化学工業日報*面)
■「 太陽電池の市場規模,2008年度まで毎年3〜4割の成長---矢野経が予測を発表 」
 
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050825/107909/
           (2005年8月25日付 Tech-On)

■「 音楽が聞ける傘と光る傘、太陽電池内蔵傘の発表 」
 
http://www.amedama.com/data/2005/03/umbrella.html
           (2005年3月25日付 あめだま)

 


【2005.11.14 講演会のお知らせ】

 2件。

第4回英弘シンポジウム「太陽光発電技術の新展開」
  日時:平成17年11月15日(火)10時〜
  場所:学士会館(千代田区神田錦町)
  参加費:一般2,000円、学生1,000円  定員:100名
  申込宛先:info@eko.co.jp
  プログラム
  ●色素増感型酸化チタン太陽電池-界面電子制御と高効率化
    大阪大学先端科学イノベーションセンター 柳田祥三教授
  ●太陽光発電システムの診断技術に関する研究
    名城大学理工学部 山中三四郎教授
  ●球状シリコン太陽電池の開発と応用
   立命館大学理工学部 高倉秀行教授
  ●プラスチック色素太陽電池モジュールによる蓄電の実証試験
   桐蔭横浜大学工学部 宮坂力教授
  ●太陽電池性能評価システムの構築と運用
   英弘精機株式会社 気象環境機器事業部 蓑田光博
  ●酸化チタンペーストの印刷性と粘弾性評価
   英弘精機株式会社 テクニカルセンター 杉本清二
  ●太陽光発電システムのための日射データの整備 
   (財)日本気象協会北海道支社技術部  板垣昭彦氏

■日本太陽エネルギー学会 関西支部 第29回シンポジウムのご案内
  1. 主題:色素増感系太陽電池
  2. 期日:平成17年
12月2日(金)13:30〜16:00
  3. 場所:大阪大学基礎工学部国際交流棟:ディスプレイ室(Σホール)
       阪急電車宝塚線「石橋駅」(特急/急行も停車)下車。南東へ1.5km。徒歩約25分。
       大阪モノレール「柴原駅」下車。西北へ500m。徒歩約10分。
  4. 講演題名、講演者
  (1)色素ダイオード型太陽電池研究の現状と進展
     柳田祥三(大阪大学 先端科学イノベーションセンター)
  (2)色素増感型太陽電池の高効率化とその評価
     韓 礼元(シャープ株式会社 エコロジー技術開発センター)
  (3)大型色素増感太陽電池:設計と長期安定性
     久保貴哉(新日本石油株式会社 中央技術研究所)
  (4)色素増感型太陽電池の実用化に向けて
     樋口和夫(株式会社豊田中央研究所)
  5. 参加費用:会員3000円 非会員5000円 学生1000円
    (当日会場にてお支払いください。資料1冊を含む。)
  6. 集人員:50名(定員になり次第締め切ります。)
  7. 申し込み方法:11月12日までに必要事項(住所、氏名、連絡先、e-mail等)を記入の上、
    メールまたはファックスにて申し込みください。

  参加申込書
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
  〒566‐0072大阪府摂津市鳥飼西5-1-1 Mカネカ エレクトロニクス研究所 気付
  日本太陽エネルギー学会 関西支部 行き
  FAX:072-653-8291 e-mail:hideo.yamagishi@kaneka.co.jp

 足立区様、ありがとうございました!


【2005.11.11 こだわりの逸品】

 安定したセル作りには穴あき対極が欠かせないわけですが、今日御
紹介するのはこれ、ミニルータ(
ジョイ丸スティック H-015)。
ホームセンターで普通に売られています。購入価格は¥3,980。
*特価かも
これで十〜分。

 ガラス基板上に水滴を垂らしておいて最大回転数で押しつけますと、
刃先が新しければ 1mm 厚のガラスも 10 秒足らずで綺麗にφ0.8 mm
程度の孔空けができます。お試し有れ。

外観
チャック部(拡大)
この程度
姉妹品商品比較表

 今頃ですがan様、感謝です!


【2005.11.10 本の御紹介】

 >忘れておりました。未刊(今月末日発行)ですが、御大と正木氏が執筆されています。
あいよ!

ゾル-ゲル法のナノテクノロジーへの応用
Application of Sol-Gel Processing to Nanotechnology

 

・監修
・発行日
・価格
・体裁
・ISBNコード
・Cコード
・商品コード

作花 済夫(京都大学名誉教授)
2005年11月
68,250円(本体65,000円+税5%)
B5判,約331ページ
ISBN4-88231-537-8
C3058
T0476



 早瀬修二先生、「ヨウ素と太陽電池」と題してご執筆されています。

ヨウ素化合物の機能と応用
Function Application of Iodine Compounds

 

・監修
・発行日
・価格
・体裁
・ISBNコード
・Cコード
・商品コード

横山 正孝(千葉大学名誉教授)
2005年10月
68,250円(本体65,000円+税5%)
B5判,約266ページ
ISBN4-88231-533-5
C3043
T0472


 このニュース、カワイソス。


【2005.11.9 記事紹介】

 御紹介遅れて申し訳ございませんでした。下、1つ出ていました。

■桐蔭横浜大と同大発ベンチャー、農業など多方面への
 活用が期待できる透明な色素増感太陽電池モジュールを開発
 http://www.nikkei-rim.jp/nano/modules/article/index.php?id=83 *購読者しか見れません
      (2005年11月5日付 日経ナノビジネス web版)

 
お知らせありがとうございました。


【2005.11.8 講習会のお知らせ】

 今月末の講習会。気合い入れ直して頑張ります。


★脱グレッツェル型に向けた新規作製技術
★愛地球博に出展したフィルムモジュールの内容
★実用化へ向けた欠かせない要素技術と屋外実証試験
★光キャパシタ・金属錯体・酸化亜鉛光電極・結晶性ナノチタニア・酸化チタン膜 


 
色素増感太陽電池の大面積・高効率化技術

 マツダの「先駆」にも搭載されますます注目を高める
色素増感型太陽電池の実際

●講 師  
1講 桐蔭横浜大学大学院工学研究科 教授  ペクセル・テクノロジーズ(株)代表 工学博士 宮坂 力
2講 宇部興産(株) 高分子研究所 機能設計研究部 主席研究員 角田 剛久 氏
3講 岐阜大学大学院 工学研究科 助教授 学術博士 吉田 司 
4講 触媒化成工業(株) 新規事業研究所 所長 小柳 嗣雄
5講 東北大学 多元物質科学研究所 助手 工学博士 内田 聡 氏

●日 時  平成17年11月30日(水) 10:00〜17:50
●会 場  [東京・御茶ノ水] 中央大学駿河台記念館 5F 510
●聴講料  1名につき63,000円(消費税込み・昼食・資料付)
       〔1社2名以上同時申込の場合1名につき5,250円割引します〕


【2005.11.7 MW シンポにて】

エントリー400名!

 DSCがメインではないのであまり期待せず臨んだのですが、その割には
収穫の多い会議でした。毎度このパターン多し。
マイクロ波プロジェクト
H18 年度より約 6 億円×5 年のビックプロジェクトとして予算化される模様。 

 その背景には化学工業が最も(車産業よりも多くの)付加価値を生み出して
いるという事実があり、最終的には CO2 を減らすという目標に向けた行動で
もあります。

 本シンポジウム(委員長 柳田祥三)は開催より5回目に当たりますが、い
よいよ次年度から「学会」に格上げとなり、上記プロジェクトと時同じくして
スタートします。DSC・MW・OLEと常に時代の先端をリードされてきた
御大、ますますお忙しく。凄い、本当に凄いです。


【2005.11.4 出張・筑波方面】
 ■第5回 マイクロ波効果・応用国際シンポジウム
【2005.11.3 出張・筑波方面】
 ■第5回 マイクロ波効果・応用国際シンポジウム
【2005.11.2 出張・筑波方面】
 ■第5回 マイクロ波効果・応用国際シンポジウム
 http://www.iri.or.jp/mw/symp5/symp5top.html      

 御大がとりまとめの委員長を務めている会議です。ああ、もう本当に
時間が無いので別な会議で使用した日本語のポスターで臨みます(ゴメ
ンナンナサイ)。2件目? 間に合わない。。。
マジ    宿が.....

【2005.11.1 FTO のエッチング(2)】

 私も教えてもらったクチなのですが、既に割と知られた知識なよう
なので公開させて頂きました。感謝致します。m(--;)m


【2005.10.31 出張・霞ヶ関方面】

【2005.10.28 FTO のエッチング(1)】

 FTOガラスのエッチングはITOと違ってとても難しい。王水のよ
うな強酸に長時間浸漬しても溶けませんからね。しかしながら下に示す
通り、とある粉末を上に置いて適当な濃度の塩酸水を垂らしますと、も
のの数十秒で綺麗に導電膜(酸化スズ)を溶かすことができます。マス
キング材は市販のメンディングテープでOK。

マスキング
○○粉を軽く擦りつける
1M?塩酸水を滴下
保持時間は1分程度
すすぎ
完成

 種明かしは、、、来週?


【2005.10.27 垂直DSSCセル】

 遊び実験ですけどね、下。グレッツェルセルが厚み10μmの酸化チタン
多孔質膜を利用して、実際には面積ではなく体積で光吸収していることにヒ
ントを得て、セルを垂直に立てて積層し、断面を用いて発電したらどうなる
かを検討したことがあります。

 このタイプのセルの利点は、スケールアップしても面抵抗の影響を受けに
くいので効率が大きく下がらないこと。ただし集電の仕方等、かなり作るの
は面倒ですが。

 実際やってみると単セルでも僅かに効率が上がります。

 2年くらい前の実験です。


【2005.10.26 障害情報】


From: 広報情報室
To:
Subject: 職員用メールサーバの障害に関して緊急のお知らせ
Date: Tue, 25 Oct 2005 12:20:18 +0900

多元研各位

「職員用メールサーバの障害に関して緊急のお知らせ」

 
10月24日18時05分より10月25日10時45分までの間、多元研職員用メールサ
ーバに障害が発生しました。この障害により該当時間の間に送ったメール、
およびその時間内に着信したメール共にほぼ全てが失われてしまいました
 この時間帯に発信したメールがある場合には、お手数ですが再度発信して
ください。また、この時間帯に受け取ることになっていたメールなど心当た
りがある場合は、再度送ってもらうなりの対処をお願い致します。

 現在は正常に動作しておりますが、障害の原因に関しては調査中です。
解明までの間は障害が再発する可能性があります。
ご利用の方には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

----------------------------------------------------
東北大学 多元物質科学研究所 反応化学研究棟 広報情報室
----------------------------------------------------

えええ (゚Д゚)?


【2005.10.25 講演会情報】

 プログラム頂いたので再掲致します。2日で 2.7 万円はお得な講演会と
思われます。振るって御参加下さい。

■第20回高分子エレクトロニクス研究会講座 
  http://www.spsj.or.jp/c7/c05/g0510_11.html#10
主題:材料から見た次世代太陽電池―求められる性能,現状,問題点そして展望―
主催: 高分子学会 高分子エレクトロニクス研究会
日時:
11月28日(月),29日(火)
会場:上智大学中央図書館棟921会議室(東京都千代田区紀尾井町7-1 TEL 03-3238-4152)
交通: JR中央線,東京メトロ丸ノ内線・南北線とも「四谷駅」 下車 徒歩5分


【2005.10.25 論文紹介】

■色素増感太陽電池の光電変換特性の分析(II)
 −ダイオードモデルの理想因子による電流-電圧特性の解析−
 宇佐美 章・小林 陽・宮代 一・関 志朗
 http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/leaflet/index.html
          (電中研研究報告:Q04003, 2005)

 概要のみ無料で見れます。
と○しま先生感謝です!


【2004.10.24 モーターショーレポート】

 とくと御覧あれ。

 東京モーターショー2005 for DSSC


【2005.10.21Night 出発】

 今から幕張行ってきます(夜行バス)、こう御期待!!! 20:30


【2005.10.21 記事紹介】

■第一工業製薬、色素増感太陽電池の実用化にめど
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000021-nkn-ind
  (2005年10月20日付 日刊工業新聞社 Yahoo! NEWS)

■第一工業製薬 色素増感太陽電池 低コスト、耐久性を実現
 実用化にめど 来年にも事業化
 代替の電極・電解質材開発
 http://www.nikkan.co.jp/hln/nkx0320051020026cbab.html
  (2005年10月19日付 日刊工業新聞社 Business Line)

 実用化に目途、、、とかいった内容だったのですが、今見たら削除

されておりました(トホホ)。N社長、ありがとうございました。

■【東京モーターショー】「ガラス・ルーフに色素増感型太陽電池」,
 マツダがコンセプト・カーに採用
 (2005年10月19日付 日経BP社 Tech-On!)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/EVENT_LEAF/20051019/109868

 発電量や効率、自動車部品メーカーと協力していることなどが書かれ
ています(そうですか、そうですか ^^;)。an様、お知らせありがとう
ございました。


【2005.10.20 不在です】
 出張:機能性材料研究セミナー(東京工芸大)

【2005.10.19 busyです】
 。。。    おおお、仙台、直下型地震です 20:47
【2005.10.18 不在です】
 出張:未踏科学技術協会(東京・虎ノ門)
【2005.10.17 記事紹介】

■自然に優しく 山の神様ニッコリ
 田辺市本宮町 熊野古道沿い
 太陽光利用のトイレ
 
http://www.agara.co.jp/DAILY/20051016/20051016_006.html
 
(2005年10月17日付 紀伊民報AGARAフラッシュニュース)


【2005.10.17 国土交通省情報】

 国土交通省が先週7日に公開したHPです。

■2030年の日本のあり方を検討する
 シナリオ作成に関する調査概要
 植物の光合成をまねた色素増感型太陽電池
 http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/futurevision/

 

Aグループ:環境・農業を重視する
シナリオの未来社会のイメージ

 TY様、ありがとうございました。


【2005.10.14 講演会情報】

一応掲載。

■第12回エコマテリアル・フォーラム
  http://www.sntt.or.jp/
日時:
10月18日(火)
場所:未踏科学技術協会会議室
 〒105-0001 港区虎ノ門2-5-5 桜ビル9F
 TEL:03-3503-4681 FAX:03-3597-0535
主催:(社)未踏科学技術協会
13:00-14:00 「燃料電池とキャパシタの現状」
(本間格氏 産業技術総合研究所 ナノエネルギー材料グループ)
14:00-15:00 「有機系色素太陽電池の現状」
(内田聡氏  東北大学多元物質科学研究所)

 
うあ-、忘れるところでしたよ。web の案内も無いし...(汗)



【2005.10.14 記事紹介】

■太陽光と熱“分離”ハイブリッド発電 宮城・利府で実験
 
http://www.kahoku.co.jp/news/2005/10/20051014t12045.htm
 
(2005年10月14日付 河北新報社 web)

 


■CARトップ11月号増感増刊
 東京モーターショーガイドブック 定価480円
 

  *マツダのコンセプトカー
「先駆」です。自動車で世界に先駆けて
  
色素増感太陽電池を搭載! 昨日より各社一斉にモーターショーガイ
  ドが出版されました。私が見た中で唯一天板の写真が載っていたの
  がこれ。週間ベストカーにも小さなイラストですが記事が掲載され
  ていました。



■Escalating growth for the automotive market in Asia
 www.coatingsgroup.com(ASIA PACIFIC JOURNAL, 8月号, p12-13, 2005)
   

  *これまたコアな自動車ネタ。「クライスラーの太陽電池塗装」の
   記事です。よく読むと、、、色素増感太陽電池を意識した内容と
   思われます。


■DSC 電極最適化で性能向上
 色素の高濃度化など 変換効率を改善
 
(2005年10月11日付 化学工業日報6面)

  *早瀬研の超臨界/色素ネタです。もたついて御紹介遅れました
   申し訳ございません。
una 様、ありがとうございました。

【2005.10.13 講演会情報】

講演会情報8件。全部まとめてどうぞ!

【1】第2回 日本写真学会光機能性材料セミナー
  http://wwwsoc.nii.ac.jp/spstj2/
日時:
10月20日(木)10時から16時30分(受付開始9時30分
場所:東京工芸大学中野キャンパス 「芸術情報館」 1F大ホール 東京都中野区本町 2-4-7
主催:(社)日本写真学会光機能性材料研究会
13:30-14:30 講演3
 酸化チタンの粒子形成及びナノワイヤーの水熱合成と光機能電極への応用
 東北大学 多元物質化学研究所: 内田 聡

【2】有機デバイス研究会 第61回研究会「太陽電池の進展−シリコンと有機−」
  http://post.cstf.kyushu-u.ac.jp/trad/
日時:
10月28日(金)午後1時から
場所:名古屋大学「環境学総合会館レクチャーホール」(千種キャンパス内)
主催:有機デバイス研究会
1. シリコン太陽電池の現状と展望
       渋谷 典明(シャープ(株) ソーラーシステム事業本部)
2. 色素増感太陽電池の現状と展望
       荒川 裕則(東京理科大学工学部工業化学科)
3. 携帯用プラスチック太陽電池の開発
       宮坂 力(横浜桐蔭大学大学院工学研究科)
4. 有機太陽電池の現状と実用化への取り組み
       志賀 亨(豊田中央研究所 材料物性研究室)

【3】第24回無機高分子研究討論会
  http://www.spsj.or.jp/c7/c05/g0506_99.html#01
主催:無機高分子研究会
日時:平成17年11月10日
場所:東京理科大学森戸記念館第1フォーラム(仮)
色素増感プラスチック太陽電池と光蓄電キャパシタの開発(宮坂 力)

【4】第4回英弘シンポジウム「太陽光発電技術の新展開」
日時:平成17年11月15日(火)10時〜
場所:学士会館(千代田区神田錦町)
参加費:一般 2,000 円 、学生 1,000 円
定員:100名
日時:平成17年11月15日(火)10時〜
場所:学士会館(千代田区神田錦町)
参加費:一般 2,000円 、学生 1,000円
定員:100名
申込宛先:info@eko.co.jp
プログラム
色素増感型酸化チタン太陽電池?界面電子制御と高効率化
 大阪大学先端科学イノベーションセンター 柳田祥三教授
太陽光発電システムの診断技術に関する研究
 名城大学理工学部 山中三四郎教授
球状シリコン太陽電池の開発と応用 立命館大学理工学部 高倉秀行教授
プラスチック色素太陽電池モジュールによる蓄電の実証試験
 桐蔭横浜大学工学部 宮坂力教授
太陽電池性能評価システムの構築と運用
 英弘精機株式会社 気象環境機器事業部 蓑田光博
酸化チタンペーストの印刷性と粘弾性評価
 英弘精機株式会社 テクニカルセンター 杉本清二
太陽光発電システムのための日射データの整備 
 (財)日本気象協会北海道支社技術部  板垣昭彦氏

【5】第14回ポリマー材料フォーラム
  http://www.spsj.or.jp/c8/pmf/pmf.htm
主催:高分子学会
日時:平成17年
11月15日(火)
場所:タワーホール船堀(江戸川区)
プラスチック色素増感太陽電池と光蓄電型への応用展開(宮坂 力)

【6】第20回高分子エレクトロニクス研究会講座 (YN様情報)
  http://www.spsj.or.jp/c7/c05/g0510_11.html#10
主題:材料から見た次世代太陽電池―求められる性能,現状,問題点そして展望―
主催: 高分子学会 高分子エレクトロニクス研究会
日時:
11月28日(月),29日(火)
会場:上智大学中央図書館棟921会議室(東京都千代田区紀尾井町7-1 TEL 03-3238-4152)
交通: JR中央線,東京メトロ丸ノ内線・南北線とも「四谷駅」 下車 徒歩5分
講演:
 第1日=11月28日(月)<10 : 00〜12 : 00>
シリコン系太陽電池の現状と将来展望(産総研太陽光発電研究セ)近藤道雄
有機薄膜太陽電池に関する現状と今後の展望(産総研太陽光発電研究セ)斉藤和裕

<13 : 00〜17 : 15>
色素増感太陽電池の性能向上に関する要素技術(九工大院生命体)早瀬修二
色素増感太陽電池用シール剤の特性,評価と封止技術(スリーボンド研)三国博之
色素分子の設計と色素増感太陽電池(産総研 光反応制御研究セ)杉原秀樹
PVDF-HFP系ゲル状イオン伝導性ポリマーを用いた色素増感太陽電池の固体化検討
(新日本石油)錦谷禎範

 第2日=11月29日(火)<10 : 00〜12 : 00>
色素増感太陽電池の光マネージメントに関する研究動向(触媒化成)小柳嗣雄
色素増感太陽電池の性能シミュレーションと限界効率(電力中研)宇佐美章

<13 : 00〜16 : 15>
色素増感太陽電池の評価方法の確立と高効率化(シャープ)韓 礼元
進化する色素増感太陽電池-大型フィルム,モジュール,光蓄電型,ポリマー全固定化
(桐蔭横浜大院工)宮坂 力
大型モジュールの高効率化 (フジクラ)北村隆之

参加要領:1) 定員100名 2) 参加費(銀行振込)
(1)企業27,300円,(2)大学・官公庁9,450円,(3)学生・ゴールドシルバー3,150円 
(4)高分子エレクトロニクス研究会メンバー a 会社22,050円,b 大学・官公庁7,350円
3) 申込方法 こちらの申込用紙に記入し,FAXまたは郵送にて送付の上,参加費用を
ご送金ください。参加証は順次発送いたします。
申込先:高分子学会 第20回高分子エレクトロニクス研究会講座係


【7】技術情報協会セミナー
  http://www.gijutu.co.jp/doc/s_511436.htm
主題:色素増感太陽電池の大面積・高効率化技術
場所:[東京・御茶ノ水] 中央大学駿河台記念館5F510
日時:平成17年
11月30日(水)
聴講料:1名につき63,000円(消費税込み・昼食・資料付)
1講 桐蔭横浜大学大学院工学研究科 教授  ペクセル・テクノロジーズ(株)代表 工学博士 宮坂 力 氏 
2講 宇部興産(株) 高分子研究所 機能設計研究部 主席研究員 角田 剛久 氏
3講 岐阜大学大学院 工学研究科 助教授 学術博士 吉田 司 氏
4講 講師: 触媒化成工業(株) 新規事業研究所 所長 小柳 嗣雄 氏  
5講 東北大学 多元物質科学研究所 助手 工学博士 内田 聡 氏

【8】第7回産総研光反応制御・光機能材料国際シンポジウム (PCPM2006) (と○しま先生情報)
  http://unit.aist.go.jp/fellow/tachiya/coe/coe1/pcpm2006/index_j.html
場所:産総研 つくばセンター共用講堂(前回と同じ会場)
日時:平成18年
1月17日(火)−19日(木)
参加費:無料
懇親会:平成18年1月18日夕方(会費:\7,000)


【2005.10.12 新製品情報】 

 Peccell 社から、11月より DSC 用のフィルム電極を販売開始します。
仕様は下記の通り。

■プラスチックDSC用 低抵抗透明導電フィルム
 導電膜: ITO(シート抵抗
13Ω/□
 基材:
PEN(厚さ 200μm)
 透過率: 約
80%(550nm)
 耐熱性: 160〜180℃
 色素にやさしいUVカット機能(<390nm)


 耐熱性・熱収縮率 (0.4%)・耐薬品性ともにPETフィルムより
優れ、機械的に安定で良好な性能が得られます。販売するサイズは
200×270mm(準A4サイズ)。
 お問い合わせは E-mail: eigyou@peccell.com
TEL: 045-974-5656 FAX: 045-974-565 までどうぞ。


【2005.10.12 CEATECレポート】

 大学関係者で訪れたのは私とペクセルの方々だけだったようですが、
期間中かなりの盛況だった模様。以下、御覧あれ。

 CEATEC2005 for DSSC


【2005.10.11 記事紹介】

 宮坂先生(ネタ元は手島先生?)より教えて頂きましたよ。しかも DSSC!

■東京モーターショー:マツダ「先駆」、ガラス
 ルーフ後部に太陽電池を搭載
 
(2005年10月8日付 日経BP社 ニュース製造サイト)
 
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/402295


【2005.10.7 講演会当日】

 今日は懇親会あるんですかね?


【2005.10.6 講演会の御紹介】

 ん?言われてみれば本HPでアナウンスしていなかったカモ。

第12回講演会「色素増感太陽電池の研究開発と最新技術」
 
2005年10月7日(金) 10:30〜16:45(受付10:00)
 
東大・先端科学技術研究センター 4号館講堂(2階)
 
会費: 会員2,000円 非会員8,000円 学生無料(資料1,000円)
 http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/fujisima/pccm/PFMA/  

 あれから5年! DSC 開発者必聴の講演会です(今更遅いよ←ゴメン)。
2000年10月には日記で
こんな報告書いてます。懐かしい...


【2005.10.5 記事紹介】

 終わった後に気付きました、スミマセン。(泣)

■ペクセル・テクノロジーズ、
 「透けて曲がる」太陽電池の耐久試験始める
 
(2005年9月10日付 日経BP社 先端技術事業化サイト)
 
http://innovation.nikkeibp.co.jp/etb/20050910-00.html


 an様、ありがとうございました。


【2005.10.4 My リサーチ3】

 最後は sane chan。

2005年9月8日 2005年電気化学秋季大会(千葉大学)

1E27 色素増感太陽電池における高効率酸化チタン
    ナノワイヤー電極の検討池への応用
   東北大学多元物質科学研究所 ○実平 義隆、内田 聡

 


【概要】酸化チタンナノワイヤー(以下 TNW)を用いた電極で、できるだけ
高効率化を目指した。その具体的アプローチは以下の通り。

(1) P25 ナノ粒子に TNW を 2 wt% 混合で効率が 12% up
  (Jsc 12.3 mA/cm2→14.1 mA/cm2、η 6.1%→7.1%)
(2) 加圧処理で効率が、、、大きく up
  (Jsc 0.5 mA/cm2→7.1 mA/cm2、η 0.2%→3.7%)
(3) TiCl4 処理で効率が 11% up
  (Jsc 7.1 mA/cm2→7.9 mA/cm2、η 3.7%→4.1%)

以上、全部を組み合わせると TNW を用いることで 8% 越え?を狙っていた
ものの、(3) の段階ででベースになるセルが不調をきたし(3.7%)、企画
倒れに。再挑戦、期待してます > sane (^^;)


【2005.10.3 記事紹介】

 遅れてゴメン。1面トップ! * CEATEC2005 でも出展予定です、お楽しみに。

■色素増感型太陽電池色素 白金、ヨウ素使わず開発
 金属基板使用可能に 低コスト実現
 第一工業製薬系のエレクセル
    
(2005年10月3日付 化学工業日報1面)

 
 透明レドックスを用いた色素増感
 太陽電池(左)と従来のヨウ素レ
 ドックスを用いた色素増感太陽電池


 MH様、ありがとうございました。CEATEC と言えばやはり Hawaii 日記でしょう。去年はエラい目に遭いました。(苦笑)


【2005.9.30 My リサーチ2】

 お待ちかね(でもないか ^^;)、まずは fushimi から。

2005年9月8日 2005年電気化学秋季大会(千葉大学)

1E29 β-CDIを用いた透明電解液と色素増感太陽電池への応用
   東北大学多元物質科学研究所 ○伏見恵典、内田聡
   日宝化学株式会社       前田暁男、萩原滋

 


【概要】金属ヨウ素に代えてシクロデキストリンヨウ素包接体(β-CDI)を用いた
ところ、非常に色味の薄い電解質溶液が得られた。光電変換特性は標準組成のもの
とほぼ同等であった。電子移動機構の詳細は不明。条件の最適化をすれば、効率が
更に上がる可能性あり。溶液中の I3- 濃度を下げることができるため、腐食の低減
やヨウ素の揮発を抑えることができ、セルの長寿命化が期待される。
カモ

 質疑で指摘のありました「溶け残り」の件ですが、話は単純ではなく、0.05 M 以上
の仕込み組成では(常に溶け残りがあるのですが)β-CDI の添加量に比例して溶液
の色調も濃くなっております。飽和濃度が一定しないというおかしな現象が説明でき
ず、学会では敢えてデータをありのままに晒すことにしました。

 データ解析の仕方等、未消化の感が否めません。「おかしいんじゃない?」等あり
ましたら、ぜひともお知らせ下さい。

 使用したβ-CDI ですが、市販の BCDI20(日宝化学製)の粉末を 3μm 以下に粉砕
して使用しています。お問い合わせは下記までどうぞ。

===============
日宝化学株式会社
開発部 前田暁男
TEL 0470-86-2211(工場)
03-3270-5341(本社)
E-mail maeda@nippoh-chem.jp   *「@」は半角英数で
===============


【2005.9.29 記事紹介】

■色素増感型太陽電池色素 サンプル出荷開始
 ウシオケミックス 大学などで特性確認へ
    
(2005年9月26日付 化学工業日報4面)

 御紹介遅れて申し訳ありませんでした。Ru 錯体そのものと言うよりも、
前駆体配位子の安価な大量合成技術に注力している模様(間違ってたらゴ
メンナサイ)。お問い合わせは TEL 0537-48-4883 へどうぞ。


【2005.9.28 講演会のお知らせ】

 2つ御紹介。最初の方は再掲です。

  文部科学省 オープン・リサーチ・センター整備事業
「光エネルギー変換研究センター」研究報告会および講演会
 −色素増感太陽電池に新しい原理を導入することは可能か?−
日 時:2005 年
10 月1 日(土) 午前10 時〜午後6 時
場 所:関西学院大学理工学部4 号館205 号室(関西学院神戸三田キャンパス)
連絡先:関西学院大学・理工学部・小山研究室
    〒669-1337 三田市学園2-1 柿谷 吉則(x78143@ksc.kwansei.ac.jp)
    Tel & Fax:079-565-8408

 


ECS 208th Meeting - Los Angeles, California
 October 16 - October 21, 2005
N1 - Photovoltaics for the 21st Century III
Electronics/Energy Technology
http://ecsmeet2.peerx-press.org/jsp/mas/reportTechProg.jsp?MEETING_ID=200&SYM_ID=281

Tuesday, October 18, 2005
870 High-Voltage Photocapacitor with a Three-Electrode Configuration
   Based on a Dye-Sensitized Mesoporous TiO2 Photoelectrode
   K. Teshima (Peccell Technologies Inc.), T. Murakami (Toin University of Yokohama)
   and T. Miyasaka (Toin University of Yokohama, Peccell Technologies Inc.)

Thursday, October 20, 2005
08:00 871 Carl Wagner Award Address- Supramolecular Porphyrinic Assemblies
      as Broadly Absorbing Chromophores for Excitonic Solar Cells
      J. Hupp (Northwestern University)
08:40 872 Optimization of Photovoltaic Devices from Layered PTEBS and Nanocrystalline TiO2
      Q. Qiao, J. Beck and J. McLeskey (Virginia Commonwealth University)
09:00 873 Effects of Substrates on Dye-Sensitized Solar Cell Performance
      using Nanocrystalline Titania
      S. Ngamsinlapasathian, A. Kitiyanan, T. Fujieda, Y. Suzuki and S. Yoshikawa (Kyoto University)
09:20 874 Fabrication of Large-Area Full-Plastic Dye-Sensitized
      Photovoltaic Cells Using the Low-Temperature Binder-Free TiO2 Coating Paste
      T. Miyasaka (Toin University of Yokohama, Peccell Technologies Inc.) and
      Y. Kijitori (Peccell Technologies Inc)
09:40 875 Monte-Carlo Simulations of Electron Transport in Arrays of Colloidal Quantum Dots
      J. van de Lagemaat (NREL)
10:20 876 Recombination Dynamics in Polymer and Dye Sensitized Photovoltaic Cells
      B. O'Regan (Imperial College), S. Veenstra, W. Verhees, J. Kroon,
      H. Smit, K. Bakker (Energy Research Center Netherlands), J. Durrant, J.
      Nelson and C. Shuttle (Imperial College London)


【2005.9.27 記事紹介】

 ■酸化チタンで透明導電膜 ITOと同等特性
  ニオブ添加で低抵抗化 東大大学院・長谷川教授ら
           
(2005年9月26日付 化学工業日報8面)

 
MH 様感謝です!


【2005.9.26 高分子討論会終わって】

 高分子討論会、意外に(失礼)いいかも。初めは参加者少なくて違和感あったの
ですが、電化のようにガツガツしてないし、会場広いし、何よりも発表時間が 15min
で質疑応答が 9 min!もあるのでゆったりと議論できて非常に満足でした。

 発表者は限られたのですが、収穫は多かったと思います。
慶応大の佐藤氏、「デンドリマーと〜色素電池」。高分子に
詳しい玄人には大変好評でした。うまくコトが進めば、一人
でこの分野築くかも?と思わせるほどの気鋭が感じられました。

 

 あと、渡邊研川野氏のイオン液体の解析。ああ、さすがで
す。温度変化から活性化エネルギーを求め、モデル化すると
ころまでちゃんとオチがあって、我々の幼稚な拡散係数測定
とは明らかに一線を画すレベルの高い内容でした。

 


 意外だったのは(失礼)新日本石油さん。DSSC 開発は着実に前進しており、いつ

のまにか野外実証試験までされていました。130 day 後の結果披露等あり。おまけに
セルモジュールは例の PVDF-HFP 系ゲルで固体化されていて、効率もかなり上がって
いた模様。開発が私の思っていた以上に進んでおり、どれくらい凄いのか未だ頭の中
で整理できていませんが、大変力強さを感じさせる内容でした。

 前置きが長くなりましたが、とりまとめの渡邊先生、いろいろとありがとうございました。

改めて感謝御礼申し上げます。


【2005.9.23 秋分の日】

【2005.9.22 外出中】

 第54回高分子討論会(山形)二日目


【2005.9.21 外出中】

 第54回高分子討論会(山形)初日

 今日は主に午前に集中。色素電池な方は上のお二方でした、お疲れ様です。
朝一で渡邉先生@横国大、松本先生@AISTらのイオン液体に関する発表が
終わると、聴講者が減るという逆転現象(?)は高分子討論会ならではかも。
会場の山形大は仙台から車でわずか1時間のところにあるため、今日は行った
り来たりです。

 そうそう、余談になりますが電気化学会で1つだけ別会場で発表があった早
瀬研の「超臨界二酸化炭素による色素吸着と〜タンデムセル」、かなりユニー
クですね。最近の早瀬研、おもしろネタ満載です。


【2005.9.20 My リサーチ1】

2005年9月8日 2005年電気化学秋季大会(千葉大学)

1E30 窒素ドープ酸化チタン粉末を用いた
    高効率色素増感太陽電池
   東北大学多元物質科学研究所 内田 聡、実平 義隆
   東京大学総合文化研究科   瀬川 浩司

 


 こんな公約があったとは知らなんだ...


【2005.9.19 敬老の日】

【2005.9.17 電気化学会要約】

 今更遅いよ! 状態かもしれませんが、実平氏(さねひら,D1)が今回の学会、
各者の発表内容を要約してくれました。勘違い・理解不足等も含めて至らぬ点は
あるかと思いますが、何かの(出張報告とか)お役に立てれば幸いです。

 
http://dsc.rcast.u-tokyo.ac.jp/~dsc/denka2005aki/

 内田側の学会発表資料は来週公開予定です。お楽しみに。


【2005.9.16 記事紹介】

■石原産業 酸化チタンでナノシート 
 光触媒や電極材に応用
           (2005年9月13日付 日刊工業新聞19面)

酸化チタンのナノ素材
 石原産業 サンプル供給を開始
           (2005年9月13日付 日刊工業新聞11面)

【2005.9.16 色素電池 in 岐阜】

 岐阜の御大より御案内頂いております。全部まとめてどうぞ!

 日本学術振興会 産学協力研究委員会 次世代の太陽光発電システム第175委員会
第2回「次世代の太陽光発電システム」シンポジウム
 
期日:2005年9月29日(木)、30日(金)
 
場所:ぱるるプラザ岐阜
 プログラムはこちら→
岐阜大学フェア
 
期日:2005年9月30日(金)〜10月2日(日)
 
場所:岐阜メモリアルセンター・ふれ愛ドーム
 カラフル太陽電池「レインボーセル」も展示されます

太陽電池の新しい可能性
 
期日:2005年9月14日(水)〜10月10日(月・祝)
 
場所:日本科学未来館

第6回ユニバーサルソーラーセル研究会
 
期日:2005年9月16日(金)
 
場所:ぱ・る・るプラザ岐阜 長良の間(JR岐阜駅隣接)

 














【2005.9.15 記事紹介】

■色素増感型太陽電池 変換効率2%に向上 
 大面積化にも成功 07年めど工業化へ
  ペクセルテクノロジーズ
           (2005年9月8日付 化学工業日報8面)

■桐蔭横浜大の色素太陽電池
 
【高分子討論会プレビュー】高分子学会推薦の8件を紹介 - ナノテク・新素材 - Tech-On!
 
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050910/108459/
           (2005年9月10日付 日経BP Tech-On!)

 
御紹介遅れて大変済みませんでした。MH 様、感謝です。m(--;)m


【2005.9.14 講演会のお知らせ】

 関西学院大学・理工学部小山 泰先生より御案内頂いております。 

文部科学省 オープン・リサーチ・センター整備事業
「光エネルギー変換研究センター」研究報告会および講演会
 −色素増感太陽電池に新しい原理を導入することは可能か?−

講演者
1.Richard Cogdell(University of Glasgow, UK)
  「Photosynthetic Systems and Dye-Sensitized Solar Cells: A Comparison」
2.柳田 祥三(大阪大学)
  「色素増感太陽電池研究の進展
  Recent Progress in Dye-Sensitized Solar Cell Research」
3.北村 隆之(フジクラ)
  「色素増感太陽電池大型モジュールの高効率化」
4.上原 赫(京都大学)
  「電極の外側に色素増感層をもつ新コンセプト有機薄膜太陽電池」
5.瀬川 浩司(東京大学)
  「エネルギーをためる色素増感太陽電池で実現する光二次電池」
6.玉井 尚登(関西学院大学理工学部)
  「TiO2 系のキャリアダイナミクスと量子ドットを用いた光エネルギー変換の可能性」
7.小山 泰(関西学院大学理工学部)
  「光合成の原理と光合成素材を応用した色素増感太陽電池の構築」

日 時:2005 年
10 月1 日(土) 午前10 時〜午後6 時
場 所:関西学院大学理工学部4 号館205 号室(関西学院神戸三田キャンパス)
連絡先:関西学院大学・理工学部・小山研究室
    〒669-1337 三田市学園2-1 柿谷 吉則(x78143@ksc.kwansei.ac.jp)
    Tel & Fax:079-565-8408



【2005.9.13 NEDO EXTRA より】

 ■米国と欧州の太陽光発電技術開発2004年(米国・欧州)
  http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/962/962-06.pdf

 
伊藤先生ありがとうございました。
 *ただ今大阪方面出張中、明日は東京です(ビ、暇無し)。学会報告は後ほど。


【2005.9.10 学会終えて】

 ああっ、それにしても凄い(面白い?)学会になりましたよ。予想通り大荒れ。(^^;)
御大、うっかりしててイタリア行っちゃうし...

 それはひとまずさて置き、今回の学会を一言で括るなら
「電解質のゲル化・固体化、
再び」といったところではないでしょうか? 無機系有機系問わず、ずいぶんバラエ
ティに富んだ内容となりました。それだけまだ技術が確立されていないことの表れで
もあります。

 その他、“蓄電型DSC”や“有機薄膜PV”もかなり定着してきた感あり。特に後者
はDSCと一緒のセッションで議論されるので「効率が低いようですが」などと言われ
たりしていましたが、1桁%出ているというのはかなり凄いんじゃないでしょうか?
DSCにしたって、僅か6〜7年前には1%前後しか出ていなかったわけですから。
←国内学会レベルでの話です。 

 本題。 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

SONY(Red dye, AM1.5G, 99.9mW/cm2, ARコート有り、マスク無し)11.2%
             
*溶媒はMeAN、オープンセル、マスク有りは4%減、自己申告値
   (Red dye, AM1.5G, 25.2mW/cm2, ARコート有り、マスク無し)
12.7%
             
*同上
   (Red dye, 蛍光灯, 10mW/cm2, ARコート有り、マスク無し)
21.3%
             
*3波長型昼白色光蛍光灯:HITACHI ツインバード
             
*訂正:ARコート無し

SHARP(Black dye, AM1.5G, 100mW/cm2, ARコート不明、マスク有り)10.7%
             
*クローズドセル、産総研にて評価・お墨付き


 両社とも大学研究等とは違い“奇跡の1個”なんてことはなく、再現性あるところ
は流石だと思います。特に蛍光灯に対する光電変換特性
η=21.3% !は他社でも同
様の結果が確認されており、「DSCはもっとこの優位点を声高に主張するべきだ」と
いう意見を耳にしました。改めて「効率あってこその太陽電池」というのを実感させ
られた思いです。



 今回でほぼ定番の地位を獲得した三菱製紙の有機色素にしても、デビュー当時はや
たら酷評する人が現れて、や〜な思いをさせらたりしたのですが(そうそう、思い出
しましたが本HP開設間もない頃に、言い掛かり同然の難癖つけてくる人もいました
な)、どこの世界にも必ずいますね。

 お陰様で(?)、打ち上げは大変話が盛り上がって楽しいひと時を過ごさせて頂き
ました。DSCと、関係する皆様に、改めて感謝御礼申し上げます。

 
*「あの会社はお金があるから、、、」といった目で見られがちですが、決してそれだけではあり
   ません。人一倍努力した結果です。


【2005.9.9 電気化学会2日目】

 長〜い一日でした。皆様、お疲れさまでした。

 ローカルネタ:東京→仙台の最終便は9:30頃と相場が決まって
いたのですが、秋の期間限定で金曜日だけは更に遅い時間帯に1つ走
っているんですね。しかも大宮から仙台まではノンストップ、この間
所要時間は僅か
72分でした!←実測値

 
やればできるじゃん(笑)


【2005.9.8 電気化学会初日】 プログラム(再掲)

 ★☆★電気化学会、いよいよ明日から開催★☆★ DSCの歴史が変わる!?カモ (^^;) 

【2005.9.7 文献紹介】

■金属ナノ粒子−半導体材料の光電変換・光触媒への応用
 立間 徹、田 陽、色材, 78(8), 359-364, (2005).

■ナノチタニア粒子積層膜を電極とする
 新しいデバイス−色素増感太陽電池の新展開−
 早瀬 修二、化学と工業, 58(9), 1047-1048, (2005).

 
una様どうもです。


【2005.9.6 愛知万博にて】

■緑の環境と共生する色素太陽電池

バイオラングにて
設置風景
当日は雨でした
LED光ります
業務関係者の入場証
お疲れ様でした
パンフレットはこちら(Word ファイルです)

> フルプラスチックフィルムDSCモジュール(10セル直列シースルー型、7.2V、30cm×30cm)
>を、本日5日から愛地球博の会場内に屋外展示しました。場所は、巨大な緑化壁「バイオラング」
(写真左)
>のモンスターに近い側の壁の一角です。閉幕までの短期間、日光と風雨(台風)に野ざらしで実証
>実験をします。
>
> 添付したのは本日撮った写真です。ひどい雨でしたが、電池はこの試練に耐えて発電し続けて
>欲しいと念願しています。発電した電力を、モリゾー・キッコロのLED電飾パネルに出力しまして、
>発光色がクルクルとモリゾーの体を回る様子(ビデオでお見せしたいですが)を子供たちに楽しめ
>るようにしました。これから万博に行かれる方は、是非ご覧になってください。
by 宮坂先生

 お知らせありがとうございました!


【2005.9.5 今度は iSight です】

 生中継」復活。取りつけ位置はあとで直すとして、aaa、もうそれ
どころじゃないっす。(滝汗

 
電化の発表がぁ!?


【2005.9.2 記事紹介】

■太陽光発電 住宅用に新支援策
 エネ庁 金利優遇を実施
           (2005年9月1日付 電気新聞1面)

 
妙に複雑な補助金制度。と○先生、感謝です!


【2005.9.1 記事紹介】

■次世代エネデバイス本格進出
 
イオン性液体を開発 第一工業製薬
 「FSI」をアニオンに 低年度で高導電性
           (2005年8月30日付 化学工業新聞1面)

■次世代電池の材料3種開発
 第一工業製薬
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005083100044&genre=B1&area=K10
           (2005年8月30日付 京都新聞 web)

 



 MH 様、ありがとうございました。


【2005.8.31 大往生?】

 1991年製。私が初めて買ったパソコン、思い入れたっぷりの
Macintosh SE/30, CPU 16 MHz! ですが、停電の影響で遂にHD
が壊れてしまった模様 → 廃品と化す。

 ご好評頂いていた(謎)「
生中継」、しばらくお休みします
が御了承下さい。各種の原稿締め切りと電気化学会の準備で手
が回らず。

 最近、昼飯食べる暇も無し... 
しぬ

 


 
電池ネタでなくてごめんよ。


【2005.8.30 スイス便り】

 阪大のHP変更に伴い、しばらく見ることができなかった伊藤省吾先生(現EPFL
グレッツェル研)作製によるHPを PDF ファイルの形で頂きました。本人に御了承を得て、
ここに改めて公開させて頂きます。これから電池を初めてみようという人に限らず、既に
慣れた人も必見です!

■学校で出来る色素増感太陽電池の作成方法 
 http://dsc.rcast.u-tokyo.ac.jp/~dsc/ITO/lecture.pdf


 ついでと言っては何ですが、来年スウェーデンで開催される光電池の国際会議の案内も

頂きました。この分野の人は、皆参加すると思われます。

■16th International Conference on
 Photochemical Conversion and Storage of Solar Energy (IPS-16) 
 Uppsala, Sweden ・ July 2-7, 2006
 http://www-conference.slu.se/IPS16/

 最後になりましたが、最新の ChemComm から。改めて酸化チタン電極の電子移動に
関して、考えを深めてくれる論文1つ。

■Control of dark current in photoelectrochemical (TiO2/I- I3-) and dye-sensitized solar cells
 Seigo Ito, Paul Liska, Pascal Comte, Raphael Charvet, Peter Pechy, Udo Bach, Lukas Schmidt-Mende,
 Shaik Mohammed Zakeeruddin, Andreas Kay, Mohammad K. Nazeeruddin and Michael Graetzel,
 Chem. Commun., 2005, (34), 4351
 http://www.rsc.org/Publishing/Journals/CC/article.asp?doi=b505718c

 
全部まとめて、どうもありがとうございました。


【2005.8.29 講演会情報】

■第12回講演会「色素増感太陽電池の研究開発と最新技術」      
 2005年10月7日(金) 10:30〜16:45(受付10:00)
 東大・先端科学技術研究センター 4号館講堂(2階)
 会費: 会員2,000円 非会員8,000円 学生無料(資料1,000円)
 http://www.chem.t.u-tokyo.ac.jp/appchem/labs/fujisima/pccm/PFMA/index.htm

 あれから5年ですか。。。 しみじみ


【2005.8.26 講演会情報】

■錯体討論会
 主催:錯体化学会・日本化学会
 会期:平成17年9月21日(水)〜9月23日(金)
 会場:朱鷺メッセ(新潟市万代島6−1)
 http://chem.sc.niigata-u.ac.jp/~sakuto55/

21E10 ルテニウム錯体とナノシートの交互積層複合膜における光電変換機能評価
(中央大院理工・物材研)○佐藤俊之・佐々木高義・海老名保男・芳賀正明

PA103 ビス-[2,2’]-ビピリジニル-6-イル-アミン誘導体を配位子とするルテニウム
錯体の合成とその性質(産総研)○春日和行・柳田真利・小野澤伸子・姫田雄一郎・杉原秀樹

 こちらは una様。

■JST平成17年度 新技術説明会
 瀬川浩司先生:「光をあてると電気がたまる新型太陽電池」
           http://jstshingi.jp/bunya/1026.html
 吉川 暹先生:「1Dナノ材料の創製とエネルギー変換系への利用」
           http://jstshingi.jp/bunya/0922.html

 お知らせありがとうございました。(感謝)


【2005.8.25 勝者無き繁栄!?】

太陽光発電世界一奪回へ「ソーラー大作戦」 環境省
                (2005年8月25日付 asahi.com)

 結局誰かが補助金出すと思っていましたが... 頼むよ>DSSC


【2005.8.24 更に追加で記事紹介2】

■薄型太陽電池パネル量産 富士電機システムズ 熊本に新工場
                (2005年8月24日付 日経新聞13面)

(要約)熊本県北部の南関町に約60億円を投じて専用工場を新設、
来年10月からの(年産規模)15MWの生産を予定。電池のタイプは
フィルム基板のアモルファス系で、パネル出力は1平米あたり50W。

(補足)富士電機は、旧ニューサンシャイン計画にて、1999年度末
までに、モジュール効率10%のアモルファス系タンデム二層型の
フレキシブル太陽電池の開発を達成している。今回、生産予定のものは
パネル出力から判断して、製造設備の初期投資を低減することのできる
アモルファス系単層の薄膜太陽電池と推定される。

 こちらはと○しま先生


【2005.8.24 更に追加で記事紹介】

 いろいろ。編集する暇なし、ゴメーン。

 by 蓑田様


【2005.8.23 追加で記事紹介】

■ナノコンポジットイオンゲルを用いた色素増感太陽電池
 柳田 祥三、渡邉 正義、松井 浩志、岡田 顕一、臼井 弘紀、江連 哲也、田辺 信夫
 フジクラ技報, 第107号, 73-78 (2005).
 http://www.fujikura.co.jp/gihou/gihou107/107_16.html

 by 蓑田様

【2005.8.23 記事紹介】

■高耐熱性透明導電膜の開発と色素増感太陽電池への応用
 川島 卓也、光学, 7月号, 25-27, (2005).

■揮発しない不思議な液体 −機能性イオン液体
 川野 竜司、渡邊 正義、化学, 60(9), 70-71, (2005).


【2005.8.22 記事紹介】

蓄電できる太陽電池
 桐蔭横浜大・宮坂教授ら 発電機能と一体化
           (2005年8月16日付 朝日新聞*面)

 

 研究室HP(http://www.cc.toin.ac.jp/sc/miyasaka/)もリニューアル
されています。


【2005.8.19 公募情報】

■「太陽光発電技術研究開発 革新的次世代太陽光発電システム
  技術研究開発色素増感太陽電池の新技術先導調査研究」に係
  る委託先の決定について
  http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170818_2/170818_2.html
  http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170818_2/besshi.pdf

>(通ったの12、落ちたのたった2つ)
凄いですね。しかも名工大・大阪・信州・京都は全て2件ずつ採択。 (^^;)

1件あたりの枠が2千万円にもかかわらず設備備品が買えないこと
から(でも実施期間は7ヶ月)、私は見送ってしまいました。

 
昨日に続き、と○しま先生ありがとうございました。


【2005.8.18 記事紹介】

■太陽電池使った発電装置 昭和シェル、一貫生産 工場新設
           (2005年8月11日付 日経新聞13面)
(要約)
 宮崎県田野町に一貫生産工場を今年末に着工、2007年初頭より年産20MWの生産を開始。
タイプは薄膜系のCIS太陽電池で、すべて国内販売の方針。シリコン型と同水準の価格で販売
できる見通しが付いたため商業化に踏み切る、とのこと。


【2005.8.17 お盆休み】

またしても
去年も似たようなことが
最後の希望
地震のせいではありません

 ああっ、もう! 気づいたのは帰りの東海新幹線の中、電光掲示板の
ニュースを見た時でした。不吉な予感は現実となり、東京駅で足止め。
アナスンスは「東北行きの旅行は諦めろ」「今日は無理」と言った趣旨
の内容を繰り返すばかり。がしかし、よく見ると時間だけ表示された便
が一つあります。

 結論から言いますと、予定より2時間遅れで出発、更に2時間遅れの
運行でエラい夜中に帰ることが出来たのですが、運が良かったようなそ
うでもないような。

 家・職場を含めて身近なところで地震の被害はほとんどありませんで
した。上の写真ですか? 地震が起きるちょうど前日、老朽化した建物
の“雨漏り”のお陰でテンテコ舞い(死語?)となった模様。運が良かっ
たようなそうでもないような。。。

 
御心配ありがとうございました。 *遠出の最中に大きな地震があったのは、これで3度目です


【2005.8.16 お盆休み】
【2005.8.15 お盆休み】

【2005.8.12 霞ヶ関方面ですよ】

 出張。東京日帰り。

 
無事帰着、皆様(?)お疲れ様でした。立席必死と思ったら臨時便が出ておりました。ありがたや。


【2005.8.11 記事紹介】

■「太陽電池の選び方」
 塚本勝孝、延原高志, トランジスタ技術
 9月号, 127-135 (2005)

 


 総計70ページに渡る太陽電池の大特集です。色素増感も少しだけ触れられています。
むしろ、それ以外の太陽電池記事の方が面白いかも。

 
藤原先生、感謝です!


【2005.8.10 こだわりの逸品】

 プロ研究者ならば、日頃手にする道具には大なり小なりコダワリがあるかと思います。
たかが?ピンセット一つ取っても下は¥100 から上は数千円するようなものまで、使い
心地の差は歴然としたものがあります。力を入れた時のスチールのしなり具合が、、、ね。

 ところで今日御紹介するのはこれ↓、電解液注入用のシリンジ。針先は固定式でテーパー
無しの90度カット。

 品名:マイクロシリンジ
 メーカー:
HAMILTON
 Cat.No:80865
 Model:750SNR
 容 量:500μL
 価 格:¥12,300

 


 心棒が金属製なので腐食に関して多少の心理的抵抗はありますが、ガラス鏡筒との擦れ
具合が微妙で、手に持った時の重みもいいんだなぁ。

 
次、落として割ったら自費だぞ! >fushimi (^^;)


【2005.8.9 講演会御紹介】

■2005年光化学討論会
http://www.kokagaku2005.jp/
主催:光化学協会
日時:9月12日(月)〜14日(水)
会場:アクロス福岡 (〒810-0001 福岡市中央区天神1丁目1番1号)
2D12 ナノチタニア結晶を積層した電極を用いた光電気化学発光素子
   (九工大院生命体工)○早瀬修二・門 孝・岡本清一・竹之内正敏・佐藤順平・藤本 誠
3D01 酸化ニッケルナノ粒子電極を利用するn/pタンデム型色素増感太陽電池?色素増感太陽電池の新しい設計指針
   (信州大繊維)○宇佐美久尚・仲佐昭彦・角倉誠一・小山俊樹・阿部隆夫・鈴木栄二
3D02 光電気化学界面を用いるDNA検出法の研究(3)色素増感電子注入過程の検討
   (ペクセル・テクノロジーズ(株)・桐蔭横浜大院工)○池上和志・千田雅俊・鈴木恵美子・西村裕之・宮坂 力
3D03 プラスチック色素増感太陽電池の開発(2)大面積フィルムセルの光電特性
   (ペクセル・テクノロジーズ(株)・桐蔭横浜大院工)○宮坂 力・雉鳥優二郎・池上和志
3D05 増感色素担持酸化チタン電極の光電子寿命と電解質の最適化
   (阪大先端セ・阪大院工) ○柳田祥三・正木成彦・中出正悟・神崎泰介・和田雄二
3D06  エネルギー貯蔵型色素増感太陽電池(14)電荷蓄積電極の組成制御と光蓄電特性
   (東大院総合・東大院工) ○瀬川浩司・中川慶一・野口倫弘・斉藤陽介

2P116 光電気化学界面を用いるDNA検出法の研究(4) 光電応答の高感度化
   (桐蔭横浜大工・ペクセル・テクノロジーズ(株))○千田雅俊・池上和志・鈴木恵美子・西村裕之・宮坂 力
2P124 クマリン系有機色素を増感剤とした色素増感太陽電池の電子輸送過程の検討
   (東理大理工・産総研)○宮本康司・原 浩二郎・柳田真利・佐山和弘・阿部芳首・杉原秀樹
2P125 酸化チタンの色素増感系を用いたRGB光感知センサーの構築
   (阪大院工・阪大先端科学セ)○山本真也・塚原保徳・柳田祥三・和田雄二
2P127 三電極系色素増感光キャパシタの光充放電特性とその高効率化 (I)
   (ペクセル・テクノロジーズ(株)・桐蔭横浜大院工)○手島健次郎・村上拓郎・宮坂 力
2P129 金属酸化物/導電性高分子複合材料を用いる色素増感太陽電池用対極の作製
   (武蔵工大院工・ペクセル・テクノロジーズ(株)・桐蔭横浜大院工)○武藤拓馬・雉鳥優二郎・小林光一・宮坂 力
2P130 プラスチック色素増感太陽電池の開発(1)光電極界面の設計
   (ペクセル・テクノロジーズ(株)・桐蔭横浜大院工)○雉鳥優二郎・相原 航・宮坂 力
2P131 ポリマー型全固体色素増感太陽電池の研究(2)正孔輸送層の検討
   (桐蔭横浜大学院工・ペクセル・テクノロジーズ(株))○池田信之・雉鳥優二郎・宮坂 力
2P132 ルテニウムビピリジン錯体とルテニウムビキノリン錯体を共吸着させた色素増感酸化チタンナノ結晶電極における電子輸送過程
   (産総研・東理大理)○柳田真利・宮本康司・佐山和弘・倉重充彦・春日和行・阿部芳首・杉原秀樹

■第36回中部化学関係学協会支部連合秋季大会
http://www.electrochem.jp/announce/09_2324b.html
主催:中部化学関係学協会支部連合(中化連)協議会
日時:9月23日(金)〜24日(土)
会場:グランシップ(静岡市池田79-4)

1J01.チタンの電解酸化および熱酸化により調製した酸化チタン電極上での色素水溶液の光酸化挙動(静岡大工)゚石飛裕和、堀 淳一、前田康久
1J02.クマリン系有機色素の固体型色素増感太陽電池への応用(静岡大工)゚川口拓哉、Kumara、G.R.Asoka、藤波達雄、昆野昭則
1J03.ヨウ化銅を用いた畜電機能を有する色素増感型太陽電池(静岡大工)゚奥津史晃、Kumara、G.R.Asoka、藤波達雄、昆野昭則
2J22.酸化亜鉛・キサンテン系色素複合薄膜電析のメカニズムの解明(岐阜大院工)゚小松大輔、張 敬波、吉田 司、箕浦秀樹

 
取りこぼしあったらごめんなさい。ペクセル祭りですな...


【2005.8.8 記事紹介】

花やコーヒーで発電する太陽電池
 
ポピュラーサイエンス 9号, 97 (2005)

 上記のネタはともかく、普通に読み物として面白いです。
 
ポピュラーサイエンス日本版:http://www.popsci.jp/

 


【2005.8.7 七夕】

 仙台七夕。実は平塚で終わった飾りをレンタルだとか。
でもって、HPは7続きだったりする。誰でしょ?>777777

 


 “七”と書いて“たな”と呼ぶのは如何に??


【2005.8.5 なーし】

 ずんだシェーク、予想外に美味でした。ごちそうさま。ええと、DSC は。。。(^^;)

 
ただ今実験ちう。


【2005.8.4 拡散限界電流】

 前回の電化で早瀬先生から御紹介頂きましたが、ただ今私共の方でも I3- イオンの
拡散係数を CV から求めています。記憶が不確かですが(歳だね)、イオン性液体に
関連して、拡散限界電流を測定する手法は3年ほど前にマクセルさんも発表されてい
たと思います。

 参考となる文献・HPはこちら↓

Electrochimica Acta, 46, 3457-3466 (2001)
J. Electrochem. Soc., 143(10), 3099-3108 (1996) 「M. Graetzel 他」
http://www.bas.co.jp/cvkiso1.htm 「CVの測定条件ならびにデータ解析の基礎@ビー・エー・エス株式会社」
http://www.gasdetection.com/TECH/sensorprinciple2.htm

 
暑。


【2005.8.3 くどいようですが酸化チタンナノワイヤー】

 下記酸化チタンナノワイヤーの合成方法、「長繊維状ナノ酸化チタン及びその製造方法」
という名称で先々月より公開されています >特開2005-162584

 
その節は大変お世話になりました。


【2005.8.2 くどいようですが酸化チタンナノワイヤー】

 ナノワイヤーは大丈夫?? 時節柄「ワイヤー」という言葉からアスベストとの
アナロジーを思い浮かべがちなのですが、下の写真を御覧下さい。

×1

×10,000 (SEM)

×25,000 (SEM)

×100,000 (TEM)

 ワイヤー形状に違いはないのですが、低倍率で観察しますと激しく凝集している
様子が分かります。外形は 5〜10μm程度の
石コロ状で、へたな顔料よりも遙かに
巨大な粒子です。水に再分散しても形状は変わらず。このため、そのまま DSC に応
用しますと思ったような特性がなかなか出てくれません。

 これまで、一見して汚らしい石コロ状が何とかならんのか? 思っていたのですが、
皮肉なもので、激しく凝集していることが幸いして非常に驚くような特性を持つこと
が分かりました。もはや電池とは全く関係ない分野にて。秋頃にはオープンにできる
のではないかと期待しております。

 量産化も鋭意進めておりますが、少しでしたらお分けできますので<どうしても
欲しい方>お問い合わせ下さい。ベストな条件では 500 m^2/g を越えますが、手元
にあるのは
200 m^2/g 程度のものです。 訂正: 351 m^2/g ありました。


【2005.8.1 記事紹介】

■起動する家庭発電
 第2部<量産へのカギ>低コスト化こそが生命線 2010年には商用電源並に
 ・2020年までは Si系
 ・2030年には色素増感型へ
         (2005年7月18日付 日経エレクトロニクス, p98-105) 

 una様からも掲示板の方に書き込み頂きましたが、再掲。ありがとうございました。
DSCを取り巻く環境、好むと好まざるに関わらず、原子力の次に来る次世代の新しい
利権になりつつある予感。以下、別な K 様よりコメント。

>それだけ実用化が近く、実用レベルになって始めて見え出す「ランニングチェンジの
>時期」がようやく関係者の頭の中で描かれる様になったのではと思っております。
>ですから、<中略> 別な意味で「業界が再び(?)盛り上がっている」と感じてい
>ます。

 同感です。にしてもこの世界、変化が激しいですね。私の頭の中(妄想?)では
新三強時代突入です。

 
今日から8月!。


【2005.7.29 曲がる nc-ECD】

 ナノ結晶ECDのフィルム化、まずは動作確認。色素電池で
お馴染みの技術なのでトラブルも無く、ほぼ想定内。

 「ネタが違う」と怒られそうですが、取り敢えずこれも光電
気化学セルなので御容赦を。

 

 暑。


【2005.7.28 出張】

演題:「フレキシブル色素増感太陽電池とエレクトロクロミック電子ペーパー」
講演者:東北大学多元物質科学研究所 内田 聡
日時:2005年7月28日(木)13:30〜15:30
場所:**事業所21会議室

 という次第で、神奈川県内某所に出掛けております。御容赦下さい。

 
今年に入ってから14件目の依頼講演...


【2005.7.27 暑中見舞い】

 お葉書頂きました(感謝です!)

「アイシンのパネルはこんな暑い日でも漏れないんですかねぇ」
→ 漏れません。てか、今年で二夏目。凄いですね。

 


昨日午後頂いたメール、諸事情により紛失(モウシワケナイ)。お返事無い場合は再送願います。m(--;)m
【2005.7.26 講演会の御紹介】

■第54回高分子討論会@山形のプログラムが公開されています。
私ですか? 発表だけでなく座長も割当たっております。
ヤケクソ (^^;)

 日時:9月21日(水)、22日(木)
 場所:山形大学(山形キャンパス)
 プログラム:
http://www.spsj.or.jp/C8/tohron/54/tohronprotemp.pdf


■もう一件。近畿化学協会(
http://www.kinka.or.jp/)の主催する
第2回機能性色素および先端材料に関する東アジアシンポジウム(台湾)
において、岐阜大の松居先生が色素〜電池の増感色素に関する講演を行う
模様。

 日時:9月25日(日)〜27日(火)
 場所:台湾
 
http://www.kinka.or.jp/dye/2nd%20Circular%20050629.pdf

 お知らせありがとうございました。


【2005.7.25 記事紹介】

■ハンガリー工場が稼働、三洋電機、太陽電池モジュール生産
         (2005年7月22日付 日刊工業新聞13面) 
 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/eco/387777

 需要が拡大している欧州市場向けに供給を始める。
当初の年産能力は50MWで、来年度に100MWに引き上げの予定。

 と○しま先生、感謝です!


【2005.7.22 なーし ^^;】

 てゆうか、電化の原稿が...
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■インドリン骨格を有する色素により増感された全固体色素増感型光電変換素子
 (三菱製紙株式会社*・東北大学 多元物質科学研究所**)
 ○高岡 和千代*, 石井 康憲*, 高田 昌和*, 内田 聡**

■湿式太陽電池の内部抵抗分析
 (山形大学 工学部)廣瀬 文彦、○岩田 博志(東北大学 多元研)内田 聡

■ナノ結晶酸化チタン薄膜を用いた色素増感太陽電池型ECD
 (東北大学 多元物質科学研究所)○実平 義隆,内田 聡

■色素増感太陽電池における高効率酸化チタンナノワイヤー電極の検討
 (東北大学 多元物質科学研究所)○実平 義隆,内田 聡

■β-CDI を用いた透明電解液と色素増感太陽電池への応用
 (東北大 多元研,*日宝化学株式会社)○伏見 恵典,内田 聡,前田 暁男*,萩原 滋*

■窒素ドープ酸化チタン粉末を用いた高効率色素増感太陽電池
 (東北大学 多元物質科学研究所)○内田 聡, 実平 義隆
 (東京大学 総合文化研究科) 瀬川 浩司
------------------------------------------------------------------

 ウチはね、上記6件+1? (^^;) のエントリーです。 面白いメンバーでしょ?
てゆうか、電化の原稿が... ←くどい


【2005.7.21 記事紹介】

■世界最高性能の曲がる太陽電池を開発
 ETRIのイオニクス素子チーム...携帯電話など太陽エネルギー充電の可能性開ける
         (2005年7月21日付 おはよう大徳!)
 
http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=&mark=1025

 

 ETRI(韓国電子通信研究院)基盤技術研究所のイオニクス素子チーム
(チーム長 リュ・グァンソン)は世界最高水準の性能を持つ曲げることの
できる次世代太陽電池の開発に成功したと7月20日に発表した。


■世界最高性能「曲がる太陽電池」開発
         (2005年7月20日付 中央日報)
 
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=65799&servcode=300&sectcode=330

 (前略)最高電力量は1平方センチメートル当たり4.8ミリワット
で、おもちゃの扇風機を作動させる程度。 現在まで日本やドイツなどで
開発された染料感応型太陽電池の最高電力量は2.3〜4.2ミリワット
だった。

 ETRIのイオニクス素子チーム長は「その間、海外で開発された曲が
る太陽電池は最高電力量が2.3ミリワット程度だった」とし、「今回開
発した電池は電力量がその2倍程度」と説明した。

■世界初「曲がる太陽電池」誕生
         (2005年7月20日付 朝鮮日報)
 
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/07/20/20050720000059.html

 ETRI(韓国電子通信研究院、www.etri.re.kr、院長:任周煥(イム・
ジュファン))は、曲げることが可能な世界最高の性能を持つ次世太陽電
池の開発に成功したと20日伝えた。

 これまで米国、日本など先進国で開発された燃料感応太陽電池の場合、
素材が主にガラスやプラスティックで、エネルギー変換効率が低かった。
今回ETRIが開発したフレキシブル燃料感応太陽電池は片面がステンレスス
チール素材、もう一方の面はプラスチックの素材を使用、折り曲げること
ができるため、効率性がはるかに優秀になった。

  うかうかしておられませんな。(^^;)


【2005.7.20 記事紹介】

■夢のソーラー携帯、ドコモが開発 商品化へなお研究
         (2005年7月16日付 フジサンケイビジネスアイ1面)
 
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200507150018a.nwc

 

色味はアモルファス?

■シャープの5150KWシステム
           (2005年7月19日付 電気新聞4面)
 
本年度のNEDOのフィールドテスト事業による1/2助成を予定

  と○しま先生、ありがとうございました。


【2005.7.19 記事紹介】

■立ちはだかるコストの壁 本格普及は2010年!?
           (2005年8月号 日経エコロジー 47-49)

 変換効率は低いが、「アモルファス同様に曲げられ、製造コストは10分の1に
できる可能性がある」(桐蔭横浜大学の宮坂力教授)。安価で加工性に優れてい
るので、短冊状にしてブラインドに組み込んだりできる。企業と協力する宮坂教
授は、「2007年中には商品化したい」と意気込む。

 お知らせありがとうございました。


【2005.7.19 講演会の御紹介】

■第21回関東支部研究発表会(栃木県・塩原町)
 http://www.ceramic.or.jp/ihensyub/gyoji/gyoji.html#Anchor-58746

1A12 スプレー熱分解(SPD)法による色素増感太陽電池の大面積化(静岡大)○小寺敬三・奥谷昌之・G.R.A. Kumara
1B01 スプレー熱分解(SPD)法による色素増感太陽電池のモジュール化(静岡大)○大田直毅・奥谷昌之・G.R.A. Kumara
1B12 色素増感型太陽電池の光電変換効率に対するTiO2電極の酸化物絶縁体被覆効果(群馬大)○峰裕之・花屋実

 さとみ様、感謝です!


【2005.7.18 海の日】


【2005.7.16 記事紹介】

■【ワイヤレスジャパン】太陽電池に植物性樹脂,NTTドコモが環境に優しい
 ケータイを展示
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050713/106720/
                   (2005年7月13日付 Tech-On)

(前略)またSi太陽電池は表面が黒いため,端末のデザインを損なう恐れが
あったり,筐体表面が平面でないと使えなかったりする。こうした欠点を解
決する太陽電池としてNTTドコモは有機材料を使う,色素増感型太陽電池に
も期待しているという。


■原油の無機起源説に脚光?高まる見直し議論、エネルギー情勢に影響も
 http://www.shimbun.denki.or.jp/backnum/news/20050715.html
                   (2005年7月15日付 web 電気新聞)

 「石油・天然ガスは地球内部で無機的に生成され続ける」とする無機起源
説を見直す動きが出始めている。


■年度内に太陽光発電設備 シャープ亀山工場 国内最大の出力5150kW
                   (2005年7月15日付 日刊工業新聞17面)

 現在、国内最大の東京都朝霞浄水場の1200kWを遙かにしのぐ大規模
システムが年度内にできあがることになる。
 なお、世界最大はドイツに10MW級があり、亀山工場のシステムはこれに
次ぐ世界二番目だという。

 と○しま先生、お知らせありがとうございました。


【2005.7.15 講演会の御紹介】

 申し訳ない。下記講演会、開催今日です! 私、見落としましたかね?

2005年第1回光電気化学研究懇談会例会
 「プラスチックおよび固体型色素増感太陽電池の最新技術の報告と見学」

  ・ 日 時:7月15日(金)13:30〜17:00
  ・ 場 所:桐蔭横浜大学法学部204教室(横浜市青葉区鉄町1614)
  
http://www.cc.toin.ac.jp/UNIV/japanese/index.html

1.有機太陽電池の研究動向(阪大太陽エネ研セ)松村道雄
2.プラスチック色素増感太陽電池の大型化と光蓄電型の開発(桐蔭横浜大院工)宮坂 力
3.固体型太陽電池の高性能化?開発の現状と展望(静岡大工)昆野昭則

 
さとみ様、お知らせありがとうございました。


【2005.7.14 割れない技術はここにある】

 “フィルム状DSCの酸化チタン膜は、長期使用で剥がれるのが問題だ”
巷ではそんな話が定説になりつつあるらしい。

 んなわきゃ、なーい!

 我々、関西ペイントさんと共同で大面積フィルム状DSCを試作をしたの
が今から
2年半ほど前。当時のサンプル(残骸?)は100円ショップで売
られているプラケースに入れて日光が差す窓際に放置されていますが、
剥が
れたサンプルは1枚もありませんマジ

 塗装を見よう見まねで、自分で作製したセルにしても1年半近く経ちます
が、イオン性液体で濡れたまま現状を保っています。つか、過去に一度も剥
がれて困った経験はありません。自分以外にも Web を拝見する限り、若狭
先生を始めとして何人かはきちんと塗れている御様子。

 これだ、これ!
 触ってみそ。

自作品の例、1年半経過。
当時良い封止剤が無かっ
たので、液漏れで汚くな
ったのは簡便願います。

膨大なフィルムセル、
酸化チタン塗布電極
等々。窓際にてかれ
これ2年半。中身は→

本当はお見せしたい
のですが... NDA 制限
事項です。外観は当
時のまま、驚くほど
綺麗です。

先日の阪大で作製
を実演したフィル
ム状酸化チタン電
極。再掲。

 というわけで今まで問題意識は無かったのですが、どうやら少数派らしい
ことに最近気付いた次第。ちょっとした違いなんですかね? ここでいつもの
ように全てのレシピと操作を公開するのは多くの人にとって有益のようで、、、
実はそうでもないので、(^^;) 興味のある人は東北大@仙台まで来られたし。
いつでもサンプル公開&塗装の実演致します。

 厚みは〜10μm程度、もちろんノーバインダーです。


【2005.7.13 またまた記事紹介】

■これさえあれば夜でもOK? 太陽電池、蓄電量4倍
 桐蔭横浜大 キャパシターと合体
 (2005年7月12日付 日経産業新聞10面)

 

 ↓関連する論文はこちら
Applied Physics Letters, 85(17), 3932-3934 (2004)
 ↓がしかし、ちょっとしたイチャモン(失礼!)が付いて
Applied Physics Letters, 86, 196101 (2005)
 ↓宮坂先生更に反論、といったやや珍しい展開になっています。
Applied Physics Letters, 85, 196102 (2005)

 お知らせありがとうございました。


【2005.7.12 記事紹介】

 既出ネタでごめんなさい。モジュール変換効率16.2%!

■シャープ、薄膜太陽電池モジュールを量産
 (2005年7月8日付 日経新聞*面)
 http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050708AT1D0801J08072005.html


■三洋電機、国内最高出力の「270W HIT太陽電池モジュール」を開発
 (2005年7月4日付 日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=104506&lindID=4

■「国内最高出力」、三洋電機が270W HIT太陽電池モジュールなど開発
 (2005年7月4日付 nikkeibp.jp)
 http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/384253

■三洋電機、高出力太陽電池モジュール開発
 (2005年7月5日付 化学工業日報*面)
 http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200507/06/04601_2131.html

 1枚(1.66m2, 270W)で 24kg ということは、10枚で 240kg ですか... 


【2005.7.11 記事紹介】
 

■日本の世界一危うし、太陽光発電 独に抜かれるか
 (2005年7月10日付 朝日新聞*面)
 http://www.asahi.com/life/update/0710/005.html

 


 そりゃぁ、そうだ。生い立ちから 30 年経過した未なお補助金体質から抜けられないんだから >Si
掲示板の匿名様、お知らせありがとうございました。


【2005.7.11 電気化学会】

 遂にプログラムが公開されました!

2005年電気化学秋季大会 講演および参加申込

大会プログラムUP!

9月8日(木) E会場 【シンポジウム:光電気化学の新展開】
9月9日(金) E会場 【シンポジウム:光電気化学の新展開】

 過去6年間の色素増感太陽電池関連発表件数の推移は下の通り。


【2005.7.10 バス遠足】

 発電ネタ一つ。聡一郎の保育園父母会行事で女川原発3号機の見学に行って
きました。

 時期が時期だけに、大人は事前に届け出した上で身分証の個別確認する念の
入れよう。空港と同じゲートチェックもあります。海には 24 時間体勢で巡視
艇が監視に当たっていました。内部撮影は禁止、お伝えできなくて残念。

原子炉模型 s=1/2
検問(動画12MB)
3号機外観


【2005.7.8 続・TiO2 ナノワイヤー】

 酸化チタンナノワイヤー増量中。今回のレシピは TiO2 400g, 水 12L, KOH(86%)
13200g! 媚薬として添加剤少々。真似してみたい人は、試してみるとよろし。(^^;)

 毎度代わり映えしない単純作業とは言え、これだけの量になると混ぜる手順やら
分散処理の有無、乾燥のさせかた等で生成物の性状がかなり異なってきます。廃液
処理も大変だし...

 第3段のスケールアップ計画も進行中で、遂に 40 L を一度に固液分離可能な遠心
機を発注してしまいました。納期は今から3ヶ月。

30 cm 鍋
乾燥機へ

 かき混ぜたり、寝かせたり、酒蔵みたいですよ。


【2005.7.8 講演会紹介】

■第1回 日本液晶学会 分子配向エレクトロニクス研究フォーラム 講演会
 『有機エレクトロニクスと液晶科学 〜電子機能材料の未踏領域を求めて〜』
 
http://www.jlcs.jp/main/frm-kouen/mol_2005_01.html

協 賛:応用物理学会、高分子学会、日本化学会、電子情報通信学会
(予定) 応用物理学会有機分子・バイオエレクトロニクス分科会

日 時:
7月29日(金)13:00〜17:40
場 所:東京工業大学国際交流会館
    東京都目黒区大岡山2-12-1
    (東急大井町線/目黒線 大岡山駅下車徒歩10分)
参加費:会員4,000円、非会員8,000円、学生会員1,000円、学生非会員2,000円

趣 旨:電子・光機能性有機材料は、π電子に支配された特異な電子状態とその
多様性により、有機TFT、有機EL、色素増感太陽電池をはじめ、次世代の電子・
光デバイスとして注目されている。さらに有機物の特質である異方性を活用するこ
とで、飛躍的な性能向上や新規物性の発現が期待される。本講演会では、液晶
性など配向の自己組織化を含め、配向制御手法ならびに配向により得られる効
果について、最新の研究成果を展望する。

『ショート講演』
 14:00 「
有機太陽電池の現状〜低コスト太陽光発電を目指して〜」
      吉本 尚起(日立)


【2005.7.7 記事紹介】

オールプラスチック太陽電池
 固体電解質の開発で実用化に一歩前進
       日経サイエンス6月号 p14 (2005)


【2005.7.6 記事紹介】

■堺化学工業 リング状酸化チタンを開発、サンプル出荷へ
 色素増感太陽電池の変換効率向上に期待
 有害ガスの分解も視野に
       (2005年6月27日付 日経ナノビジネス)
 http://www.nikkei.co.jp/rim/nano/business/v16/02.htm


【2005.7.5 特許紹介】

■特開昭57 - 074979 有機光電池の製法(発明: 河合 和三郎、山村 総一郎 出願: 工業技術院長)
 特許1281929号
(昭和60年9月27日)

 とあるきっかけで上記の文献を目にしました。

 グレッツェルセルの特徴(オリジナリティ)が、特許上は酸化チタンとルテニウム
錯体の組み合わせや性能よりもむしろ「表面粗さが 20 以上の半導体多孔膜を使用し
た光電池」にあることは知る人ぞ知る、であります。
 坪村・松井両先生らによる酸化亜鉛多孔膜を用いた色素増感太陽電池はグレッツェ
ルセルよりも先に発表されているのですが、表面粗さに関する知見がなかったばかり
に、、、というお話は有名。

 しかしながら上記の公報には「光作用電極を製造するに当たり、エネルギーバンド
幅の大きい半導体電極、例えば酸化亜鉛、酸化錫などの電極上に増感作用を有する化
合物、例えば色素などを薄層化するために、多孔性電極に含浸させたり、単分子膜化
したり、、、ような方法がとられていた」
とかなり具体的な記述があり、当時として
は良く知られた手法だったことが伺えます。グレッツェルセルが 1991 年に Nature
で発表されるよりも更に 9 年もさかのぼる 1982年(昭57)の公報です。既に特許と
して成立してしまった現状、如何ともし難いのが惜しいです。

 関連する文献はこちら↓、温故知新として役に立つかも。


(1)河合 和三郎、山村 総一郎「トリス(2,2'−ビピリジン)ルテニウム(II)
    錯体固定化高分子膜で修飾した光電極」
    日本化学会誌, 8, 1217-1222 (1981).
(2)河合 和三郎「トリス(2,2'−ビピリジン)ルテニウム錯体固定化高分子
    膜の光照射による電子移動反応」
    高分子論文集, 38(7), 451-455 (1981).
(3)山村 総一郎、河合 和三郎「n型半導体を電極とする光電池における水溶性
    ポルフィリン化合物の増感効果」
    日本化学会誌, 8, 1287-1293 (1982).
(4)山村 総一郎、河合 和三郎「親水性光増感膜による酸化インジウム電極の修飾
    高分子論文集, 40(2), 109-113 (1983).

 
お知らせありがとうございました。


【2005.7.4 NEDO 公募案内】

■「太陽光発電技術研究開発 革新的次世代太陽光発電システム技術研究開発
  
色素増感太陽電池の新技術先導調査研究」に係る委託先の公募について
  http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/170704_1/170704_1.html

 今日からの案内開始ですが、期限が7月20日(水)17:00 必着とかなり短めなので
注意が必要です。


【2005.7.4 記事紹介】

 お約束。

■今更聞けない 太陽電池
 形もいろいろ、色もいろいろ
     (2005年7月3日付 朝日新聞 日曜 be 4面)

 
http://www.be.asahi.com/be_s/20050703/070305.html 

  

*「インスタントコーヒーで発電」に関する内容は、下記「フラワー発電日記」中の【2005.2.1】が該当致します。
  
http://dsc.rcast.u-tokyo.ac.jp/%7Edsc/flower.htm


【2005.7.1 続・紫キャベツ】

信州の草花で作る色素増感太陽電池
 長野県岡谷工業高校 工業化学科
 若狭信次(Wakasa Shinji)先生編

 


 いやー、イイですわ。DSC作製もかなり習熟されている御様子。
敬服致します。良い仕事されてると思います。

 言い訳になりますが、私が以前使用したのはどうやら名前の通り「トレビス」
であって、「紫キャベツ」ではなさそうです。もう一度八百屋巡りです。(苦笑)

 今年も半分が終わりました。