不定期日記(2007)後期

→過去日記

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【2007.12.31 大晦日】

 年末、TVは延々ドラエモン _| ̄|○


■東北道で計15台絡む事故2件、吹雪で視界悪く
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071231i104.htm
    (2007年12月31日付 YOMIURI ONLINE)

■ 東北道下りで多重衝突相次ぐ 吹雪・路面圧雪状態 岩手
 http://www.asahi.com/national/update/1231/TKY200712310064.html
    (2007年12月31日付 asahi.com)

 


 弘前への帰省断念、つか無理。通行止め。この手のネタがニュース
になるのは珍しい。というのも、雪でスリップ・玉突き事故なんか、
日常だから(それでもニュースになったのは、高速道路が長区間通行
止めになったため)。

 そう言えば昔、青森県にサイエンスパークを設立した場合、太陽光
発電の研究はできるのか?大まじめに質問を受けたことを思い出しま
した。屋外試験をやったら結構過酷かも。ウェットな雪&その重さ&
夜は凍結。

 ごめんよ〜


【2007.12.28 御用納め】

 東京に移って以来1年余り。当初は NEDO プロをお給料の原資に見込
んでいたため「最悪、半年だから(→クビ?)」覚悟で来たわけですが、
お陰様で無事、今日に至っております。本HPのサーバをそのまま仙台
に残してきたのも、こうした事情が背景にあります。がしかし、先端研
に来て分かったのは、先行きを気にして仕事をしている人はいないとい
う、たくましい現実。上司に恵まれ(いや、ホントに)、純粋に仕事に
集中できるという意味で大変幸せな1年を過ごすことが出来ました。
関係者の皆様、お世話になりました。改めて感謝御礼申し上げます。

 さて、DSC。毎年この時期になると期待を込めて「来年こそ」みた
いなコメントをして参りましたが、実用化の動きは各方面、着実に進ん
でおります。やや品の無い表現になりますが、ぶっちゃけ、遂に私色素
増感太陽電池の未来を見てしまいました!! (@_@;) 言っちゃったよ

 こうした最近の慌ただしい動きの中で、次第に本当に課題となる技術
や問題点は何かが整理されてきた印象。少なくとも、効率コンマ数%の
優劣で一喜一憂することに何の意味も無いことは明らかです。文章でお
伝えできる内容には限りがありますので、動向が気になる方は来年、先
端研までぜひお越し下さい(逆に、呼びつけて頂いても結構です)。

 実用化してしまったら?このHPもいらなくなっちゃいますかね??
笑える日が来ることを心待ちにしつつ、来年もまたがんばりましょう!
皆様のご健勝を祈念致します。どうぞ良い年をお迎え下さい。m(--;)m








 2007.9.9
 St.Gallen にて
 撮影 Kentaro


【2007.12.27 インテレクチュアルCafe】

 ローカルネタ(しかも昨日終了)で申し訳ないのですが、先端研にて
不定期に開催されるミーティング。お題目は
「ポスト京都議定書の枠組
に向けて」
、スピーカーは澤昭裕教授(元経済産業省環境政策課長)で
した。

 先日のバリ会議(COP13)にて、EU 側が明らかに実現できない目標
をわざと提案し、日米がこれを拒否→いきなり
悪役の汚名を着せられる
といった謀略から始まり、紆余曲折を経て合意に至るまでの具体的な中
身を解説頂きました。

 CO2 削減の努力を最も進めている日本が、孤立を恐れて意見統一でき
ない外交面の弱さにつけ込まれてズルズルと無理難題を押しつけられて
いく様は、手に汗握る思いでした。いつものごとく、表面しか取り上げ
ない自称環境団体とマスコミの
構図



【2007.12.26 記事ご紹介】

■集光型太陽電池 レンズ生産費半減
 五鈴精工硝子 金型成型を採用
          (2007年12月25日付 日経産業新聞1面) by H塚様


【2007.12.25 イベントのお知らせ】

 少し先ですが来年2月27日(水) PV EXPO 2008 での講演者が決まった模様。
DSCについては
「実用化に向けた色素増感太陽電池の開発状況」と題して
下記3名様よりお話を頂きます。

 

 私、運悪くこの日 Cairo の
会議 にて外遊中。。。(涙)

 
師走最終ラウンド>何が何だか、もう。


【2007.12.21 ごめんよ〜】
【2007.12.20 ごめんよ〜】      

 研究室、今年最後の報告会にて。更新微妙。


 →そのまま忘年会へ。皆様お疲れ様でした。

 
ENEOS久保先生ファンクラブ情報求む!(^^;)


【2007.12.19 新製品のご紹介】      

 言わずと知れた浜松ホトニクスの新製品ご紹介。

■低エネルギー電子線照射装置

   

■ライン照射型低エネルギー電子線照射源

   


 どちらかと言うと表面改質や薄膜ポリマーの電解質硬化処理に最適です。
エネルギーが材料の内部まで浸透して界面を均質に活性化させる他、処理速
度が圧倒的に速かったり、あるいはまた開始剤が不要等、いろんなメリット
があります。

 小型試験機で開発が打ち止め?思いきや(失礼)、新たに連続化の提案も
されて再登場となりました。

・生産ライン用にライン照射型電子線照射源「EBエンジン」を開発
 http://jp.hamamatsu.com/hamamatsu/press/2007/2007_12_03.html
                   (2007.12.3 プレスリリース)

All-plastic &
Solid-state DSSC
動画 (2.1MB)
2004.6.1
日経産業新聞

 上は実際にこれよりもっと大型の他社製(日新電機)量産設備で試作した、

オールプラスチック&全固体型色素増感太陽電池。電解液にはヨウ素源とし
てβ-CDI を用い、ゲル化剤を 10wt% 添加して電子線硬化したものです。
EB処理時間は僅か 1.8秒! 関連の邦文はこちら。↓

"β-CDI を電解液に用いた固体フィルム型色素増感太陽電池" 
 内田 聡, 冨羽 美帆, 実平 義隆, 伏見 恵典
 
高分子論文集, 63(1), 62-67 (2006).


 今までありそうで無かったEB小型試験装置、試用も可能なようですので、

お問い合わせは下記木村様までどうぞ。

===================================
浜松ホトニクス株式会社 電子管事業部営業部マーケティング担当 木村 純
東京支店 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21虎ノ門33森ビル5F
TEL: 03−3436−0491
FAX: 03−3433−6997
E-mail: kimura@etd.hpk.co.jp
弊社ホームページ http://www.hamamatsu.com/
===================================


【2007.12.18 新刊本のご案内】

■身近なナノテク 酸化チタン・酸化亜鉛を知る
 ・編著:石橋賢一・窪田吉信
 ・発行元:日経BP社
 ・発行日:2007年4月
 ・価格:2,940円(税込み)
 ・体裁:約350ページ
 ・ISBNコード:978-4822218942
★新幹線や自動車の塗料からホワイトチョコレートにまで使われる
 「酸化チタン/酸化亜鉛」。その物性をナノ構造まで遡って解析し,
 生体影響や安全性に関する最新の知見とともに,応用の指針を詳しく解説。

  
 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/169700.html

 監修はお二人ですが、中身は産総研の宮内雅浩先生/ナノ酸化チタンをはじめ

として7人からの共著となっています。光触媒に限らず、最新の知見と特に安全
性に関してまとめられた良書です。



【2007.12.18 講演会のお知らせ】

 発表者僅か2名!おまけに厳冬の北海道・網走!! あ、ありえない... Σ( ̄□ ̄|||)
一説によると、流氷が見たいがためにH本先生が強引に企画したとも言われる、
泊まりがけの濃いミーティングです。

■若手研究者による光電気化学研究の最新動向
  http://www.electrochem.jp/announce/03_0304.html

主 催:(社)電気化学会
共 催:本会光電気化学研究懇談会、光機能材料研究会
日 時:2008年
3月3日(月)〜4日(火)
会 場:
網走観光ホテル(北海道網走市)
 第1日・3日(月)16:00〜18:00 講演会
  白金・酸化タングステン光触媒(北大)阿部 竜
  実用化に向けた
色素増感電池 (東大)内田 聡
  懇親会 19:00〜
 第2日・4日(火)9:00〜10:00
  今後の活動に関する討論
■ 募集人員:30名まで(3名1室の相部屋)女満別空港までの交通費は各自負担、募集人数に達し次第締切
■ 参加費:12,700円(1泊2食、ホテル・女満別空港の送迎)
■ 申込方法:所属、氏名、連絡先(住所、TEL、FAX、E-mail)を明記の上、FAXまたはE-mailにてお申し込み下さい。
■ 申込・問合せ先:〒153-8904東京都目黒区駒場4-6-1 東京大学先端科学技術研究センター橋本研究室内
  光電気化学研究懇談会事務局(TEL & FAX 03-5452-5084, E-mail:hikari@light.t.u-tokyo.ac.jp)

 本当は生意気な出る杭(若手?)を今のうちに叩いておこうと...(以下略、誰かタスケテ〜) _| ̄|○


【2007.12.17 募集中!】

公募人員:博士研究員 1名
所属:東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター
   (理工学研究科化学専攻)
勤務場所:東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター 
 伊原研究室(東京都目黒区大岡山2-12-1)
 
http://www.chemistry.titech.ac.jp/tama_ihara/ihara/content.html 

任期: 半年〜2年(当初半年。2010年3月までは1年ごとに更新可)
専門分野:
色素増感太陽電池に関する研究開発に従事。分子生物学、
 電気化学、物理工学の境界領域の研究テーマ。分子生物学、電気
 化学、物理工学のいずれかを専門とすることが望ましいが、新しい
 分野にチャレンジする気持ちがあれば特に専門は問わない。
応募資格:博士号取得者(見込み可)
着任時期:決定後なるべく早い時期
提出書類:1.履歴書(書式自由、写真貼付) 2.研究業績リスト 3.主
 要論文別刷り(3編程度、コピー可) 4.これまでの研究概要(A4版
 1ページ程度) 5.今後の研究計画および抱負(A4版1ページ程度)
 6.推薦者の氏名と連絡先(2名程度)
応募締切:2008年
1月15日 必着
応募書類送付先および問い合わせ先: 封筒に「応募書類在中」と朱
 書きし、書留で郵送してください。書類選考および面談にて決定します。

〒152-8552
東京都目黒区大岡山2-12-1
東京工業大学 炭素循環エネルギー研究センター
准教授 伊原 学
Tel&Fax:03-5734-3337
E-mail: mihara@chem.titech.ac.jp
http://www.chemistry.titech.ac.jp/tama_ihara/ihara/oshirase.html

 こっちはどうなったんだろう。。。 (^^;)


【2007.12.14 Extra】

 <<色素増感太陽電池、東京忘年会!>> F木さん、顔出しゴメンなさい m(--;)m


サービスショット


【2007.12.14 会場より】

 ただ今講演中です。おっと三浦さん、掟破り(?)の OHP スライド。。。
遅れて登場した
金子先生は、私の横でお弁当にぱくついております。聴講者
僅か10 名ちょっとにも関わらず、今日の予定に合わせて口コミで広がった
DSCミーティング(忘年会とも言う)では参加者が 25 名を予定。

伊藤先生
三浦先生
金子先生
瓦家先生
くろっぺ


【2007.12.13 明日の、、、】

 用意で終わってしまいました。申し訳ありません。


【2007.12.12 Sorry】

 久々に(?)怪しい実験を行っていました。


【2007.12.11 今日もニュースです】

■カネカ 太陽電池生産を倍増
 シリコン使用抑制 薄膜型に120億円投資
  http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071211AT1D0706210122007.html
          (2007年12月11日付 13面企業2) by H塚様

■藤森工業(7917)は2日連続でSTOP高まで買われ、東証1部値上がりランクトップへ
  http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=48310
          (2007年12月10日付 兜町ネット web)

  桐蔭横浜大学、ペクセル・テクノロジーズと共同で、フィルム型の色素増感型太陽電池
  実用化をメドを付け、来年2月からサンプルを出荷すると報じられたことが引き続き ...

■藤森工業がストップ高
  http://moneyzine.jp/article/detail/11907/
          (2007年12月10日付 MONEYzine web)
...7日付け日本経済新聞で同社と桐蔭横浜大学、ベンチャー企業のペクセル・テクノロジーズが
色素増感 型」と呼ばれる高出力なフィルム型太陽電池の実用化にめどをつけ ...

 
おお、凄い! 7917ストップ高の2連騰。いいんかしら...


【2007.12.10 ニュースです】

 毎度断片的で申し訳ございません。またまた取りこぼしニュースです。
いずれも非色素増感系。

■【PVSEC-17】記事リンク集
  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071204/143585/ 
          (2007年12月4日付 Tech-On!)


■シリコン使わぬ太陽電池 製造時もエコな次世代型
          (2007年12月9日付 朝日新聞 be 5面)

■レンズで集める太陽電池 集光倍率1100倍
 シャープ 実用化へコスト減
          (2007年12月6日付 日経産業新聞)

太陽電池、シリコン節約 三洋は「薄膜型」研究
 実験設備など60億円投資
          (2007年12月6日付 日経産業新聞)

 
H塚様、感謝です!


【2007.12.7 またまたニュースです】

「色素増感型」実用化めど 薄くて曲げられる太陽電池
 桐蔭横浜大・藤森工業など 携帯も充電可能
          (2007年12月7日付 日経新聞15面)

 

■[太陽電池関連] 藤森工業に続け!次世代太陽電池技術関連企業【色素増感型】
 
http://moneyzine.jp/article/detail/11909/
          (2007年12月7日付 日本証券新聞 NSJニュース)

■藤森工業(7917)に買い殺到「フィルム型の色素増感型太陽電池の実用化にメド」と伝わる
 
http://moneyzine.jp/article/detail/11625/
          (2007年12月7日付 日本証券新聞 NSJニュース)

■7日藤森工に買い物
 
http://market.radionikkei.jp/meigara/20071207_03.cfm
          (2007年12月7日付 ラジオNIKKEI)


 株価がストップ高をつけるような例は今回が初めてですね。もっとも、
教育研究に携わる私としましては、↓こちらの方が大ニュースです。
(^^;)

色素増感太陽電池の教育キットが販売になりました  
 (2007年12月7日付 ペクセル・テクノロジーズ プレスリリース)
 http://www.peccell.com/



【2007.12.6 ニュースです】

 取りこぼし記事1件。PVSEC、何か新しい知見ありましたでしょうか?
久保先生、早く帰ってきて〜

■【PVSEC】国際会議と展示会が相次ぎ開幕
  −アジアからの参加が増加,関心の高まりを反映
          (2007年12月4日付 Tech On!)
  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071204/143580/

(中略)(1)色素増感型,有機や量子などを含む新材料太陽電池。今回,
最も多い142件の発表があり,次世代技術に対する関心が高い。


【2007.12.6 更に講演会のお知らせ】

 情報の集中、という意味では東京が抜きんでていることを改めて思い知ら
されたような気が致します。それにしても、ここ最近の有機系太陽電池への
関心の高さは異常。

■太陽電池の最前線 
−各方式の技術革新が,太陽電池を新たなステージへ導く−
  http://www.eco-nen.com/page000.html

主 催:オルガテクノ2008セミナー事務局
日 時:2007年
12月17日(月)13:30〜16:30
会 場:総評会館(東京・お茶の水)
参加費:22,000円(懇親会参加費無料、セミナー定員100名)
プログラム:
 (1) フィルム型
色素増感太陽電池技術
   大日本印刷M 研究開発センター コンバーティング技術研究所 大川 晃次郎氏
 (2)
太陽電池モジュールフィルム化のポイントと最新動向
   桐蔭横浜大学大学院 工学研究科 教授 宮坂 力氏
 (3) 実用的なフィルム型
色素増感太陽電池モジュール製作と耐久性評価
   ペクセル・テクノロジーズM 主任研究員  瓦家 正英氏
 名刺交換/懇親会


【2007.12.5 続・講演会のお知らせ】

 過去日記でごめんなさい。下の講演会、我らが原先生!いらっしゃいます。
と思ってよく見たら、開催日が全く同じ。トホホ。三菱電機の有本部長なん
か、掛け持ちでどうすんでしょうね??? プレスジャーナルも電子ジャーナ
ルも両方出たことありますが、“何やっとんじゃ?”であります。

  FJ様、お知らせありがとうございました。

■太陽電池の最前線
−各方式の技術革新が,太陽電池を新たなステージへ導く−
  http://www.pressjournal.co.jp/seminar/seminar_080123.html

主 催:(株)プレスジャーナル
日 時:2008年
1月23日(水)10:00〜17:00
会 場:学士会館(東京・神保町)
参加費:47,250円(テキスト代,昼食代,消費税含)
プログラム:
●総論
 (1) 太陽電池の性能評価とトレーサビリティ 〜主要各国の校正方法の違い〜
   産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 評価・システムチーム 主任研究員 猪狩真一氏
●各セル方式の動向
 (2) 三菱重工業の太陽電池 〜その優位性とビジネス展望〜
   三菱重工業 太陽電池事業ユニット 部長代理 立石輝夫氏
 (3) 三菱電機の太陽電池の取り組みと今後の展開
   三菱電機(株) 中津川製作所 太陽光発電システム部 部長 有本 智氏
 (4) 有機薄膜太陽電池 〜開発動向と実用化に向けた要素技術・展望〜
   大阪大学 工学研究科 生命先端工学専攻 准教授 平本昌弘氏
 (5)
色素増感太陽電池 〜研究動向と実用化に向けた展望〜
   産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 有機薄膜チーム 研究員 原浩二郎氏
●製造・評価装置技術の動向
 (6) 岩崎電気が提供する太陽電池評価装置技術,ソーラーシミュレーション
   岩崎電気 光応用開発部長 木下忍氏
 (7) トッキが提供する有機薄膜太陽電池の装置技術・最新動向
   トッキ R&Dセンター 要素技術開発グループ 課長 松本栄一氏


【2007.12.4 講演会のお知らせ】

■2008 太陽電池の最前線★徹底検証 
  http://www.electronicjournal.co.jp/symposium/170.html

主 催:電子ジャーナル
日 時:2008年
1月23日(水)9:40〜17:35
会 場:コクヨホール(東京・品川)
参加費:49,800円(消費税含む)
プログラム:
●基調講演
 (1) 太陽光発電システムの技術・市場展望
   産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 副研究センター長 仁木 栄氏
 (2) 住宅用太陽電池の現状と今後の展望
   積水化学工業(株) 住宅カンパニー 技術部 塩 将一氏
 (3) 太陽電池と製造装置市場の現状と今後の展望
   野村證券(株) 金融経済研究所 企業調査部 エレクトロニクスグループ 和田木哲哉氏
●各社の太陽電池セル/モジュール/システムと今後の展開 ? 結晶Si系/薄膜系/その他
 (4) シャープの太陽電池の取り組みと今後の展開
   シャープ(株)(人選中)
 (5) 三菱電機の太陽電池の取り組みと今後の展開
   三菱電機(株) 中津川製作所 太陽光発電システム部 部長 有本 智氏
 (6) Shott Solarの太陽電池の取り組みと今後の展開 
   ショット日本(株) ソーラー事業部 マネージャー 酒井 茂氏
 (7) フレキシブルa-Si太陽電池の現状と今後の展開
   富士電機システムズ(株) システム機器事業本部 太陽電池統括部 グループマネージャー 高野章弘氏
 (8) 球状Si太陽電池の現状と今後の展開
   京セミ(株) 第2開発本部 技術開発部 企画担当部長 平 健一氏
 (9) CIS太陽電池の現状と今後の展開  
   昭和シェル石油(株) ニュービジネスディベロップメント部 担当副部 CIS開発グループ 主席研究員 櫛屋勝巳氏
色素増感型太陽電池の最新動向
 (10)
色素増感型太陽電池の開発と今後の展開
    東京大学 駒場リサーチキャンパス 先端科学技術研究センター 特任准教授 内田 聡氏

 いわゆる高額セミナーにもかかわらず毎年軽く100名以上集まる企画(営業力の差か?)、
来年早々にも開催です。

 
昨日から皆さん、博多ですかね? ああ、私も行きたかったんですが... G先生、イオン液体で記録更新です。


【2007.12.4 記事のお知らせ】

 ■シャープが世界最高効率モジュール──次世代太陽電池
          (2007年12月3日付 日経ネット web)
  http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news001358.html


【2007.12.3 DSC特許調べ】

 不定期に更新中の特許情報、かなり久しぶりに調査したら意外な結果が?

1976
1977
1978
1979
1980
1981
1982
1983
1984
1985
1986
1987
1988
1989
1990
4
1
3
1
1
1
3
1
1
2
2
0
0
4
1
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
1
0
1
3
7
7
7
16
42
109
138
168
197
191
298
2006
2007

220
(200)
1630

 関心が薄れたせいか、はたまた成熟期を迎えたためか。見ての通り2005
年をピークにやや減少傾向。と言うより2005年のみが突出していて、ここ
5年間は毎年200件弱で変化していないというのが本当かも。残る1ヶ月の
伸びが楽しみです。

 この2005年現象ですが、もしかしたらNEDOプロが件数を底上げしたとい
う側面があるのかもしれません。いずれにせよ収録漏れはかなりあるかと
思いますので、1件でも2件でも気付いた方、お知らせ頂ければ幸いです。

 
この集計で徹夜2回 orz(←中身もチェックしています)


【2007.12.2 Extra】

 G先生の時計、Swatch (SFK254)。御人柄を現すように質素です。ふふふ
ちなみに私?は ALBA の安物です。 文字盤、ずれてるし (^^;)


【2007.11.30 オートクレーブ復活】

 「東京で水熱合成する機会はもう無いだろう」安易な判断の下、仙台の
とある場所に捨て置いてきた新品同様のオートクレーブ2台!(もったい
ねー)運良く廃棄されずに残っていたため、呼び戻しました。瀬川研、私
の想像を遙かに越えて無機・有機問わず材料合成に貪欲です。

----------------------------------------
内田 聡、冨羽 美帆、正木 成彦
"色素増感太陽電池に向けたナノ酸化チタン
 コロイドの水熱合成"
機能材料, 23(6), 51-57 (2003).

http://www.cmcbooks.co.jp/magazine/2003_fm.php 
----------------------------------------


   

撹拌式オートクレーブ
SR-200, 日東高圧(株)


 

水熱合成による TiO2
コロイドの作製例


 ここ数年、あまり身のない解説書き屋に凋落している私ですが(モウシ
ワケナイ)上の文献、愚筆ながらもまま利用価値があるかと思います。
発行元のサイトを見ますと売り切れ表示となっておりますが、どこかの図
書室には転がっていることでしょう。 機会ありましたら御一瞥を。

 
日本は非鉄金属精錬の基盤がしっかりしているため、高価なアルコキシドを原料にしなくとも
分散性の良いスラリーを用いて手軽にコロイドが作れます。


【2007.11.29 和製モーター】

「信州の草花で作る、、、」でお馴染みの若狭先生(現・長野県
総合教育センター)より情報提供頂きました小型精密モーター。
低電流・低電圧で動作します。珍しく(?)日本製。鉄道模型用
に限定して開発したと思われ。

----------------------------------------
有限会社 UNO (ゆうげんがいしゃ うの)
〒036-0323
青森県黒石市大字上十川字村元一番9番地6
http://www.uno-motor.com/

UHM5030(φ20×20L):@15,000(税別)
UHM5040(φ26×26L):@15,000(税別)
UHM5050(φ16×16L): @7,000(税別)
----------------------------------------

   

写真提供 若狭先生


 もはや色素電池よりもモーターが主役と言っても差し支えない
ほど値段が悩ましいですが、どれがベストか検証してみたいと思
います。


【2007.11.28 ニューロング&ソノコムです】 *訂正:リンク先、間違えておりました。大変申し訳ございません。

 高効率セルへの布石(第一弾)。ニューロングが 
かつて5台しか作製しなかった、幻の手刷り用スク
リーン台。仙台からの持ち込み品ですが、ようやく
これを生かす日が来ました。マスクを全面的に作り
直して、メッシュも SUS 系に。
 でも、この後が荊の道...
               (スクリーン一覧)

   

 
あれだけ研究予算豊富な?グレッツェル研がこの部分を自動化しない訳がなんとなく分かったような気がする今日この頃。


【2007.11.27 ペーストのご紹介】


  
Agナノペースト
  
Auナノペースト

 180℃〜200℃で焼結が完了する、特殊な Ag ペースト。太陽電池
パネルには欠かせない部材の1つですが、ご興味ある方は下記中島
様までお問い合わせ下さい。

============================================================
 HIROAKI NAKAJIMA(中島 弘明)
e-mail : nakajima@mmc.co.jp
三菱マテリアル 株式会社
    営業・マーケティング企画室 室長補佐
東京都千代田区大手町一丁目5番1号
          大手町ファーストスクエアWEST 20F
   電話 03-5252-5382 FAX 03-5252-5242
============================================================


【2007.11.26 記事のご紹介】

カラフル太陽電池製作にチャレンジ
 親子でエネ理解 岐阜大教授が伝授
         (2007年11月26日付 電気新聞11面)

 久々の(?)箕浦先生ご登場。相変わらず派手に
ご活躍頂いております。(笑)

 


 by と○しま先生




【2007.11.26 講演会のお知らせ】

■第2回 半導体電気化学セミナー
「半導体を介した光と化学反応によるエネルギー変換」
  http://www.cir.tohoku.ac.jp/j/3activity/kenkyukai/kenkyukai.htm

主 催:東北大学 学際科学国際高等研究センター
日 時:2007年
12月5日(水)13:30〜17:15
会 場:学際科学国際高等研究センター1階大セミナー室 
<地図>
プログラム:
(1) 物質・材料研究機構センサ材料センター 角谷正友
  「GaN系薄膜の光触媒効果」
(2) 北海道大学 触媒科学研究センター 阿部 竜
  「半導体光触媒を用いた可視光水分解システムの開発」
(3) 東京大学先端科学技術研究センター 内田 聡
  「
色素増感太陽電池技術の最新動向」
 ---休憩---
(4) 産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門 佐山和弘
  「酸化物半導体光触媒および多孔質光電極による水素製造」
(5) 茨城大学理学部 金子正夫
  「超多孔質半導体薄膜アノードと酸素還元カソードによるバイオマスの
   直接光分解と同時発電」
(6) 東北大学 環境科学研究科 田路和幸
  「イオウ循環を利用した太陽エネルギー変換による水素の製造」

 めずらしく?仙台にて開催。おお、よく見たら佐山先生もご一緒ですか? (^^;)

 
 実は講演会、まだまだある...


【2007.11.23 勤労感謝の日】

シーズン到来
SOU
蔵王です
露天風呂

 遊んでる場合じゃない、っつう話ではあるのですが、つい。(反省猿)


【2007.11.22 新刊本のご案内】

■機能性色素の合成と応用技術
 ・監修:松居正樹(岐阜大学)
 ・発行元:シーエムシー出版
 ・発行日:2007年10月
 ・価格:68,250円(本体65,000円+税5%)
 ・体裁:B5判,338ページ
 ・ISBNコード:978-4-88231-981-8
★機能性色素の合成を骨格別に掲載!
★機能性色素の応用技術を用途別にまとめ詳述!
★産・学・官の第一線の研究・開発者による分担執筆! 

  
 
 http://www.cmcbooks.co.jp/books/t0598.php

 昔からいろんな形で取り上げられてきた、
色素がテーマの本。しかしながら
“有機EL”のように機能デバイスに限定せずに、むしろ“染料化学”といっ
た学問の立場から見た、最新の機能性色素を総括した内容となっています。

 色素増感、、、については三浦所長@ケミクレアと吉田先生@岐阜大のお二
方が寄稿。

 また新たにコレクションが増えました。シアワセ (^^;)


【2007.11.21 日本化学会第88春季年会(2008)】

■日本化学会第88春季年会(2008)          (講演募集および講演申込要項)
 アドバンスト・テクノロジー・プログラム(ATP)
  ~未来社会を支える化学技術:材料化学、バイオケミカルテクノロジー~
 主催:日本化学会第88春季年会実行委員会
 会期:平成20年3月26日(水)午後~3月27日(木)2日間 [材料化学]
    平成20年3月28日(金)~3月29日(土)2日間   [バイオケミカルテクノロジー]
 会場:立教大学池袋キャンパスおよび立教中学校・高等学校(東京都豊島区西池袋3-34-1)
    http://www.csj.jp/nenkai/88haru/
    http://www.csj.jp/nenkai/88haru/1-3.html(重要な期日)


 早いもので、もう講演募集が始まっております。講演申し込みの締め切りは12月4日(火)20時です。
うぁ〜、目前じゃないですか...


【2007.11.21 記事のご紹介】

■風力発電など装置作りに苦戦 南丹高で授業
 
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007112000153&genre=F1&area=K40
         (2007年11月21日付 京都新聞, YAHOO!ニュース)

生徒36人が6グループに分かれ、風を正面で受けるプロペラ型風力発電や、
花の色素を使う色素増感型太陽電池など3種類の中から一つを選んで装置を
作った。 生徒たちは、バケツを縦半分に切って風受けにしたり、実験室内の
換気扇を観察してプロペラの角度を確認するなど ...(後略)

 ど、どれ?


【2007.11.20 記事のご紹介】

■日清紡、太陽電池製造設備の生産体制を強化
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071120-00000021-nkn-ind
         (2007年11月20日付 日刊工業新聞, YAHOO!ニュース)

■三洋、電池を成長の軸に・新3カ年計画、太陽電池は売上高2倍
 
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071120AT1D1908W19112007.html
         (2007年11月19日付 NIKKEI NET)

■新型太陽電池 (4)「量子ドット型」温度変化に強く、平野向き
 変換効率の“限界”を打ち破れ
         (2007年11月19日付 電気新聞)

■新型太陽電池 (3)「有機薄膜型」薄さ、安さに期待を込めて
 変換効率向上へ研究を加速
         (2007年11月12日付 電気新聞)

 
K本様、どうもです。他、と○しま先生ありがとうございました。


【2007.11.19 講演会のお知らせ】

■色素増感太陽電池における最新開発動向と大面積化
  
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_712462.htm

主 催:(株)情報機構
日 時:2007年
12月14日(金)10:00〜17:50
会 場:[東京・王子]北とぴあ9F 902会議室
受講料 1名63,000円(消費税込み・資料・昼食付き)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき52,500円
プログラム:
(1)「色素増感太陽電池の開発動向」
   兵庫県立大学 工学部 物質・エネルギー部門 准教授  伊藤 省吾 氏

(2)「DSC用メタルフリー増感色素の最新開発動向」
   (株)ケミクレア つくば研究所所長 兼 小名浜研究所所長  三浦 偉俊 氏

(3)「SPD(スプレー熱分解薄膜形成)法を用いる色素増感TiO2
   太陽電池の大面積化」
   (株)SPD研究所 代表取締役社長 工学博士  金子 正治 氏

(4)「色素増感太陽電池用ペーストの基礎と応用 」
   ぺクセル・テクノロジーズ(株) 研究開発部 瓦家 正英 氏

(5)「薄い、軽い、フレキシブルな大面積色素増感太陽電池の開発」
   東京大学 先端科学技術研究センター 特任 准教授 内田 聡 氏

 正直、色素電池関連の講演会多すぎ。私、ここ数ヶ月は月に最低2回は
どこかでしゃべっています。社会の関心の妙な高まりに当惑しつつ、、、。

 とは言え、豪華メンバーで臨みますので、忘年会兼ねてこれを機会に集
まりたい方はぜひ御参加下さい。(笑)


【2007.11.16 いっぱいあるよ】

 公開を意図したものかどうか分かりませんが、web 上で検索しますと
グレッツェル先生の御講演発表資料他、かなりお宝なファイルがいくつか
見つかります。今回はその一部をご紹介。

欧州ハイブリッド及び有機太陽電池会議 ECHO'06(パリ、フランス)講演資料

・Sensitized Solid State Heterojunction Solar Cells 

30-PL6 Michael Graetzel.pdf (2006.6.30)


国際サマースクール2006(ポーランド)講演資料

・Dye Sensitized Solar cells
・Molecular Engineering of Light Emitting Complexes
  for OLED Applications
・Molecular Engineering of Sensitizers for Solar Cell
  Applications
・Molecular Engineering of Sensitizers for Solar Cell
  Applications (Organic Dyes)

Nazeeruddin_1.pdf (2006.5.29)

Nazeeruddin_2.pdf (2006.5.29)

Nazeeruddin_3.pdf (2006.5.29)

Nazeeruddin_4.pdf (2006.5.29)


招待講演(ボストン、スイス領事館)講演資料

・Light and Energy generation of electric power by 
  nanocrystalline Solar Cells
・Trends and Opportunities in Solar Energy

Graetzel_solar.pdf (2005.12.2)

Berke_solar.pdf (2005.12.2)


■ナノロードマップ会議(パドヴァ、イタリア)講演資料

・Nanocrystals and Energy, from Batteries to Solar Cells 

Graetzel_part1.pdf (2005.11.10)


ナノロードマッププロジェクト会議(ローマ、イタリア)講演資料

・Mesoscopic solar cells and lithium ion batteries 

graetzel.pdf (2004.11.4-5)


■エネルギー及びナノテクノロジーワークショップ I(Rice大、USA)講演資料

 Dye sensitizer nanocrystalline solar cells 

Graetzel.pdf (2004.10.16-17)



【2007.11.15 ネタ無しSorry】

 IPS-17 の参加登録は明日が締め切りです。我が国からは“Akihiko Kudo/光触媒”
“Kazuhito Hashimoto/光触媒”“Tsutomu Miyasaka/色素電池”らがキーノート
スピーカーとしてエントリーされている模様。

 はー、何のネタで出るかな(あまり進歩してないし)。


【2007.11.14 募集中!】

日本大学文理学部 物理生命システム科学科 松下研究室では、論文数が
足りないなどの諸事情により、博士課程満期退学になりそうな学生さんを
助手(B)として採用させていただきたく探しております。

・仕事内容は教務・研究補佐
・研究費申請資格はありません
・任期は3年(途中異動可、ただし年度替りでの異動が好ましい)

ご関心のある方は、2007年11月末日までに、
sachi1017_1972@mail.goo.ne.jp
までご連絡いただければ幸いです。

以上、何卒よろしくお願いいたします

--*--*--*--*--
松下祥子(博士・工学)
日本大学 文理学部 物理生命システム科学科 専任講師
理化学研究所 客員研究員 兼務
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
8号館A-115号室

 
 

 おおお、(ここまで正直ベースで)いいのか? 思いつつ、
お話頂きましたので、そのままご紹介させて頂きました。
心当たりある方、ぜひご検討の程お願い致します。

 
*私も微力ながら DSC で一緒にお仕事させて頂いております


【2007.11.14 講演会2】

 今日は今日で別な太陽電池セミナーあるんですな。ご紹介漏れ、
申し訳ございません。伊藤先生、大学移籍後初の御講演です。
 私が知る範囲、10・11月だけでも DSC 関連の講演会が6件あ
りました。来月も都内であります。もう、多すぎ。

■太陽電池の最新技術
 〜次世代太陽電池の実現から第三世代太陽電池の動向まで〜
主催:情報機構
日時:2007年
11月14日(水) 10:00-17:50
会場:[東京・蒲田]大田区産業プラザ6階C会議室
 http://www.johokiko.co.jp/seminar_electric/AB071162.php

兵庫県立大学 工学部 准教授(元スイス連邦工科大学ローザンヌ校 研究員)
 博士(工学) 伊藤 省吾 先生
大阪大学 大学院工学研究科 准教授 工学博士 平本 昌宏 先生
大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教 博士(工学) 外山 利彦 先生
産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター Ph. D. 仁木 栄 先生
筑波大学 大学院数理物質科学研究科 准教授 工学博士 岡田 至崇 先生



【2007.11.13 講演会】

 例の“第6回英弘シンポジウム〜「次世代太陽電池の動向と計測」〜”
にて出払っております。 Sorry.
  http://www.eko.co.jp/eko/event/event.html#071113

 英弘精機の皆様、ありがとうございました。

長谷川社長
小長井先生
菱川先生
森先生
くろっぺ
若尾先生

 皆様、お疲れさまでした。


【2007.11.12 学内講演会】

■第5回先端研インテレクチュアル Cafe
 「太陽光発電システムの研究開発と普及戦略について」

山口先生&瀬川先生
地球温暖化
聡&聡一
第2回目http://kikaku.rcast.u-tokyo.ac.jp/modules/wordpress/index.php?m=200705&paged=2

 今回は非公開なためここでご紹介しても意味がないのですが、一応。
先端研では不定期にエネルギー・環境に関するミーティングを開いて
おります。今日は文字通り産官学の“その筋”の方々が集結。東京と
いう地の利を最大限生かしております。

 有名大学にいて得だなぁと思うのは、やはり第一線の“スゴい先生”
に巡り会える確率が非常に高いこと。授業なんかでも、
学術俯瞰
(ふかん)講義とかあったり、豪華メンバーによる面白い話が毎回聴
けて、羨ましいぞ >東大生。

 話がそれましたが、右の写真は有機薄膜PVの第一人者、
内田聡一
@新日本石油さんです。
ヒーガーの世界記録の論文にも連名で出てく
る、凄い方です。名前が近いので、妙に親近感を持ったり。(苦笑)
 久々にお会いできて嬉しく思います。

*訂正、フォレスト教授でした。大変申し訳ございません。記録に関
 してはほぼ横並びなので、以下の文はそのままです。11/14


【2007.11.9 講演会&イベントの御案内】

■第12回研究講演会「エネルギー貯蔵材料」
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jses/index.html 参加申込書 
 主催:日本太陽エネルギー学会
 日時:11月16日 (金) 9:30-15:30
 会場:明治大学大学会館8F(JR御茶ノ水駅徒歩5分)
 参加費:会員3,000円, 非会員13,000円, 学生2,000円(テキスト含む)
 プログラム:
 1)太陽エネルギー利用とエネルギー貯蔵材料の展望
   (株)ソーラーシステム研究所代表取締役 蒲谷 昌生
 2)キャパシタ開発の現状と将来
    産業技術総合研究所エネルギー貯蔵材料グループ 主任研究員 児玉 昌也
 3)電気二重層キャパシタの開発動向
    信州大学繊維学部 教授 高須 芳雄
 4)水素輸送貯蔵
    産業技術総合研究所水素エネルギーグループ グループ長 秋葉 悦男
 5)蓄電太陽電池
    東京大学先端科学技術研究センター 教授 瀬川 浩司
 6)相変化を用いたエネルギー貯蔵について
   (株)三菱化学科学技術研究センター 主席研究員 垣内 博行



■ PV EXPO 2008 第1回【国際】太陽電池展 
 http://www.pvexpo.jp
 会期:2008年2月27日(水)〜29日(金)
 会場:東京ビッグサイト
 主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
 協賛:太陽光発電協会(JPEA)
 同時開催:FC EXPO2008 第4回【国際】水素・燃料電池展
             要事前登録

  


 3万人の入場者を見込んでいるとかいないとか>エラいこっちゃ


【2007.11.8 エコトピア(再掲)】


 

「アイシン エコトピア」の完成見学会を開催しました
              2007年9月13日 地図(*推定)

   

  


 右はバイオトイレの屋根にDSCパネルを設置した、の図。ああ、私も見に行きたい!
ちなみにトヨタホーム・ショールーム(名古屋)では、10月12日(金)より既にDSCの
オブジェが公開されており、誰でも見ることが可能です。ああ、見に行きたい! 
くどい (^^;)


【2007.11.7 エコトピア】


トイレにDSSC

 *ぬー、書きかけで夜が明けてもうた...


【2007.11.6 もうダメ】

 無理。てか、遂に科研費提出に書類作成、間に合わず。
そもそも取りかかった時点で締め切り過ぎてたし。すみません、トホホ。 ( i_i)


【2007.11.5 記事のご紹介】

あたかも光合成のように発電 色素増感型
         (2007年11月5日付 電気新聞4面)

 いったい、どこでこういう記事を、、、> と○しま先生



【2007.11.5 来客中にて】

 遠い北の地、スウェーデン/Hagfeldt 研より御来客。 
でも、日本人です。(笑) ようこそお越し下さいました。

 このまま岐阜方面へ参上致しますので、よろしくお
願い申し上げます。

Dr. Nonomura と級友


【2007.11.2 高麗大にて3】 Kamusa-hamunida!!! Thank you so much!

ソチャン→仁川空港(バス)

3h

出発待ち

2h

仁川空港→成田空港(Air)

3h

成田空港→東京駅(電車)

1h

東京駅→仙台駅(バス)

5h

---------------------------

----

     計

14h

Ko 教授

 完全移動日。以後、爆睡。


【2007.11.1 高麗大にて2】

 苦労人、Prof. JKO。怪しい笑顔で周囲を魅了し、気がつけば DSC
コミュニティーに大胆に切り込んで第一線の活躍をしている Ko 教授。
実力は本物でした。古今東西の色素に関する文献を全て収集して読破、
ばかりか雑誌の種別にノートを用意して、要点を全て英語で書き留めて
日々研鑽に励んでいる姿は見習うべきところが多く。本物のサイエンテ
ィストでした。今年は12報?と Publication の多さもさることながら、
他者の論文も紙がすり切れるほど精読しており(Ru 系は5回は目を通し
た、おっしゃっていました)、世間にありがちな、ふんぞり返ったセン
セイとは大違いでした。偉いなぁ...

やりすぎ (苦笑)
JK色素モジュール
ご愛敬


【2007.10.31 高麗大にて1】

 遊んでばかり!怒られてしまそうですが、既に現地入りしております。
ここはソウルから南に 140km、Korea Univ.(高麗大)の別キャンパス。
JK 色素でおなじみの Jae J Ko 教授のお招きで来てしまいました。
(続く)

アシアナ航空
お出迎え
感謝です
街並み
Ko 先生御自宅にて

 *なぜかホテルからメールの受信だけができません。しばらくの不通、御容赦願います。


【2007.10.30 色素電池の実用化会議2007】

 す、済みません、あまりに忙しくて更新忘れておりました。トホホ。
お詫びと言っては何ですが、スイス会議の Extra 写真お見せ致します。
うちらはね、ちゃんと山、降りてきたんですよ。(^^;)

Ebenalp 山の中腹
下山途中
Seealpsee 湖畔
奇岩と奇人?
アルプスの牛


【2007.10.29 AM1.5】

 ぬー、不勉強でした >私。

 「Air Mass 1.5」「100 mW/cm2「1 sun」と疑うこともなく
思いこんでいたのですが、JIS(日本工業標準調査会)とIEC(国
際電気標準会議)とASTM(米国材料試験協会)では値が微妙に
違うそうな。特に便利に使わさせて頂いておりました下記 NREL
のページ、エクセルファイルもダウンロードできるわけですが、
よく見ると 280〜400 nm までは波長が 0.5nm 刻みとなっておりま
す。このため、これを加味して積算しますと 95.8 mW/cm2 となり、
実に 5% も光量に差が生じます。恐ろしや。
 *ヒゲの Ohtani 先生からのご指摘です (^^;)

■Reference Solar Spectral Irradiance: Air Mass 1.5
 http://rredc.nrel.gov/solar/spectra/am1.5/
 http://rredc.nrel.gov/solar/spectra/am1.5/ASTMG173/ASTMG173.html

 これもひとえに測定器の違いに起因するそうで、同じ「AM 1.5」
と言っても、発表や議論する場(国)によって使い分けが必要と
のこと。
------------------------------------------------------------
>From: "Mitsuhiro Minoda"
>To: <uchida@rcast.u-tokyo.ac.jp>
>Subject: IECとASTMの違い
>Date: Mon, 29 Oct 2007 15:36:15 +0900
>Organization: EKO Instruments Co.,Ltd.
>
>    東京大学
>先端科学技術研究センター
>   内田 聡 先生
>
>                     2007.10.29
>                   英弘精機株式会社
>                 気象・環境・新エネルギー
> 計測機器事業部
> PV評価機器グループ
>                    蓑田 光博
>
>
>日頃は弊社製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
>英弘精機(株) 気象・環境機器事業部 PV評価機器グループ 蓑田光博(ミノダ ミツ
>ヒロ)と申します。
>太陽電池・太陽光発電システム及び気象計測システムのエンジニアリングを担当して
>おります。
>
>先程のお電話の件です。
>
>添付にJIS C 8911規格(=IEC60904規格)のAM1.5GとASTM G173規格(SMART2モデル)
>の基準スペクトルを添付しました。
>
>これは条件付けがあります。
>
>下降水分量1.42cm
>大気オゾン含有量0.34cm
>混濁係数(0.5μmの場合)0.27
>エアマス1.5
>アルベド0.2
>測定面(水平面に対して)37°
>
>データ見て頂ければ分かるように、ISO 9845によりほぼ整合化されていますが、IEC
>とASTMでは波長分解能が多少違うので計算時には注意が必要です。
------------------------------------------------------------

 
お知らせありがとうございました。


【2007.10.25 東京モーターショー】

 ■電線各社、モーターショーに出品−車向け環境対策競う
          (2007年10月25日付 日刊工業新聞 web)

 フジクラは(中略)スクリーン印刷法を活用して現行の太陽電池の20

〜50%のコストで製造できる「色素増感太陽電池」の試作品を展示、


【2007.10.25 電気化学会関東支部セミナー2】

 行って参りました。無難にこなす。そうそう、ペクセル・テクノロジーズ
のDSC実験キット、満を持してようやく発売になるようです。名付けて
“ペクトムキット”、何でか分かります?(笑) 懇親会では大好評でした。

荒川先生
くろっぺ
池上先生
板垣先生
ペクセル&(宮坂)ツトム


【2007.10.24 電気化学会関東支部セミナー】

 講演日。皆様よろしくお願い申し上げます。m(--;)m


【2007.10.24 Thin Profile DC-Micromotor】

 先日ご紹介しましたFTB社のモーター、どうやら入手出来そうな予感。
試しに 3V, 6V, 12V 仕様、全て発注してみました。こうご期待。

 「待てない」方は uchida までご連絡下さい。


【2007.10.23 記事のご紹介】

■シャープ、薄膜型太陽電池を量産・シリコン使用量100分の1
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D180AZ%2018102007&g=S1&d=20071019
          (2007年10月19日付 日経ネット web)
(注)総覧の第1章2節を参照

■シャープの9月中間、営業利益12%減・太陽電池の採算悪化
 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1C22007%2022102007&g=S1&d=20071022
          (2007年10月22日付 日経ネット web)

■平成20年3月期の中間期連結業績見込みに関するお知らせ
 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/071022-a.html
          (2007年10月22日付 シャープ・ニュースリリース)

 by と○先生


【2007.10.22 記事のご紹介】

効率的な人工光合成に一歩
 電子移動で高いエネ変換効率達成
 フラーレンとポルフィリン利用 ホール・電子の輸送路構築
          (2007年10月22日付 日刊工業新聞17面)

 関連リンク:京都大学工学部工業化学科今堀研究室
 http://www.moleng.kyoto-u.ac.jp/~moleng_05/index.html

 と○先生、お知らせありがとうございました。

 
ナフチル縮環ポルフィリン


【2007.10.19 文献のご紹介】

■色素増感太陽電池の電流-電圧特性のシミュレーションモデルの開発
 
宇佐美 章, 電力中央研究所報告, Q06010 (2007/09)
 http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/cgi-bin/rep_details.cgi?rep_num=Q06010&host=

 ただ今、Web より PDF で閲覧可能(ありがたや)。以前にも増して、より
包括的なシミュレーション結果が紹介されています。面白いのは、電荷分離し
て発生した電子の再結合過程を
「電子→I3-」「電子→色素酸化体」の2つ
に分けて I-V 曲線を再現しています。

 またセル構成も酸化チタン膜厚を 10μm、なおかつ粒子径を変化させた時に
IPCE がどう変化するか?と言った、具体的な例にも踏み込んでシミュレーショ
ンを行っております。週末に、まったりと読破されてみては如何でしょう? (^^;)

 と○しま先生、感謝です!


【2007.10.18 新刊本のご案内】

■化合物薄膜太陽電池の最新技術
 ・監修:和田隆博(龍谷大学 理工学部 教授) 
 ・発行日:2007年6月
 ・価格:68,250円(本体65,000円+税5%)
 ・体裁:B5判,284ページ
 ・ISBNコード:978-4-88231-686-2

★いよいよ商業化スタート!高効率・低コストで
 期待される化合物薄膜太陽電池,初の技術書!
 
http://www.cmcbooks.co.jp/books/t0561.php


 ここ最近、ますます太陽電池関連本が増えたような気が致します。内田

蔵書のB5版(高価本?)シリーズ、着実に増殖中。いつの間にか シー
エムシー本がいっぱい。。。(笑)

 シアワセ


【2007.10.17 学会&学会】

 今年後半から来年にかけて、主要な国際会議 or 申し込みが迫っております。

■IPS-17
 17th International Conference on Photochemical 

 Conversion and Storage of Solar Energy


 表題:第17回太陽エネルギーの光化学変換と貯蔵国際会議 
    IPS17 (http://www.ips17.com
 
会期:2008年7月27日〜8月1日
 場所:シドニー(オーストラリア)
 申込締切:2007年
11月16日


 DSC関係者は参加必須の?国際会議。会期はまだまだ先ですが、発表
申し込みまであと1ヶ月と間近です。渡航費の調達が難しい場合は、泳い
ででも辿り着くべし。

PVSEC-17
 http://www.pvsec17.jp/
 第17回太陽光発電国際会議
 会期:2007年12月3日〜4日
 場所:福岡(福岡国際会議場) 


 グレッツェル先生、いらっしゃいます。12月4日(火)、初っ端の 8:00
より基調講演。イケメン、Martin A. Green も同じプログラムの「Area 1」
です。司会進行役は早瀬先生(ご苦労様です)。うがー、プログラム公開
されておりましたが、初日3日(月)は所用で顔が出せません。申し訳ござ
いません。m(--;)m

SOLAR'08
 International Conference on
 Molecular/Nano-Photochemistry, Photocatalysis and 
 Solar Energy Conversion Solar'08
 Cairo, Egypt, February 24 -28, 2008


 表題:分子/ナノ-光化学、光触媒と太陽エネルギー変換国際会議 
    http://www.photoenergy.org/Welcome.html
 
会期:2008年2月24日〜28日
 場所:カイロ(エジプト)
 申込締切:2007年
10月31日


 会議内容は当にピッタシ!の割には本会議に関する情報がほとんど無く。
やる気のあまり見えないHPが更に不安をかき立てます。とは言え、やはり
エジプト!! どなたかエントリー予定されている方、いらっしゃらないでし
ょうか(ぜひご一報下さい)? ちなみにエジプトに関する、至って個人的な
情報はここがお勧め。読むだけでも結構楽しめます。


【2007.10.16 G24i】

 なかなか更新が儘ならないスイス日記。申し訳ないです。注目の G24i
の写真だけ、簡単にお見せ致します。私の理解では、彼らの現状は「お金」
と「設備」があって、肝心の「技術」が無いと思われ。日本とはビジネス
のやり方が全く違うんでしょうな。

 かなりイジワルな表現になってしまいますが、学芸会レベルの(失礼!)
デモセルを披露して投資家から莫大な資金を集め、工場を建て、その合間
にセル作製技術が追いつけば何とかなる? といった印象。無論本当の実力
は未知ですが、フィルム状DSCに携わってきたものの一人として、この
発表を聞いて納得する内容は、、、ありませんでした。少なくとも、電池
性能に関するデータ発表は一切無し。

スライド1枚目
マネジャー?
御大とデモセル

 ペクセルの方が100倍マシ! (^^;)


【2007.10.15 Sorry】

 超 Busy


【2007.10.13 ノーベル平和賞】

 奇遇と言いますか、下で話題に取り上げたゴア氏がノーベ
ル賞を受賞してしまいました! 惜しいですね、東大に招待し
て御講演をお願いしようと画策していた矢先だったのですが
、、、 (^^;)

 ■The Nobel Peace Prize 2007
  http://nobelprize.org/nobel_prizes/peace/laureates/2007/

 ■ノーベル平和賞にゴア氏ら 環境問題への取り組み評価
  http://www.asahi.com/national/update/1012/TKY200710120261.html
               (2007/10/12付 asahi.com)

 ■Gore, U.N. Climate Panel, Win Nobel Peace Prize
  http://www.foxnews.com/story/0,2933,301317,00.html
               (2007/10/12付 foxnews.com)

 

 そろそろ色素増感かな。(笑)




【2007.10.13 「不都合な真実」に不都合な真実】

 ■ゴア氏に「不都合な判決」=出演映画に9つの科学的誤り=英裁判所
  http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2007101101097
               
(2007/10/11付 時事通信)

 (1)映画で「近い将来、氷が解けて海抜は最大20フィート上昇する」と
  されているが、これは数1000年ないしもっと後の話
 (2)「キリマンジャロの雪が解けたのは、地球温暖化による」とあるが、
  科学的に断定できない? など
9つの誤りを指摘。

 ■ゴア氏の映画「不都合な真実」、英裁判所が是正措置要求
  http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071011i312.htm
               
(2007/10/12付 読売新聞 web)

 判決言い渡しで裁判官は、グリーンランドを覆う氷が溶けて「近い将来
に」水面が7メートル上昇するかもしれないというくだりは、「科学的な
常識から逸脱している」と指摘。地球温暖化でアフリカ最高峰キリマンジ
ャロの雪が後退しているという主張も科学的裏付けがないとの判断を示し
た。ただ、「地球温暖化が人為的な原因で起きている」という全体のメッ
セージについては、妥当だと認めた。

 ちなみに「アル・ゴアに不都合な真実」は
こことかここ。とは言え、、、
例の映画、一度は目を通す価値あると思います。

 
昨日の講義で紹介したばかりですよ(汗)


【2007.10.12 測定装置のご紹介】

 森先生@信州大学開発(ということにしておく ^^;)、電子寿命拡散測定
装置です。主には酸化チタン電極における電子の拡散長、拡散係数、寿命の
評価にうってつけ。より完成度を高めて再度?ご案内致します。お問い合わ

せは下記まで。
http://www.eko.co.jp/eko/a/a01-pv/a0110-SLIMPCV/a0110_SLIMPCV.html

===============================================
英弘精機株式会社
気象・環境・新エネルギー計測機器事業部営業本部営業部
PV評価機器グループ
前島聡 (Maeshima Satoru)
〒151-0072 東京都渋谷区笹塚2-1-6
TEL: 03-5352-2911(代), 03-5352-2914(営業部直接)
FAX: 03-5352-2917
E-mail: maeshima@eko.co.jp, HP: http://www.eko.co.jp
=============================================

  
装置外観
説明書
PDF 1.1MB

 パスル...


【2007.10.11 記事のご紹介】

■ホンダ、次世代型薄膜太陽電池を22日から全国発売
          (2007年10月11日付 日刊工業新聞/YAHOO! ニュース)
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071011-00000021-nkn-ind

  「第2回新エネルギー世界展示会」はこちら↓
  http://www.renewableenergy.jp/top.html

 KM様、お知らせありがとうございました。


【2007.10.10 色素増感太陽電池にBestなモーターは?】 

 色素電池の世界に少しでも関わったことのある人なら、必ず一度は避けて
通れないプロペラ回し。(苦笑) 適当に市販のソーラー模型についてきた
マブチモーターか何かを使ってみて、がっかりされた経験は誰にでもあるは
ず。作動電圧が全く異なるため、専用のモーターが必要であることに気付く
頃にはようやく一人前、というのがこの世界の定石です。

 で、何をどう組み合わせたらベストなのか?は、なかなか奥が深いため私

もまだ把握しきれていないわけですが、少なくともプロペラに関しては以下
GWS(台湾)製が良さげ。ここのブログに根拠が記されていました。業
界用語では“スローフライペラ”と呼ぶそうな。

 肝心のモーターですが、例のよく回るモーター(Solaronix についてくる
やつ)、遂に見つけました! ただし、Faulhaber グループ内にあるこの FTB
社の製品「Thin Profile DC-Micromotor 」は日本の代理店が無く、取り扱い
をしていないとのこと。直接本社へメールして掛け合ってみたものの、音沙
汰無し。誰か入手に成功した方、いらっしゃいませんかね?

  
DSSC with Fan
GW EP2510
シリーズ 2008K


【2007.10.9 TV Seoul取材】 

 今日は朝から教授室が騒がしい、、、DSCに関して、
ソウルTVからの取材です。放映されても見れない。_| ̄|○ 

 

  



【2007.10.9 新刊本のご紹介】

 んー、水くさいですな。偶然見つけちゃいましたよ。(笑)

色素増感太陽電池
 普及版 (CMCテクニカルライブラリー 267) (単行本)

・監修:荒川 裕則
・発行日:2007年8月
・価格:5,040円(税込)
・体裁:20.8 x 14.8 x 1.8 cm,340ページ
・出版:シーエムシー出版
 ISBN-10: 4882319330
 ISBN-13: 978-4882319337

 
*よく見たら復刻版なんですね...  あの伝説の赤紫本が 5,000円で手に入る! (^^;)


【2007.10.6 講演会のお知らせ】

 おっと危ない、見落とすところでした。(汗)

■太陽電池の最新技術
〜次世代太陽電池の実現から第三世代太陽電池の動向まで〜
  
http://www.johokiko.co.jp/seminar_electric/AB071162.php?gclid=CMWEvsSD-Y4CFR01TAodaTcPxg

主 催:(株)情報機構
日 時:2007年
11月14日(水)10:00〜17:50
会 場:[東京・蒲田]大田区産業プラザ6階C会議室
受講料 1名44,100円(税込、資料・昼食代含)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき33,600円
プログラム:
(1)「色素増感太陽電池の現状・問題点と将来的展望」
   元スイス連邦工科大学ローザンヌ校 伊藤 省吾 先生

(2)「実用化に向けた有機薄膜太陽電池の技術」
   大阪大学 大学院工学研究科 平本 昌宏 先生

(3)「薄膜シリコン太陽電池の現状と将来展望」
   大阪大学 大学院基礎工学研究科 外山 利彦 先生

(4)「CIGS系薄膜太陽電池の現状と課題」
   産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 仁木 栄 先生

(5)「次世代量子ドット太陽電池の可能性」
   筑波大学大学 院数理物質科学研究所 岡田 至崇 先生


更にもう一つ、最新の文献を発見!

■Fabrication of thin film dye sensitized solar cells with solar to
 electric power conversion efficiency over 10%
  Seigo Ito, Takurou N. Murakami, Pascal Comte, Paul Liska, Carole Graetzel, Mohammad K. Nazeeruddin and Michael Graetzel
  Thin Solid Films (2007)
  
doi:10.1016/j.tsf.2007.05.090 (ASAP)


【2007.10.5 記事のご紹介】

■「曲げられる太陽電池増産、富士電機システムズ」
          (2007年10月4日付 日経新聞11面)
  関連記事:Nikkei Net
  http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071004AT1D0304803102007.html

※SCAF(スカーフ)と名付けられた独特のモジュール構造が特徴

■Solar Power 2007(9月25〜27日米ロングビーチ)
  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070928/139856/
■22nd EU PVSEC
(9月3〜7日伊ミラノ)
  http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070906/138855/
          (日経TechOn Silicon Onlineより *要ユーザー登録)

 以上、と○しま先生、ありがとうございました。


【2007.10.4 CEATEC2007】

 今年もやります、CEATEC Japan 2007 開催! 東京にいると、その気になれ
ば行けてしまうところが有り難いです。出張の必要も無し。ああ、そう言えば、
ここ幕張は二ヶ月前に来たばかりでした。子供の夏休みで
ポケモンとか言うや
つ。入場制限のため、会場入るまで延々一時間、ひたすらロープ間を歩かされ
て死ぬ思いをしましたが。今回はそれをはるかに上回る盛況でありました(あ
たりまえ)。恐らく、前回のモーターショーを越える入場者数と思われます。

 既に前情報ちらほらと頂いておりましたが、DSCに関しては今年は
TDK
さんが主役となりました。確認事項ですが、ZnO 電極に新開発の有機色素を組
み合わせて 7.2%。しかも 1 cm2 & 1 sun、上出来です。記事では“非焼成”
がPRされていましたが、基板はFTOガラスだったりと、ちぐはぐさも残っ
ており、むしろ今後の可能性に期待したいところです。
*訂正:パネルの4色が新開発で、7.2%達成は市販の有機色素でした(申し訳ございません)。

2ヶ月前
人・人・人
シーッテク2007
TDK
正面から
実演中
モジュール
パネル説明
密かに?
ローリー
Pioneer?
サービスショット

 モーターショーではバイク等を展示していた離れの別館も使用しており、本イ
ベントの目玉商品たるプラズマや液晶やら有機ELやらのディスプレー関係は、
こちらにまとめて展示されていました。既に4月のファインテックジャパンで実
物を目にしていたので新たな驚きはありませんが、有機ELテレビの美しさは絶
品です。この辺、山形大の城戸先生の
解説がめちゃめちゃ面白いので御一読を。
もっとも、一番おもしろかったブースはパイオニア。お金を掛けた展示は他にも
たくさんありますが、ここは演示に趣向を凝らしていて多くの人を惹きつけてお
りました。でも、よく見ると口パクなんですよね... 
惜しい!

 会場の熱気に圧倒されつつ、新技術に掛ける各社の気迫からエネルギーをもら
って帰って参りました。

 こっちの写真の方がいいと思うんだけどな... (^^;)



【2007.10.4 講演会のお知らせ】

 ここ最近、立て続けにエネルギー&PVです。いずれもお得な講演会です。

■第9回科学技術交流フォーラム
「大規模太陽電池の技術開発及び基礎技術の波及効果」
  
http://www.ducr.u-tokyo.ac.jp/kyogikai/forum/

日 時:2007年
10月30日(火)13:00〜17:40
会 場:【フォーラム】東京大学 山上会館 2階大会議室
    【交 流 会】東京大学 山上会館 地階食堂(18:00〜20:00)
参加費:フォーラム:無料/交流会:3,000円
定 員:150名/事前登録制(先着順)
申込締切:10月26日(金)

プログラム:
 開会の挨拶
  藤田 隆史(東京大学 産学連携本部長)
(1) 「太陽光発電の現状と将来」
  
佐賀 達男(シャープ株式会社 ソーラーシステム事業本部
  次世代要素技術開発センター 所長)
(2) 「CO2排出削減シナリオと太陽光発電」
  
藤井 康正(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 准教授)
(3) 「太陽光発電の技術的・政策的普及支援策」
  
浅野 浩志(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
(4) 「太陽電池用シリコン精製プロセスの新展開とその
  物理化学−低コスト大量生産技術を目指して−」
  
森田 一樹(東京大学 生産技術研究所 教授)
(5) 「メゾプラズマCVDによるSi厚膜の高速堆積」
  
吉田 豊信(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
(6) 「太陽電池の極限高効率化とシリコンフォトニクス」
  
和田 一実(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
(7) 「次世代太陽光発電としての色素増感太陽電池の展望」
  
瀬川 浩司(東京大学 先端科学技術研究センター 教授)
 閉会の挨拶
  
太田与洋(産学連携本部 産学連携研究推進部長)
 交流会

 

■2007年度関東支部セミナー
色素増感太陽電池の最前線」
  http://www.electrochem.jp/announce/10_25.html

主 催:電気化学会関東支部、協賛:高分子学会ほか
日 時:2007年
10月25日(木)13:00〜17:00
会 場:明電舎大崎会館(東京都品川区大崎2-5-35)
   【交 流 会】東京大学 山上会館 地階食堂(18:00〜20:00)
参加申込締切:10月22日(月)
参加費:会員10,000円、非会員15,000円、学生2,000円
プログラム:

(1)
色素増感太陽電池の原理、開発状況、および将来展望(東理大)荒川裕則
(2) フィルム型
色素増感太陽電池モジュールの開発と応用(桐蔭横浜大)池上和志
(3) フィルム型
色素増感太陽電池の材料開発(東大)内田 聡
(4) 電気化学インピーダンスの理論と
色素増感太陽電池への応用(東理大)板垣昌幸

■第6回英弘シンポジウム〜(再掲)
「次世代太陽電池の動向と計測」
  http://www.eko.co.jp/eko/event/event.html#071113

日時:2007年11月13日(火)10:00〜
会場:如水会館 (千代田区一ツ橋)
参加費:一般2,000円/学生1,000円(テキスト代含む)
定員:100名(先着順)
プログラム:

(1) 結晶系ならびに薄膜系シリコン太陽電池の新展開
  
東京工業大学 理工学術院教授 小長井 誠
(2) 太陽電池性能の測定技術
  
産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター 菱川 善博
(3)
色素増感太陽電池技術の最新動向
  
東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授 内田 聡
(4) 太陽光発電システムの動作特性シミュレーションと情報抽出
  
早稲田大学 理工学術院 教授 若尾 真治
(5)
色素増感型太陽電池における電子移動特性の測定方法
  
信州大学繊維学部 助教 森 正悟
  
英弘精機気象・環境・新エネルギー計測事業部 細田 誠


【2007.10.3 記事のご紹介】

 掲示板にも書き込み(リンク)頂いております。お知らせありがとうございました。
私も明日、視察に行ってこようと思います。

色素増感太陽電池 電極に酸化亜鉛焼成せずに作製
 TDK 変換効率7.2%達成 独自色素でカラー化も
          (2007年10月3日付 化学工業日報)


【2007.10.2 新任教員のご紹介】

 祝!兵庫県立大学工学部(物質・エネルギー部門)
准教授・伊藤省吾

 今月 1 日付けで着任です。
「ここ(兵庫)を DSC
開発の西の拠点として、教育研究に専念したい」
とい
う力強いお言葉を頂きました。今後のご活躍を心から
祈念致します。

 
 某月某日某所にて


【2007.10.1 新刊本のご紹介】

 例の本、遂に発刊致しました! 値段はいきなり 88,200円(税込)と、個人
ではなかなか手が届かないかと思いますが、ご興味ある方はぜひどうぞ。ン百
部限定で(本当です)今のところ増刷予定無し。お問い合わせ多数の場合は、
面倒な読み取りプロテクト付きの電子媒体で販売?と、数に限りがございます
のでお早めに。

 相方、、、と言うよりは大先輩であります
豊島先生@AISTは、サンシャ
イン計画当時から Si 太陽電池開発に深く携わってこられた方で、私と DSC に
とって“お目付役”的な存在であります。かなり以前から、ここのHPにも関わ
って頂いております。
と○しま先生」、ね。(^^;)

最新 太陽電池 総覧
〜All About Solar Cells ― from Semiconductors to Dye-Sensitized 〜
 シリコン系・化合物半導体系・有機系(有機薄膜・色素増感)

・監修:産業技術総合研究所 豊島 安健、東京大学 内田 聡
・発行日:2007年9月28日
・価格:88,200円(税込)
・体裁:B5判,488ページ
・出版:技術情報協会
 ISBN978-4-86104-153-2 C3058
 http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1391.htm

本書の特色としては、色素増感系の分野の方々には、これまで発展してきた半導体系の太陽
電池に用いられている高効率化の技術の中から、参考となる考え方が見いだせる可能性が期
待できる。他方、半導体系の分野の方々にも、色素増感系を含め、専門以外の種類の太陽電
池に関しても深い理解が得られるものと自負している。半導体系と色素増感系の分野を融合
させることにより、新たな展開を導き出そうとする野心的な試みを酌み取っていただき、今
後の研究、太陽電池の発展にお役立ていただければ大きな喜びである。 【豊島】

構想から1年。太陽電池に関わる第一線の研究者ら36名が最新の開発状況をレポートして
綴った、かけがえのない技術総覧です。シリコン・化合物半導体・色素増感・有機薄膜とい
った種類の違いを越えて、それぞれの現状と課題を網羅致しました。ここ数年で大きく台頭
してきた次世代の有機系太陽電池においては、ソニーやアイシン精機、新日本石油といった
先行するデバイスメーカーが正に実用化目前(?)のリアルな現況を報告。またグレッツェル
電池でお馴染みのグレッツェル先生御自身からも寄稿頂くなど、本書でしか得られない貴重
な情報が満載です。【内田】

 ご協力頂きました皆様方に深く感謝致します。



【2007.10.1 ソーラーコンテスト】

 応募締め切りは10月20日(土)です。振るって御参加下さい。*賞金出ます (^^;)

■富士電機の太陽電池を活用した研究作品のコンテスト応募者募集
 http://www.solar-contest.jp/
 主 催:富士電機グループ
 日 時:2007年12月9日(日)PM1:00-4:30
 場 所:有楽町東京国際フォーラム5階ホールB5

 


 DSC はだめかい?


【2007.9.29 講演会のお知らせ】

 ちゃんとご紹介しますってば。(^^;)

■ 第6回英弘シンポジウム〜
  テーマ "次世代太陽電池の動向と計測"
  http://www.eko.co.jp/eko/event/event.html#071113

日時:2007年
11月13日(火)10:00〜
会場:如水会館 (千代田区一ツ橋)
参加費:一般2,000円/学生1,000円(テキスト代含む)

 *お安いです。近場の方、ぜひどうぞ。


【2007.9.28 記事のご紹介】

 ここ最近の太陽電池関連取りこぼし記事、まとめてどうぞ。

■量子ドット太陽電池の変換効率を8.54%に,筑波大学
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070904/138717/?ST=nano
          (2007年9月4日付 Tech-On!)

■トッパン・フォームズ社とコナルカ社、有機太陽光発電のアプリケーション (和文 216KB)
 製品の商品化促進のための契約を締結

 http://www.konarka.com/news_and_events/press_releases/2007/9_september/0910_toppan_forms.php
          (2007年9月10日付 コナルカ社プレスリリース)

U.S. Secretary of Energy Stops in Lowell, NECN よりビデオクリップ (flv 8.1MB) 最初にコマーシャルあり

Clean Energy Companies Could Help Planet & Economy, WBZ Channel 4, CBSよりビデオクリップ (flv 4.6MB) 


 私にはただフィルムを巻き取っているだけにしか見えないんですがね... 蓑田様、お知らせありがとうございました。


【2007.9.27 学会また学会】

 慌ただしい1日でした。朝一で名古屋まで出かけ、グレッツェル先生のご講演を
拝聴(他いろいろ)。今日の New は米谷氏プロデュースの YE005 色素。Ru 錯体
で、構造の公開は無し。私の予想(妄想)、NCS 基無しの高耐久性型。

 その後、直ちに折り返して東京へ戻り、日化の関東支部大会へ。豊田先生、好調
です。ZnS/CdS コアシェル系で3.4%。DNP からはプラスチックセルで 7.1% 実現
に至る具体的なアプローチを紹介。

 同じ頃、信州大にて光化学討論会開催。もはや為す術無し。

名古屋市公会堂
錯体化学討論会
国際賞受賞講演
花束贈呈
日本化学会関東支部
首都大学東京

 ツーショット、羨ましいぞ。(笑)


【2007.9.26 記事のご紹介】

■富士経済、世界の太陽電池技術と市場の動向に関する調査結果を発表
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=169784&lindID=5
          (2007年9月11日付 NIKKEI NET)
●色素増感太陽電池
06年度 市場未形成 07年度見込 35億円 2010年度予測 

581億円 07年度比16.6倍

■太陽電池市場は非Si系が急拡大,CIS型は4年で105倍に
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070911/138993/
          (2007年9月11日付 Tech On!)
(前略)同じくSiを使わない色素増感型太陽電池は,2007年度に35億
円の規模で市場が立ち上がり,2010年度には16.6倍の581億円にまで
成長する見通しだ。

 ほほう。(^^;)


【2007.9.25 レポートのご紹介】

■Trends in photovoltaic applications.
 
Survey report of selected IEA countries between 1992 and 2006
 
http://www.iea-pvps.org/products/rep1_16.htm PDF file (5567 kB)

  37ページ (約5MB) に及ぶ、太陽電池の応用に関する
各種統計レポートです。

 

 と○しま先生、感謝です!


【2007.9.24 秋分の日(振替休日)】

【2007.9.21 記事のご紹介】

太陽電池、大増産時代に突入
 薄膜系が一気に躍進 日本勢は2010年に3700MW
          (2007年9月5日付 半導体産業新聞) M田様、感謝です!


【2007.9.21 講演会です】

 先日ご案内しました講演会出席にて、終日出払って
おります。申し訳ございません

  


【2007.9.20 2007年電気化学秋季大会】

会場(大岡山)
N会場
なぜか Dyesol ネクタイ
今日の特別講演
司会です

 やはりと言うべきか? 高分子討論会:瀬川研・渡邉研・早瀬研・松下研、
金属学会:箕浦研といった調子で他の学会と会期が重なったせいもあって、
発表件数はここ数年来最も少ない(寂しい!)色素電池セッションだった
ものの、蓋を開けてみれば立ち見満席状態の聴衆に囲まれておりました。
こう言うと怒られてしまいますが、光触媒とは抱える背景が違いますな。。。


【2007.9.19 2007年電気化学秋季大会】

 1N05〜1N08&1N25〜1N29 座長(内田)他、関連発表数件。
第56回高分子討論会(名工大)でももう一人の内田君(日大)が
連名で発表予定 >頑張ってね〜。


【2007.9.18 Sorry】 busy

【2007.9.17 敬老の日】
【2007.9.16 DSC-IC2007】成田→仙台

 会議の疲れもなんのその。仙台に着くや、速攻で SUGO へゴーッ!
年に1度のフォーミュラニッポンです。1時間あまりで直ぐに帰って
きましたが。。。


 ドライバーの一人はあのミハエル・クルムでした。夫人は元プロ
テニスプレイヤーの伊達公子。実は昨年、PE2007 の会議へ移動中、
オーストリア空港で彼らを見かけたことがあります。ちょうど飛行
機の中で早瀬先生の真後ろに座っていたとか、いないとか。世の中
狭いですねぇ。
スクープ写真

【2007.9.15 DSC-IC2007】移動日、機中泊
【2007.9.14 DSC-IC2007】visit EPFL, mini-symposium
【2007.9.13 DSC-IC2007】DSC-IC
【2007.9.12 DSC-IC2007】DSC-IC 発表日
【2007.9.11 DSC-IC2007】DSC-IC
【2007.9.10 DSC-IC2007】visit SPF
【2007.9.9 DSC-IC2007】 出発, 成田→チューリッヒ
【2007.9.8 平和な土曜日?】仙台→東京

 こんなこと書いている暇があったら、さっさと mini-sympo のスライドを
何とかしたいところですが、現実逃避モードです。どうする>30枚!(滝汗)


【2007.9.7 記事のご紹介】

大学での「学び体験」が子どもの探求心を呼び覚ます!
             (2007年9月16日 サンデー毎日 p96)

 
シナジー効果、、、by 宮坂研


【2007.9.7 ミニシンポジウム at EPFL】

 あ゛ーーーっ、ちょっと、私訪問するだけで人前で発表する予定は
無かったんですけど。(涙目)

>Date: Fri, 7 Sep 2007 00:11:31 +0900
>To: uchida@rcast.u-tokyo.ac.jp
>From: K Kalyanasundaram <k.kalyanasundaram@epfl.ch>
>Subject: Title and abstract of your talk at the EPFL Mini-Symposium., Sept 14, 2007
>
>Dear Prof. Uchida:
>
>As a satellite event of the DyeSol Solar Cell conference of St. Gallen, Switzerland,
>we are organizing here at the Swiss Federal Institute of Technology at Lausanne
>(EPFL) a half-day mini-symposium on Dye-Sensitized Solar Cells on Friday
>14 September 2007, starting at 14.30 hrs.
>
>As informed earlier by Prof. Michael Graetzel, we would like to invite you and
>Prof. Changsheng Deng to give one of the planned talks in this mini-symposium
>(duration 30 min plus 10 mins for discussions). We would appreciate much if you
>can send us as soon as posisble a title and a brief abstract (1-2 paragraphs) of
>your presentation at this mini-symposium.
>
>We take this opportunity to inform that a guided tour of our laboratory is being
>organized by Mr. Marc Baudois of DyeSol/Greatcell SA prior to the mini-symposium.

 今から新たなネタでスライド30枚って、トホホ...


【2007.9.6 2年前の色素ですが... >D190】
 

 とりあえず作業は終了。体裁は取り繕ったのですが、私の腐った
頭では把握しきれない内容が多々。ん〜。

 右は 2005 年の電気化学会(千葉大)で既に発表済みのスライド
の1つです。DSC と有機薄膜電池を一体化したような構造で、全固
体型・ヨウ素フリー
の太陽電池。当時なら、まずまずのレベルで評価
されたはずの結果だと思うのですが、諸事情でそのまま埋もれており
ます。ああ、もったいない...

  
 色素増感型有機薄膜太陽電池 
(Working area = 1 cm2)

【2007.9.5 2年前の色素ですが... >D205】
 

 ただ今、かなり焦りながらスイスの会議の準備中。(汗)
発表最後のスライドに右を予定。当日はモザイク無しということで、
公開してよろしかったんですよね!?

 未だに“h 様”の遺産で食い繋いでいるくろっぺでした。はは。

  
最高値更新です

【2007.9.4 記事のご紹介】

 グレッツェル先生も出ています。

■Tapping The Sun(太陽を捉えろ!)
 Basic chemistry drives development of new low-cost solar cells

 (2007年8月27日付 Chemical&Engineering News)
 http://pubs.acs.org/cen/coverstory/85/8535cover.html

  


【2007.9.3 あと1週間】

 ■DSC-IC 2007(色素増感太陽電池の工業化国際会議)


 追加情報【3】 いくつかのハイライト講演


【2007.9.3 論文紹介】

 たまたまお知らせが案内が回ってきたのでご紹介致します。Dye Collection の
集録漏れ、まだまだあります。ポルフィリン系もなんとかしないと... _| ̄|○

 ■Review of Recent Progress in Dye-Sensitized Solar Cells
  
Fan-Tai Kong, Song-Yuan Dai, and Kong-Jia Wang
  Advances in OptoElectronics Volume 2007, Article ID 75384, 13 pages
  http://www.hindawi.com/a75384.html


【2007.8.31 名前長いよ】

 しばらく前にご紹介致しました KIST の色素増感太陽電池国際会議に関する現地
フォトレポートが届きましたのでお知らせ致します。関連の学生含めて参加者200名
あまりと、まずまず大盛況だった模様。

The 1st KIST Forum on Pioneers in New Concept
Solar Cells The 2nd Korea-Japan Bilateral Joint
Workshop on Dye-sensitized and Organic Solar Cell
□第1回新コンセプト太陽電池の開拓 KIST フォーラム、並びに第2回
 色素増感・有機系太陽電池に関する相互ジョイントワークショップ
日時:2007年8月30日、31日  場所:KIST、ソウル(韓国)



 KW家様、ありがとうございました。 


【2007.8.30 申し訳ない】
【2007.8.29 申し訳ない】
 busy
【2006.8.28 あと2週間】

 ■DSC-IC 2007(色素増感太陽電池の工業化国際会議)


 追加情報【1】 公式晩餐会のご案内他
 追加情報【2】 グレッツェル研見学ツアーのご案内他
←私のところに来てないんですが...

Visit to EPFL (9月14日、要予約)
 Dyesol and EPFL are hosting a tour of Professor Graetzel's laboratories
at EPFL Lausanne on Friday 14th following the DSC-IC conference and
NanoEurope Fair. Bookings are essential. Please contact Ken McKeen
directly on conference@dyesol.com if you haven't yet registered for this
tour. Accommodation in Lausanne will be arranged for those needing
assistance. A casual dinner will be held on Friday night in Ouchy for those
staying over in what must be Switzerland's most pristine environment.

 KW家様、感謝です


【2006.8.27 まだ先ですが】

 内田本(?)第2弾、、、を目指して、ただ今データ整理中。「色素コレク
ション
」に HOMO-LUMO 軌道図を追加して本に載せるべく、鋭意計算中です。
御希望・不備等ありましたらぜひともお知らせ願います。

■Dye Collection for DSSC 2008(仮題)
 〜
色素増感太陽電池の色素データ集〜
 監修:内田 聡、藤沢 潤一(東京大学)
 発行:シーエムシー出版
 体裁:B5判 約100頁/発刊予定 2008・2月下旬(予定)

N3 dye(計算例)


【2006.8.24 講演会のお知らせ】 F原先生、お知らせありがとうございました。

■第57回錯体化学会討論会「錯体化学会国際賞受賞講演」
 マイケル 
グレッツェル教授(ローザンヌ工科大学)
 
"Coordination Compounds for Light Energy Conversion"

  

 http://sakutai.ims.ac.jp/jscc/index-j.html
 
主催:錯体化学会
 日時:2007年9月27日(木)9:30-10:30
 場所:名古屋市公会堂


も1つ。詳細不明

■Plastic & Thin Film Photovoltaics 2007
 日時:2007年12月6-7日
 場所:Prague, CZECH REPUBLIC
 http://www.intertechusa.com/conferences/conferenceDetail.aspx?displayDetail=overview&WCID=272


【2006.8.23 記事のご紹介】

■総合商社 太陽光事業を強化
 住商 原料調達先を拡張へ、 伊藤忠 製造から販売、一貫で
  (2007年8月23日付 電気新聞4面)

 
by と○しま先生


【2006.8.23 とある博士論文】

 修士の学生の中間発表を聴きに、本郷キャンパスへ行きました。会場と同じ
フロアに図書室があったので立ち寄ると、偶然とある博士論文を発見! 日本人
としては初めて「
色素増感太陽電池」そのものを研究課題として取り上げた、
貴重な資料です。今や押しも押されもせぬ、DSC研究者の草分け。

 さて、いったい誰でしょう?(笑)

5号館図書室にて
2000.3.26 提出
日本初
鋭く指摘
間違い探し

>Date: Wed, 22 Aug 2007 09:53:54 EDT
>Subject: お恥ずかしい限りです。
>To: uchida@rcast.u-tokyo.ac.jp
>
>内田先生
>
>いやあ、D論、見つかっちゃいましたか。今となっては、レベルが低くて、誠にお恥ずかしい限りです。初めて、
>しかも一人きりで書いた割には、よく出来ているということにしておいてください。当時は周りに Gratzel
>セルを知っている人も居なくて、大変でした。色素増感型太陽電池の日本語総説もほとんど無かったですし。
>頼みの綱は、
ララ・サンシャイン計画でした。
>
>ではまた、失礼します。


 いえいえ、どう致しまして。圧倒的に恥をさらしていたのは私の方です。(^^;)


【2006.8.22 講演会のご案内】

 東大移籍以来、諸事情により公表を控えておりました自分関連のアクティビティー
ですが、どうやら解禁されたようなのでご案内致します。
↓ちょうど電気化学会の翌日です

■太陽電池セミナー
 日 時:2007年9月21日(金)
    13:00〜16:30(セミナー)、16:30〜18:30(懇親会)
 会 場:アルカディア市ヶ谷 私学会館
 定員 80名(先着順受付)
 企画・主催:グローバルネット株式会社

  

  
http://gncnet.jp/semi2/

・太陽電池市場の動向と展望(13:00〜13:50)
 〜シリコン・太陽電池の需給状況と次世代太陽電池の需要予測〜
  講師:濱本 賢一 氏
・色素増感太陽電池技術の現状と課題(13:50〜14:40)
 〜産学共同研究による課題の解決に見る次世代太陽電池〜
  講師:内田 聡 氏
・CIGS系薄膜太陽電池の現状と課題(14:50〜15:35)
 〜宇宙開発用として注目されるその優位性と応用の展望〜
  講師:川北 史朗 氏 
・有機薄膜太陽電池の製造装置(15:40〜16:25)
 〜製造装置の革新による太陽電池産業の展望〜 
  講師:松本 栄一 氏


【2006.8.21 記事のご紹介】

■新日鉄、太陽電池素材に参入・2010年にも新工場
  (2007年8月19日付 日経新聞1面&日経ネットweb)
  http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D1800M%2018082007&g=S1&d=20070819

・“製鉄技術を使い純度を落とした太陽電池専用の多結晶シリコンの製造手法を確立”(紙面より抜粋)
・なお紙面ではJFEスチールほかの他社動向も掲載

 
by と○しま先生


【2006.8.20 とりあえず】

 現場復帰。しぬ... (泣)

 というわけで、話に脈絡無いですが某月某日(ということにしておく)、DSC
の研究開発状況を探るべく
台湾を訪れました。

 、、、驚きましたね。やばいです、負けてます!
設備面において、日本の
大学は完全に負けています
!! 半自動式のスクリーン印刷機が2台、LCD用
の電解液自動注入システムが2台、UVキュア用のベルト式露光器が1台、etc.  
電気炉多数、ならびにそれらを適切に配置したスペースと整ったダクト類。実験技
術も、セファデックスによる色素の精製を始めとして、そこかしこにグレッツェル
研方式を散見。

 もはや彼らに足りないのは経験だけ。あと1〜2年もすれば、我々の(*大学レ
ベルの話ですが)優位性もほとんど圧縮されて無くなってしまうことは間違いない
でしょう。もうね、こちらお金が無いとか旅費がどうこう言ってる場合じゃないで
すな。

今お騒がせの AirChina
ITRI
熱烈歓迎?
講義中
DSC特集号
研究室の皆さん
ホテルにて
夜景
田舎の校舎で発見
旧日本式家屋

 町並みは自分が想像していた以上に大都会でした。それでいて田舎は自然が豊富。
基本的に親日派が大多数なので、滞在中はどこへ行っても非常に安心して過ごすこ
とができました。戦前51年間ほど日本の占領統治下(災難?)にあったわけですが、
今なおそこかしこに日本が敷設したインフラや家屋がそのまま残されており、また
若い人も含めて少なからぬ人々が片言ながら日本語を話されている様子に複雑な思
いをしつつ、いろいろと深く考えさせられた次第。

 一緒に仕事するなら、こういうとこがいいな...


【2006.8.17 新刊本のご紹介】

 発刊までまだ少し時間ありますが、一応御紹介。シリコン系/化合物系/
有機系の垣根を越えた太陽電池の総覧です。色素系は意図的にメーカーの方
に執筆をお願いしましたが、一部グレッツェル先生からも御寄稿頂いており
ます(執筆、川田氏)。

 定価8万8千円はこの業界で最高値でしょうか? 個人では入手難しいと思
われますが、予約の場合は少しだけ安くなりますので、ご興味ある方はぜひ
どうぞ。

最新 太陽電池 総覧
〜All About Solar Cells ― from Semiconductors to Dye-Sensitized 〜
 シリコン系・化合物半導体系・有機系(有機薄膜・色素増感)

・監修:産業技術総合研究所 豊島 安健、東京大学 内田 聡
・発行日:2007年9月末日
・価格:88,200円(税込)
  
予約特価:74,970円(税込)※9月30日まで
・体裁:B5判,450ページ(予定)
・出版:技術情報協会
 http://www.gijutu.co.jp/doc/b_1391.htm(仮HP)

 ご協力頂きました皆様方に深く感謝致します。


【2007.8.16 速報です】

 グレッツェル先生、The Harvey Prize 2007(イスラエル)
受賞の模様。って、御本人からメールが。(^^;)
おめでとうございます!

 

 あのぅ、もしかして賞金$75,000??

【2007.8.15 記事のご紹介】

 ■誘致は東国原知事効果? 昭和シェルが太陽電池工場 
          (2007年8月15日付 asahi.com)
  http://www.asahi.com/business/update/0815/SEB200708150009.html

 ■世界最大級の太陽電池工場、昭和シェルが宮崎に建設へ
          (2007年8月15日付 YOMIURI ONLINE)
  http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/ke_07081601.htm

 ■太陽電池新工場を建設 昭和シェルソーラー
          (2007年8月15日付 宮崎日日新聞)
  http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=1132


【2007.8.14 お休み】
【2007.8.13 お休み】

【2007.8.10 ごめんよ〜】
 busy
【2007.8.9 不都合な**】

 DVD 買いました。言わずと知れたアル-ゴアの映画。豊田さんお勧め。(^^;)
私、実はこれを見てハードカバーの本まで買ってしまいました。
論評
いくつかありますが、どれも的を得ていると思います。自称
“私は環境
問題に高い意識を持っている”
つもりになっている先生方々に、ぜひ見
て頂きたい映画。

 正直、私も単なる選挙活動の一環か?くらいにしか思っていなかった
のですが、凝ったプレゼンテーションが次々と繰り出されて結構楽しめ
ます。と言うより、初めて見た時はかなり感動しました。研究室でも一
時期かなりブームとなりました。はい。

 


 昔、ゴアを実際に呼んで日本のバラエティ番組でも取り上げられたことがありますが、
その大部分を YouTube で見ることができます。“金がない”方は頑張って探してみてください。
【2007.8.8 ごめんよ〜】

 busy


【2007.8.7 記事のご紹介】     

球状太陽電池量産へ クリーンベンチャー21 10月に稼働
          (2007年8月7日付 電気新聞4面)

 #落下中に種結晶を打ち込む手法を採用したとのこと
by と○しま先生

 


■太陽電池のシリコン不足、高騰・・・使用削減 メーカー工夫
          (2007年8月3日付 YOMIURI ONLINE)
 http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20070803ke01.htm

【2007.8.6 瀬川研】

今日の写真(深い意味なし)


【2007.8.3 記事のご紹介】

2013年以降は薄膜太陽電池が主流に,シャープ(要登録、無料)
          (2007年8月2日付 日経BP, Tech-On)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070802/137373/
 (前略)濱野氏は「2020年までは薄膜Siで行ける」という見通しも示した。
 その後は色素増感型などの新しい太陽電池に期待しているようだ。


色素増感太陽電池で新たな前進、
 Ohio大学が新複合材料を開発
          (2007年8月2日付 EETIMES Japan)
 http://www.eetimes.jp/contents/200708/23167_1_20070802205753.cfm
 (前略)優れた電子移動度を確保する。その後、このナノワイヤーとナノ粒子
 を混ぜ合わせて、安価な基板のTiO2膜上に成膜する」と説明した。


【2007.8.3 講演会のお知らせ】

■「応用物理」創刊75周年記念事業
 暮らしを支える科学と技術展 -世界を変える応用物理-
 http://www.jsap.or.jp/jsap75/event_plan.html
 会期:8月3日(金)、4日(土)

 テーマ展示Iに「プラスチック色素増感太陽電池の開発(桐蔭横浜大学)」があります。って、今日じゃないですか!!


【2007.8.2 太陽光観測】

 某月某日(ということにしておく ^^;)、英弘精機さんを訪問しました。目的は
各種太陽光スペクトルの測定に関する打ち合わせ。主には直達光と散乱光の違い・
比率について。先日のソーラーカーレースで持ち込んだ分光放射計(LS-100)も、
ここの装置です。

テクニカルセンター
分光放射センサー
熱量センサー
小型熱量センサー
回転式日射計
基準光源 NIST Lamp
太陽光追尾装置
追尾中(動画 25MB)
各種センサー
精密赤外放射計
赤外放射計
UV-A, B 放射計

 お陰様で、かなーり勉強になりました。いろいろありがとうございました。m(--;)m


【2007.8.1 記事のご紹介】

将来の発電システム新展開
 「太陽光」核にステップ(第2部「地球環境特集」)
          (2007年7月31日付 日刊工業新聞16面)

天然資源の使い捨て見直し 世界の砂漠に太陽光発電
          (2007年7月31日付 日刊工業新聞19面)

太陽光業績に明暗 原料のシリコン、安定調達がカギに
          (2007年8月1日付 電気新聞4面)

 原料調達は今年度も厳しい模様。と○しま先生、ありがとうございました。


【2007.7.31 記事のご紹介】

 ■クリーンベンチャー21が球状Si太陽電池を07年秋に量産へ
          (2007年7月13日付 「EE Times Japan」ニュース)
 http://www.eetimes.jp/contents/200707/22205_1_20070718130827.cfm
 株式会社クリーンベンチャー21

 


 #たしか、シリコン球はフォトワットから購入することにしたはず・・・
  http://www.fujipream.co.jp/top/img/20070112%20kyuujousiliconkyodoukaihatsu.pdf

 (NEDOの成果報告会だから、量産を始めると言わざるを得なかったのか?)by ...


【2007.7.30 ラ・ラ・サンシャイン計画再び(2)】

 来年の参戦を目指して、私も「ワールドソーラーカーラリー2007 in 秋田」を
下見に行きました。参加人数を始めとして会場を包む緊張感等、10年前とほぼ
変わらず。

 正直、この先ほんとうにDSCパネルで参戦できるのか? かなり不安はありま
すが、無謀承知の上で我々10数人、覚悟を決めました。とある方面の全面的な
理解を得て、今回は予算もン百万円の単位で確保致しました。

 私が予算配分を決める立場だったら、へたなレポート(失礼!)と引き替えに
助成金をばらまくよりも、こうした活動に惜しみなく税金を投入したいと思います。
モノ作りを通して得られる創造力、他者との協調、達成感 etc.、お金には決して
代え難い貴重な人材育成ができます。くどいようですが、報告書を提出すること
よりレースでスタートラインに着くことの方が100倍難しいですから。

 今年参加したチームは
この人達です。車開発の困難はもちろんのこと、決して
お安くはない車体の資金調達、活動に対して周囲の理解を得るための説得等々、
大変だったと想像致します。彼らの勇気と努力に敬服致します。

朝焼け
八郎潟目指して
スタートライン
8時開始
へろへろ
その名の通り
見渡す限り田んぼ
3億円の燃料電池Car
展示Car
コックピット周辺
聡一郎
黄金のメンバー

 サービスムービー(100MB) & 地図(仙台→八郎潟)


【2007.7.27 ラ・ラ・サンシャイン計画再び(1)】

 あれから10年! 伝説の極秘プロジェクト「ラ・ラ・サンシャイン計画」
に懲りもせず、我々(誰?)完全プライベート&ボランティア主体で再び
ソーラーカーレースに挑むことに決めました。無論、太陽電池パネルは
色素増感型です!! 今まで太陽電池から自作してレースに参加したチー
ムはまだ無いだろ?
(ニヤリ)

 期限は今からあと1年。一昨日より既に先発隊メンバーが現地の光量
計測に出かけております(ご苦労様です)。

■WSR(ワールドソーラーカーラリー)大会
       公式ページ http://www2.ogata.or.jp/

 2007.7.25(水)
 
フォトリポート1 
 
フォトリポート2 
 
フォトリポート3 
 
フォトリポート4


 
若気の至り丸出しで(挫折と愚痴こぼしと幼稚な思考、おまけに表情暗いし...)顔から火が
出るくらい恥ずかしい過去のページですが、敢えてそのまま公開致しました。病んでたなぁ。
ほんと、今幸せ(忙しいけど)。


【2007.7.26 応用物理学会】

■第68回応用物理学会秋季学術講演会(北海道工業大学)
 
http://secure1.gakkai-web.net/gakkai/jsap_pro/index.html

 色素増感と有機薄膜PVだけ抜粋してリストしました、いや、していただき

ました。(^^:)
 有機薄膜系は産総研の當摩先生&斉藤先生コンビが7件と気を吐いています。

 Program 

 にしても、使えるリストありがとうございました > と○しま先生


【2007.7.25 記事のご紹介】

■トヨタ自動車は、プリウスを生産している堤工場に 
 定格出力約2MWの太陽光発電システムを導入すると発表。
        (2007年7月24日 日経新聞11面) by と○しま先生

■トヨタ自動車、生産面での環境対応強化に向けて、
 「サステイナブル・プラント」活動を開始
        (2007年7月23日 トヨタ自動車プレスリリース)
 http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Jul/nt07_0707.html



Dyesol Meets Major Defence Project Milestone
        (2007年7月24日 Dyesol社プレスリリース)

 Dyesol 社はオーストラリア防衛省の第5期マイルストーンに当たって、フレキシ
ブルなソーラーパネルをデモした。(以下略)

 そうそう、Dyesol 社主催の例のスイスでの会議
DSC-IC2007 ですが、プログラム
が公開されています。と言うかですね、これ見た時驚いたのですが、いつの間にか
講演者に自分の名前が載ってて(←身に覚えが無い)、しかも発表内容も“Progress
in non-Ru dyes”とか、指定されておりました。ど、どうする?(汗)
日本からは御大、小柳所長@CCIC、池上先生@桐蔭横浜大、くろっぺの4名がエントリーしています

 Program 

 有り難い話ではありますが... Tohoku Univ. になってるし... 旅費が...(ブツブツ)


【2007.7.24 Theodor von Grotthuss】

 ヨウ素電解質のキャリヤ輸送機構(グロッタス機構)でおなじみの
Theodor von Grotthuss、光化学の第一法則にも出てくる人なんですね。

【光化学第一法則】
入射した光のうち、吸収されたものだけが反応に関わる。別名
Grotthuss-Draper の法則。

  
   

Theodor von Grotthuss
東工大から取り寄せた原文
【光化学第二法則】
光の吸収は光量子単位で行われ、1個の分子が1個の光量子を吸収し、それにより1個
またはそれ以下の分子が反応する (このとき、分子が反応する確率を量子収率、ま
たは量子収量という)。別名 Stark-Einsteinの法則。 光当量則とも呼ばれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/光化学
http://en.wikipedia.org/wiki/Theodor_Grotthuss

 おおお、豊島先生さすがです。勉強になりました!


【2007.7.23 2007年電気化学秋季大会】

 電気化学会のプログラムが公開されました。色素電池関連は S2「光電気化学の
新展開」
N会場です。ポスターは無し。ん? 今回のエントリーは僅か30件です!
都内だと言うのに、さびしー。かと言って有機薄膜系が増えたでもなく(ゼロ件です)。
興味の場が日本化学会にシフトした感じでしょうか? 代わりと言っては何ですが、
一時期かなり衰退していた光触媒が復活した様子。

2007年電気化学秋季大会

 あああ、迷った挙げ句に発表を見送った立体電極ネタ、2N04 で早瀬先生がエントリーされてる。トホホ...


【2007.7.20 論文紹介】

■Efficient Tandem Polymer Solar Cells Fabricated by All-Solution Processing
 (全溶液法にて作製した高効率タンデムポリマー太陽電池)
 
Jin Young Kim, Kwanghee Lee, Nelson E. Coates, Daniel Moses, Thuc-Quyen Nguyen,
 Mark Dante and Alan J. Heeger, Science, 317(5835), 222-225 (2007)
 http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/317/5835/222

 


 ヒーガー(USA)ら、新たに亜酸化チタン TiOx 層を取り入れたバルク-
ヘテロ接合形のタンデム有機薄膜太陽電池で記録更新
6.5% (at AM1.5, 1sun)
N2 雰囲気下で 3500h, N2 雰囲気かつ光照射下で 100h の動作を確認。

Single cell: JSC = 10.8 mA/cm2, VOC = 0.63 V, FF = 0.69, η= 4.7%
Tandem cell: JSC = 7.8 mA/cm2, VOC = 1.24 V, FF = 0.67, η= 6.5%


【2007.7.19 AIST 報告会2】

 以下、取り消し&訂正。<製造時> におけるエネルギーペイバックタイム
多結晶 Si では 2 年(下図左)。なるほどぅ。ご指摘ありがとうございました。
*太陽電池を製造するのに要したエネルギーを自ら発電することによって取り戻す年数

 ここ最近は技術の進歩により (?) エネルギーペイバックタイム, EPT がかなり
改善されて、多結晶 Si では 2 年!という試算結果が報告されていました。個人
レベルではとても実感できませんが、大規模発電ならありえるのかもしれません。

EPT試算例
エネルギーコスト試算例

 ちなみに右図は年頭に放映されたTV特集の中の1コマですが、番組内では
15 年と見積もっていました。平均的な家庭で使用される電気料金(11万円/年)
で割り算しますと、実に40 年分!に相当します。

 
問い合わせがあったので敢えて書きますが、こと色素増感太陽電池に限って言えば、開発の進捗状況は
NEDO あるいは AIST 報告が全体の動向を反映しているわけでは決してありませんので、お間違いなく。
と言うよりご安心下さい。(^^;)


【2007.7.18 AIST 報告会】

 
(独)産業技術総合研究所太陽光発電研究センター・成果報告会

日本科学未来館
成果報告会
満員です
質疑応答
御大
有機薄膜、大人気!
1Fのショップにて
宇宙食購入

 研究の中身はともかく、最後にメーカーの方が質疑で答えられていた「我々は
まだ太陽光発電を産業とは見なしていない」「事業所の規模ですらない」
という
お言葉が印象的でした。一般市民からは「シリコンパネルを買いたくても(海外
需要過多で)手に入らない」「国の事業はPV普及に向けて具体的に何をどう改
善してくれるのか?」という問いかけに対して、答える側は「これから皆で一緒
に考えましょう」...

 日本は次の5年間で「イノベーションと人材育成」に25兆円を投資します。
うち、太陽光・太陽熱利用技術は25テーマある中で最も重要性の高い課題の
1つに位置づけられているそうです。25兆円あったら、皆さん何に使います? (^^;)

 DSCの発電原理は(光化学反応ではなく)光物理現象です。 by 柳田祥三 おっしゃる通り。 


【2007.7.17 NEDO 成果報告会2】

 今日は今日で某所へ情報収集。

サンピアン川崎
満員です
ロードマップ
証拠写真(?)

 Sorry, 体力の限界... 


【2007.7.13 NEDO 成果報告会】

 今日は川崎におります。レポートは後ほど。

 とあるせっぱ詰まった原稿、遂に
脱稿しました。最後の2人目と予想、、、?
もう、笑えない(余裕無し)。依頼受けた方で最初に御寄稿くださった方は、
既に昨年9月頃にお送り頂いた模様。ほんと、今日までズルズルと引き延ばし
てしまい大変申し訳ございませんでした。


【2007.7.12 講演会のお知らせ】

太陽電池、LED(発光ダイオード)、有機EL…脱インジウムに向けた成膜技術と各種応用!

 ≪脱インジウムに向けた≫
透明導電膜の低抵抗・低温・大面積化と応用展開

講 師

T.静岡大学 工学部 物質工学科 准教授 奥谷 昌之 氏
U.京都大学 国際融合創造センター 教授 藤田 静雄 氏
V.東北大学 金属材料研究所 教授 工学博士 川崎 雅司 氏
W.東ソー(株) 東京研究所 主任研究員 内海 健太郎 氏
X.大阪産業大学 工学部 電子情報通信工学科 教授 鈴木 晶雄 氏
ローム(株) 研究開発本部 先端化合物半導体研究開発センター 技術主査 中原 健 氏

日 時

平成19年8月20日(月) 10:30〜16:00、21日(火) 10:30〜16:30

会 場

[東京・五反田] ゆうぽうと くれない東

聴講料

1名につき63,000円 (消費税込み、昼食・資料付き)
〔★1社2名以上同時申込の場合1名につき52,500円 〕


【講座の趣旨】 准教授 奥谷 昌之
 太陽電池のための透明導電膜として要求される条件は、1.低抵抗化による光電子の効率的な収集、
2.高い光透過性による透明導電膜自身の吸収損失の低減、および3.反射防止や散乱効果の導入によ
る入射光の有効利用、以上の3点が挙げられる。ここでは、透明導電膜として酸化スズに焦点をあて、
スプレー熱分解法による酸化スズの作製およびその
色素増感太陽電池への応用技術について述べる。


ITO代替としての透明酸化物の可能性

〜ZnO、TiO2、SnO2からC12A7まで〜

金沢工業大学 光電相互デバイスシステムR&Dセンター 教授
   博士(工学) 宮田 俊弘 先生
東京大学 理学系研究科 化学専攻 助教
   博士(工学) 一杉 太郎 先生
静岡大学 工学部物質工学科 准教授
   博士(工学) 奥谷 昌之 先生
東京工業大学 応用セラミックス研究所
   セキュアマテリアル研究センター 准教授
   博士(工学) 林 克郎 先生

・日時 2007年8月28日(火)10:30-17:30
・会場 [東京・蒲田]大田区産業プラザ6階D会議室
・受講料 1名44,100円(税込、資料・昼食代含)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき33,600円
  http://www.johokiko.co.jp/seminar_electric/AB070851.php


第3部 14:25〜15:55  奥谷 昌之 先生

 「SnO2系透明導電膜の可能性」
 太陽電池のための透明導電膜として要求される条件は、1.低抵抗化による光電子の効率的な収集、
2.高い光透過性による透明導電膜自身の吸収損失の低減、および3.反射防止や散乱効果の導入に
よる入射光の有効利用、以上の3点が挙げられる。ここでは、透明導電膜として酸化スズに焦点をあ
て、その
色素増感太陽電池への応用について述べる。


【2007.7.11 講演会のお知らせ】

★グレッツェル特許が切れる2008年を見据え、活発化しているキー部材の最新研究を紹介!
★技術面・コスト面の課題解決に! 超階層ナノ構造素子 !! 長期安定性!! 金属錯体色素!!

 

色素増感太陽電池
材料設計と評価、発電効率の向上技術 

講 師

T:(株)ダイヤリサーチマーテック 主幹研究員 酒井 幸雄 氏
U:京都大学 エネルギー理工学研究所 分子集合体設計分野 教授(工学博士) 
吉川 暹 氏
V:(株)ケミクレア つくば研究所所長兼小名浜研究所所長 
三浦 偉俊 氏
W:九州工業大学 大学院 生命体工学研究科 教授 (理学博士) 
早瀬 修二 氏 
X:宇部興産(株) 有機機能材料研究所 機能合成グループ 主席研究員 
角田 剛久 氏
 :東京理科大学 工学部 工業化学科 教授  (工学博士) 
荒川 裕則 氏

日 時

平成19年8月23日(木) 10:30〜16:00、8月24日(金) 10:00〜15:30

会 場

[東京・五反田 ゆうぽうと 5F かたくり

聴講料

1名につき63,000円 (消費税込み・昼食(両日)、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合 1名につき52,500円割引します〕


【2007.7.10 ネタ切れ】

 1年前の今日は IPS-16 でスイスにおりました。懐かし。思えば
エクスカーションで遊覧船の中、向かい合わせた瀬川先生に「フリー
になりました」伝えたのが始まりでした。その後、移籍話に展開する
とは夢にも思わず。(^^;) 

 【2006.7.10 】【2006.7.11 】に写真、大幅追加しました。よく見ると N1 色素?が...


【2007.7.9 記事のご紹介】

 ■アルバックなど製造装置大手
  液晶パネルから太陽電池シフト
        (2007年7月9日付 日経新聞9面)

 
やたら立派な例のが届きましたよ...


【2007.7.7 記事のご紹介】

■発電効率の壁破れ 太陽電池「量子ドット」従来の倍以上に
  エコイノベーション最前線(1) 筑波大、実用化にメド
        (2007年7月6日 日経新聞15面) by と○しま先生

・インジウム・ヒ素系で 7%
研究室HP http://bukko.bk.tsukuba.ac.jp/~oklab/

 





 ■日化薬が続伸、色素増感型太陽電池が材料視される
        (2007年7月6日付 株式新聞 web)
  http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/kab/070706/070706_mbiz172.html

 日本化薬 <4272> が続伸。通常のシリコン系太陽電池と異なる、色素増感型太陽電池
を開発中で、その点が材料視されているもようだ。(後略)


【2007.7.6 記事のご紹介】

 ■日本化薬 150の改革チームが中計達成に挑戦
  社長自ら3カ月ごとに進ちょく審査
        (2007年7月6日付 日経BP web)
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20070704/276780/?ST=cio

 (前略)Aプロジェクトは新事業の立ち上げ、新市場の開拓など創造的な
ものが多い。例えば「色素増感太陽電池の事業化」がそうだ。(後略)


【2007.7.6 原稿募集のご案内】

■第39回論文特集号『光のかかわる電気化学:ナノマテリアルからデバイスまで』のご案内
 テーマ:「光のかかわる電気化学:ナノマテリアルからデバイスまで」
 キーワード:半導体電極,光触媒,色素増感太陽電池,光エネルギー変換,環境浄化,
       エレクトロクロミック・フォトクロミック材料 
 発行:2008月2月号(Vol.76 No.2)予定
 
http://www.electrochem.jp/info.html#0724
 原稿〆切 2007年
7月31日(火)*延長されました

 
↑初耳でしたヨ。(笑)


【2007.7.5 講演会のご案内】

■第3回 有機太陽電池シンポジウムのご案内
 主題:「有機薄膜太陽電池−新材料、新素子構造、理論−」
 日時:2006年7月16日(月)-17日(火)、9時30分〜18時00分
 場所:京大会館 京都市左京区吉田河原町15-9
    TEL (075)751-8311(代)  

 
オーガナイザー:吉川 暹
(参加申し込み先:〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
 京都大学エネルギー理工学研究所  吉川暹研究室 
 藤田昌子 E-mail: neneriki@iae.kyoto-u.ac.jp Fax: 0774-38-3508)

  


【2007.7.4 仮説】
 

 原稿執筆中、必要に迫られて計算したのが右図。
ITO/PET フィルム上に TiO2(P25)粒子を塗布し、曲率半径 5mm
で折り曲げた時に、粒子間にできる? 隙間を見積もったもの。

 詳細は省きますが、結論から先に言いますと僅か 0.0004nm
電子の拡散長どころか、ゆらぎ程度の距離しか移動しないことにな
ります。

 従って、粒子間の分散が理想的でかつ均質に塗布する技術があれ
ば、金箔がそうであるように、基板へは分子間力のみできっちりと
付着できることを意味しています。実際、我々が4年前に披露した
スプレー塗装による酸化チタン電極は、今なおしっかりとフィルム
に張り付いております。 *今日はK家様に感謝 (^^;)


【2007.7.3 mu-】

 掲示板に書き込みがあたので一部掲載。ご参考まで。

  • 2006.6.23 SHARP, Black dye で効率 11.1%(AM 1.5, 100mW/cm2, AIST評価)を報告
    Y. Chiba, A. Islam, Y. Watanabe, R. Komiya, N. Koide and L. Han,
    "Dye-Sensitized Solar Cells with Conversion Efficiency of 11.1%"
    Jpn. J. Appl. Phys., 45 (25), L638-L640(2006)
    http://jjap.ipap.jp/link?JJAP/45/L638/
    Area=0.219cm2, VOC=0.736V, JSC=20.9mAcm-2, FF=0.722
     
  • 2005 EPFL, N719 dye で効率 11.18%(AM 1.5, 100mW/cm2を報告
    Mohammad K. Nazeeruddin, Filippo De Angelis, Simona Fantacci, Annabella Selloni, Guido Viscardi, Paul Liska, Seigo Ito, Bessho Takeru, and Michael Graetzel
    J. Am. Chem. Soc., 127(48), 16835 (2005).
    http://pubs3.acs.org/acs/journals/doilookup?in_doi=10.1021/ja052467l
    Area=0.158cm2, VOC=0.846V, JSC=17.73mAcm-2, FF=0.745

  • 2004.4.21 Z-910 dye で効率 10.2%(AM 1.5, 100mW/cm2を報告
    P. Wang, S. M. Zakeeruddin, J. E. Moser, R. H-Baker, P. Comte, V. Aranyos, A. Hagfeldt, M K. Nazeeruddin and M. Graetzel,

    "Stable New Sensitizer with Improved Light Harvesting for Nanocrystalline Dye-Sensitized Solar Cells",
    Advanced Materials, 16(20), pp.1806-1811 (2004).
    Area=0.158cm2, VOC=0.777V, JSC=17.2mAcm-2, FF=0.764

 マジ忙しい...


【2007.7.2 記事のご紹介】

 ■太陽電池世界2位 独「Qセルズ」日本進出
        (2007年7月1日付 日経新聞)

 ■Q-Cells AG opens branch in Japan
        (2007年6月27日付 Q Cells Inc. プレスリリース)
  http://www.q-cells.com/cmadmin_2_1519_0.html

 
by と○しま先生