組織委員長 柳田 祥三(阪大教授) |
カバーデザイン くろっぺ |
【2003.7.25
!!!】 (株)フジクラ 昭和電工(株)
感動した!いや、もっとマシな表現がありそうな気もするけど感動した!
すごいぞ >
アイシン精機&豊田中研。見れ↓
ポスター発表の連名者が 19
名というのも、今日の発表を見たら納得でした。
切れることのない人集りの山。セルの完成度もすばらしかったですが、耐久テス
ト 200 日の結果、並びに結晶シリコン電池パネル(conventional
crystalline-
Si
Module)と比較して実際の発電量を測定した結果などが示されておりました。
そう、光量 100mW/cm^2
下ではエネルギー変換効率は低いかもしれませんが、
実際に屋外で発電量を比べた場合、晴天雲天いずれの場合でも
DSC の方があら
ゆる時間帯で結晶シリコン太陽電池を上回っておりました。
ん、間違いじゃないかって?
結晶シリコン太陽電池を上回っておりました
*(誤)あらゆる時間帯で→(正)ほぼ半年を通じて
*面積の異なる
1kW?モジュール同士での比較にて(推定)
展示は今回(と奈良?)がもしかして最初で最後になるかもしれない、という
お話で、大変残念です。それにしても良いもの見させて頂きました、ありがとう
ございます。企業はいい成果が出ると、なかなか公表してくれませんもんね。ウ
チの大面積 Flexible
セルも、4月時には“自由に触って御覧下さい”状態だっ
たのに、今回は出展ダメ言われてしまいましたし。気を遣って Poster
発表わざ
わざ1番にしていただいたようですが、御期待に添えず申し訳ありませんでした。
(いろんな面で損してるよな〜:愚痴)
デモセルを見せて頂いた会社は他にも(株)フジクラさん、昭和電工(株)さ
んなどなど。今回のイベントに合わせて新聞発表等なされたようで、盛り上がり
も最高潮でした。
写真、少な目でごめんなさい。実はポスター説明があまりにも rush
で、他の
方の発表を見る時間が全くありませんでした。御紹介できなかった皆様、御挨拶
できなかった皆様、ゴメンナサイ。でも、これは私だけではありませんね。持ち
時間2hもあったのですが、どこのポスターも空いているということありません
でしたし、そこかしこで「名刺、切らしてしまった」声が聞こえておりました。
私も余裕を持ってン十枚用意したのですが、あっと言う間に...。
説明が遅れましたが、本会議のポスター発表件数は最終的に
40 件、参加者は
200
名を越える事実上“世界最大の色素増感太陽電池会議”となりました。
内容の濃さからしても、これ以上のものはしばらくないと確信します。大成功の
うちに終わったわけですが、これもひとえに組織委員長の柳田先生の御人柄なら
ではと言えるでしょう。先生、ならびにスタッフの皆様方、どうもありがとうご
ざいました。
あ、そうそう。グレッツェル先生は New Record Cell
のデータを持ち込んで
きました(内部情報で前から知ってましたけど)。10.58%
at 1 sun。1/2 sun
なら 10.73%、1/10 sun でも 10.30%! ポイントは:
(1) 従来の 15 nm の TiO2 コロイドから 20
nm に替えたこと
(2) Photonic crystals という表現で酸化チタン膜を光閉じ込め構造に
したこと(16+4 μm)
(3) TiCl4 処理
(4) 色素は Z-907、、、ではなく N719
(5) AR コート
な〜どなど。気になる測定条件についても、ちゃんと公開してましたヨ。測定日
は 5/12, 2003。詳しくは今年の JACS 見られたし。IPCE @550nm
160.11%
って、マジですか?
でもね。。。
本会議で一番の収穫は別な情報でした。我々は、忘れてはいけない。上には
、、、という言葉を。色素増感太陽電池の未来は明るい。
会場レポート Photo
gallery 誰か、送ってちょうだい(笑)
いや、もう到着順にということで1つ御勘弁を。 皆様、ありがとうございました。