お友達
6月15日午前9時、梅雨入り前の蒸し暑い朝だった。いつも早くから登校している彼に続いて同僚の西野氏もやって来た。
「お早うございます」(西野)
「あれっ、そのシャツ(←いつもと違う)どうしたの?」(西野)
「ん、ああ、拾ってきたんだよ」(柳沢)
内田、ハマ子さんらは無表情で聞き流す。と、突然、西野が絶叫した。
「柳沢君、柳沢君、後ろ、後ろぉ!」
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背中から黒い“柿の種”のような物がポタリと床に落ちた。と、よく見るとそいつは素早く歩き出すぢゃないか!!! カサコソ
「家からお友達連れて来たん?」(内田)
「クソ、何でこんなことに、、、」(柳沢)
哀れ、“柿の種”はサンダルで踏みつけられてしまいました。
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