Singapore 日記 2006
DSC ワールド Asian
ツアー第三戦。着きましたよ
>シンガポール。先週のスリランカとは対照的に、想像以上に大都会でした。植生は同じなのに“どうしてこんなに?”と思うくらい、繁栄して活気に満ちあふれた都市です。地下鉄はちょうど“御堂筋線を新しく整備したらこうなるだろう”という表現がピッタリの(失礼)、綺麗でハイテクな作りでした。システムは明電舎、車両は三菱重工だとか。なっとく
夕食は中華街、帰りがけに街を散策。タピオカ入りミルクティー、絶品。
宿泊はキャンパス内のビジター's
ハウスでした。さすがIT先進国、キャンパス内は全て無線LAN対応になっていました。
街並み 街角 チケット売り場 地下鉄構内
地下鉄車内 そのまんま うまー 部屋にて
【2006.6.21(水)曇り】
シンガポール国立大学(NUS)ですが、色素増感太陽電池関連でここを訪れたのは実は私が二人目で、最初の一人は今年の2月頃、Graetzel
先生でありました。なんでも、8月に再びここを訪れるんだとか。私の知る範囲、Graetzel
先生は9月と10月に日本に来られますので、何と申しましょうか、、、タフですねぇ。
申し遅れましたが、今回のアレンジメントは NUS 現地日本人スタッフの
Dr. 藤原さん@Seeram Lab.
の御厚意によるものです(感謝)。エレクトロ・スピニング法による fine
な TiO2 ナノファイバーを取り組まれており、DSC
への応用も試みられていました。各種装置を初めとして研究室を一通り御案内して頂いたのですが、実験手法もさることながら応用展開もかなりユニークな仕事をされています。ここには日本ではあまり見掛けない、研究面での
Flexibility があります。
“エレクトロ・スピニング”ですが、適切な電場を掛けた空間の中で酸化チタンアルコキシドの液滴をゆっくり押し出すことで、蜘蛛の糸のような細いファイバーを実現します。一種の静電塗装のような感じ、古くて新しい技術です。目視では全く見えないナノファイバーですが(あたりまえ)、試料台はあっという間に白くなってピンセットで摘めるくらいの厚膜になります。
スケジュールは 30
分刻みでびっしりだったのですが、研究室の学生さんとワーワー議論しているうちに夜になってしまいました。
Schedule 1 海が見えます Lab. カトリーン
早! 食べ過ぎ DSC team Best scene
【2006.6.22(木)曇り】
午前、道具一式を持ち込んで酸化チタンのスプレー塗装を実演。スプレー教の信者をここでも1人、増やしました。夕方、メイン・イベントの講演会終了。手応えはまずまず(?)、英語は poor。(苦笑)
Schedule 2 Lecture Audience Spray
【2006.6.23(金)晴れ】
久しぶりの晴れ。朝からガリガリ実験。
Schedule 3
どこもかしこも清潔で治安が良く、整備された街。村上ファンドが日本からここへ逃げ出す理由もさもありなん。アジアの特異点でした、恐るべし
>シンガポール。