Seoul 日記 2008 最終更新 3月27日 00:10 (Jpn)


【2008.2.24(月)晴れ時々曇り】
【2008.2.25(火)曇り時々雨】

 というわけで、突然ですが既にソウル入りしております。てか、この日記、
実は東京に戻って続きを書いております。1泊2日のとんぼ返り。元を質せ
ば早瀬先生とか伊藤先生とか、予定されていた方々が都合悪くて私にお鉢が
回ってきた次第。題して“PV Korea 2008”御存知でしたでしょうか?>皆様

       
(Lsize)  (program)

 どんな小さな会議でもそうですが、行けば必ず収穫あります。特にこうし
た半ローカルな会議は(一応、国際会議です)敷居が低くなる分、最新の結
果がポロッと披露されたりして。
 はー、しかし大変ですな。既往の太陽電池は。中・韓の追い上げが容赦無
いですし、技術と言うよりは装置のある無しが明暗を分けるため、日本のデ
バイスメーカーにとって明るい未来はなかなか見通せないです。
 次世代型 Si 太陽電池に向けて、今から追加で大きな工場建てて頑張ると
ころもあるようですが、気付いたら韓国の方が量産先だったりして。日本製
の製造設備がバンバン導入されてますし、こうした動き、何で話題にならな
いんでしょうね?

 太陽光発電、マーケットは着実に伸びており広がりも見せておりますが、
私の印象は
「勝者無き戦い」もしくは「勝者無き繁栄」。各種 Si は無論の
こと、CIGS も厳しいですな。想像以上に高いレベルで近隣諸国が追従して
いますもの。開発の度合いを時差で表すと、半年くらい? いや、マジで。

今回はANAです
機内食
入国
金浦空港にて
入れちゃいますよ!?
ブデ・チゲでした
小柳さん
証拠写真
バンケット
DSC組
成田じゃありません
お土産はこれだ!

 前置きが長くなりましたがDSC、いい感じで無警戒です。それはそれで
チト淋しい気もしますが、既往の物理デバイスと違い、化学のセンスが必要
という意味で直ぐには手を出しにくいんだと思います。バッテリーとか燃料
電池とか、そうでしょ?あとは“その日”が来るのを楽しみに待つだけです
な...

 そうそう、日本からのもう一方のスピーカーは触媒化成工業(株)の小柳
所長です。既に多方面で実績のあるスクリーン印刷用 TiO2 ペーストの紹介
を兼ねつつ、最新のデータも披露されました。

 光散乱粒子として用いる 400C の表面を水ガラスでコートし、色素吸着を
敢えて阻害することで白度を上げる試みなど、結構面白い内容でした。GJ。
通常の市販品のパンフレットは
こちら。お問い合わせは下記小柳様までどう
ぞ。


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〒808-0027
北九州市若松区北湊町13-2
触媒化成工業株式会社
研究本部新規事業研究所
第一研究グループ
小柳 嗣雄
TEL:093-751-0285 FAX:093-751-9799
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