色素〜電池封止の作業と見学 2002/4/22(月)


 今回お邪魔した場所は(株)スリーボンドさんの仙台支店です。打ち合わせ等も含めて
約半日、電極7個ほど持ち込みまして機械によるシーリング作業を行ってきました。研究所
の方や機械専門の方も交えて、あれこれ試行錯誤しながら湿式の封止セルを作製しました。
詳しくは以下の写真を御参照下さい。

 使用したシール剤は「紫外線硬化樹脂 3052D」というもので UV を照射する前は透明
なゲル状、UV 照射(数十秒程度)後も無色透明です。加熱は要りません。以前、不定期日記で
も触れましたが多少なりともテストピースに埋め込んでアセトニトリル/ヨウ素溶液等に対す
る対薬品性・耐久性について試験したものです。試験の中身はあくまでも既にある製品の中で
作業性に適したものをスクリーニングする、いわゆる素性を調べた程度ですので封止性能を補
償するようなものではありませんが、「今すぐ試してみたい」という要望にはお応えできるか
と思います。お問い合わせは

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 株式会社スリーボンド
 〒984-0011 仙台市若林区六丁の目西町 8-8
 TEL 022-287-2905 FAX 022-390-1092
 
研究所研究企画課技術サービス 中村 恒義 t-nakamura@threebond.co.jp
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まで。十分な評価や最適化等までは行っていませんので、くれぐれも過大な期待は
寄せないよう注意して欲しいというお話でした。

1. ThreeBond さん(仙台)を訪問

2. コンピュータ制御の塗布ロボット

3. ノズル部&シリンジ

4. セルを固定する治具

5. UV 照射機

6. ベルト出口部

7. 練習1

8. 。。。

9. がやがやと

10. 電解液注入

11. 注入後、注入前(機械仕上げ)
左下は手作業による封止(汚い)

12. 自動制御によるシール剤塗布の様子
QuickTime ムービー(5.2 MB)

13. 練習2

14. 銀紙でマスクして

15. UV 照射機へ(約 30 秒)
QuickTime ムービー(1.4 MB)

16. 完成。仕上がりはまずまず文句なしかと。


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