TAIWAN 日記
2007 最終更新 8月21日
1:40
【2007.某月某日】
というわけで、突然ですが某月某日(ということにしておく)、DSCの研究開発
状況を探るべく台湾を訪れました。
、、、驚きましたね。やばいです、負けてます!
設備面において、日本の
大学は完全に負けています!!
半自動式のスクリーン印刷機が2台、LCD用
の電解液自動注入システムが2台、UVキュア用のベルト式露光器が1台、etc.
電気炉多数、ならびにそれらを適切に配置したスペースと整ったダクト類。セファ
デックスによる色素の精製を始めとして、実験系のそこかしこにグレッツェル研方
式を散見。
もはや彼らに足りないのは経験だけ。あと1〜2年もすれば、我々の(*大学レ
ベルの話ですが)優位性もほとんど圧縮されて無くなってしまうことは間違いない
でしょう。もうね、こちらお金が無いとか旅費がどうこう言ってる場合じゃないで
すな。
今お騒がせの AirChina ITRI 熱烈歓迎? 講義中 DSC特集号 研究室の皆さん ホテルにて 夜景 田舎の校舎で発見 旧日本式家屋
町並みは自分が想像していた以上に大都会でした。それでいて田舎は自然が豊富。
基本的に親日派が大多数なので、滞在中はどこへ行っても非常に安心して過ごすこ
とができました。戦前51年間ほど日本の占領統治下(災難?)にあったわけですが、
今なおそこかしこに日本が敷設したインフラや家屋がそのまま残されており、若い
人も含めて少なからぬ人々が片言ながら日本語を話されている様子に複雑な思いを
しつつ、いろいろと深く考えさせられた次第。
一緒に仕事するなら、こういうとこがいいな...